完走すること

マラソンや駅伝を見ていると、
スタートから10キロ地点あたりで、
上位グループと下位グループが、
だいたい決まってくるのがわかります。

駅伝の場合は区間ごとに選手も入れ替わるので、
多少の順位変動はありますが、
マラソンの場合、前半に下位にいた選手が、
後半から急に上位に食い込んでくることは、
めったにありませんよね。

トップでゴールを切る人は、
たいてい前半から上位グループを形成し、
ラストスパートでさらに力を見せつけます。

勉強でも似たようなことが言えると思います。

私も含めて人間は自己中心的な所があるので、
自分が頑張りさえすれば、
簡単に成績も上がると思いがちです。

確かに周りが皆サボっている中で、
自分だけが頑張っているという状況であれば、
簡単に成績は上がります。

でも実際はそんなことはありませんよね。
当たり前のことですが、
頑張っているのは皆同じです。

皆も頑張っている状況の中で、
成績を上げていくというのは、
実はとても大変なことなんです。

「頑張ったのに成績が上がらなかった」と、
テストが終わる度に嘆いている生徒は、
まずはこのことを理解しなければいけません。

確かに塾や予備校の広告では、
下位グループから短期間で、
上位グループに上がった例を目にしますが、
それは宣伝に使われるぐらい、
珍しい例であることを忘れてはいけません。

そんな何百人、いや何千人に1人の例を、
そのまま自分に当てはめるのは危険です。

大事なのは、
上位グループであろうが下位グループであろうが、
最後まで走り切って「完走すること」です。


どれだけ前半で上位グループにいたとしても、

途中で棄権してしまっては、

記録にも残らなければ自信にもつながりませんので。







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# by sawayoshi45 | 2018-01-17 23:54 | 勉強のこと | Comments(0)

苦しいときは学んでいるとき

先日、ある受験生に、
「苦しいときは学んでいるときだよ」
といった言葉をかけたら、
「じゃあ、私は毎日学んでるんだ!」と、
笑顔で答えてくれました。

辛い受験生活の中でも、
こんな会話のやりとりを生徒とすることが、
私のささやかな幸せでもあります。

人間は楽しいときよりも苦しいときに、
より多くのことを学ぶことが出来ますよね。

当たり前のことですが、
私も仕事が順調にいっているときよりも、
あまりうまくいっていないときのほうが、
いろんなことを考えます。

つまり「学んでいるとき」です。

昨日と今日はセンター試験でしたが、
きっと多くの受験生は今までの人生の中で、
今が最も「苦しいとき」だと思います。

でもこの時期を単に、
「苦しいとき」で終わらせるのではなく、
「学んでいるとき」と捉えることで、
少しは気が紛れるかも知れません。

合格不合格といった結果はともかく、
この苦しみを自分で乗り越えた人だけが、
次につながる勉強が出来る人だと思います。

ですから子供が勉強で苦しんでいるときは、
安易に手を差し伸べるのではなく、
今はたくさんのことを学んでいるときだと思い、
そっと見守るのも私たち大人の仕事ですね。

もっとも子供がまだ小中学生のうちは、
過度の苦しみを与えることが、
時には「害」になってしまうこともありますので、
多少の配慮は必要だと思いますが。






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# by sawayoshi45 | 2018-01-14 23:26 | 教育のこと | Comments(0)

受験は誰のためのもの?

その生徒はかつて「神童」とまで呼ばれ、
近所ではちょっとした有名人だったそうです。

札幌のH中学を目指して、
中学受験専門塾に通いましたが、
あまりにも優秀だったため、
塾からは全国でも難関と言われる私立中学を、
受験するよう強く勧められたそうです。

本人も親御さんも、
その気は全くなかったにも関わらず、
塾側の強い意向のもと、
彼は最難関中学向けのコースで、
必死に勉強して(させられて?)きたそうです。

塾ではトップクラスを維持し続け、
第一志望であるH中学には難なく合格しました。

本人も親御さんもそれで十分満足でしたが、
塾からは、行かなくてもいいから、
全国最難関の中学を受験して欲しい
とお願いされたそうです。

受験に必要な費用も、
塾側が全て負担するとまで言われたそうです。

もうこの時点で、
いったい誰のための受験なのか、
わからなくなりますよね。

私はその生徒と中2の途中に出会いましたが、
出会った頃の彼は、H中学でも下位の成績で、
すでにやる気も失っていました。

親御さんの話によると、中学受験後、
「疲れたからしばらく休ませて欲しい」と言って、
それきり全くやらなくなってしまったそうです。

私も1年ほど指導させてもらいましたが、
小学校で全力疾走を強いられてきた彼には、
復活する余力はもう残っていませんでした。

彼がそうなってしまった原因。

はっきりしたことは言えませんが、
「中学受験の時に無理をさせてしまったからではないか」
と親御さんは悔やんでいました。

もし受験の際、
もう少し気持ちに余裕を持ってやっていたら、
結果は違っていたかもしれません。

受験をきっかけに伸びる生徒は確かに多いです。

でも、大人の勝手な都合によって、
受験で潰されてしまう生徒もいるということも、
私たちは忘れてはいけないと思います。

受験はあくまで本人のためのものであって、
塾の合格実績のためのものではないはずです。






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# by sawayoshi45 | 2018-01-11 00:27 | 教育のこと | Comments(0)

親御さんの覚悟

センター試験まで残り1週間となりました。

受験生本人はもちろんのこと、
親御さんも落ち着かない日々が続きますね。

「何とかうまくいって欲しい」

そう願っている親御さんがほとんどかと思いますが、
過去に出会ったある親御さんは受験を前に、
次のようなことを私に言ってくれました。

「母親としては息子に合格して欲しいけれど、
人生の先輩としては落ちることも経験して欲しい」と。

なかなか言える言葉ではないですよね。

その生徒は国公立大学を目指していました。
進学校に通っていましたが、
高1まではあまり成績も良くなく、
高2の途中から私との授業を開始しました。

ガツガツやるタイプではありませんが、
もともとの能力が割と高かったため、
そこから少しずつ成績も上がっていきました。

でも親御さんからすれば、
息子の頑張りはまだまだ。

「国公立はそんなに甘くない」ということを、
息子に身を持って経験させたかったそうです。

結果的にはその親御さんの思いを、
良い意味で裏切ることとなりましたが、
その親御さんの覚悟に、
私も感銘を受けたのを憶えています。

ちなみにその生徒は、今は学校の先生。

きっと今頃、教え子たちに向かって、
「受験はそんなに甘くない」
と言っているかもしれませんね(笑)。

「我が子に合格して欲しい」という思いは、
親御さんとしては当然の思いだと思います。

でもその思いが強くなり過ぎると、
子供に余計なプレッシャーをかけてしまい、
逆効果になってしまうこともあります。

なかなか難しいことではありますが、
このぐらいの覚悟を持って接したほうが、
案外うまくいくのかもしれませんね。






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# by sawayoshi45 | 2018-01-06 23:58 | 教育のこと | Comments(0)

仕事始め

明けましておめでとうございます。
今年は割と穏やかなお正月となりましたね。

私は12月31日からお休みを頂き、
明日1月4日が仕事始めとなります。
4日間たっぷりと充電(?)させて頂きました。

さて、中学受験まであとわずかですね。
センター試験までも残り10日となりました。

まあ、毎年のことではありますが、
お正月気分も抜けきらないまま受験シーズン突入。
受験生は本当に大変だなと思います。

もちろん私の教え子にも受験生がいます。

前回の記事「受験の価値」では、
合格不合格だけでなくもっと大事なことがある、
といった偉そうなことを書いてしまいましたが、
やはり全員に合格して欲しいというのが本音です。

残された時間の中で私に出来ることは、
本当にわずかのことでしかありませんが、
生徒が1問でも多く、1点でも多く得点できるよう、
残りの授業を大切にしていきたいと思います。

それではみなさん、
今年もよろしくお願い致します。






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# by sawayoshi45 | 2018-01-03 22:13 | 家庭教師 学びの森 | Comments(0)

受験の価値

教える立場の仕事をしている以上、
やはり合格、不合格という言葉の呪縛からは、
逃げることができません。

当たり前のことですが、
教え子たちには全員合格して欲しい、
という思いは常にあります。

ただ、私は合格請負人ではありません。

どんな生徒であっても、
第一志望に必ず合格させるほどの指導力は、
残念ながら持ち合わせてはいません。

自分なりに最善は尽くしたつもりであっても、
結果的に不合格にさせてしまうことはあります。

ただ、言い訳に聞こえるかもしれませんが、
私は不合格そのものをマイナスの結果だとは、
決して思っていません。

それは合格によって、その後勉強しなくなった生徒、
逆に不合格によって、その後リベンジを果たした生徒を、
今までの経験で、たくさん見てきたからです。

世の中は理不尽なことも多く、
頑張っていないのに合格してしまう子もいれば、
頑張ったのに不合格に終わってしまう子もいます。

ある塾の先生は、「受験の価値」というものを、
高い順に次のようにランク付けしていました。

①頑張ったうえで不合格になること
②頑張ったうえで合格すること
③頑張らずに不合格になること
④頑張らずに合格すること

子供の成長という面で考えると、
確かにその通りだなと思います。

今年も残すところあとわずかとなりました。

年が明ければすぐに中学受験、
そして大学入試センター試験と、
本格的な受験シーズン到来となります。

受験生の子を持つ親御さんは、
気の休まる暇がないことかと思います。

でも、こんな時だからこそ、
合格不合格だけにこだわるのではなく、
その子の成長にとって何が最も大事なのか。

「受験の価値」についてもう一度、
見直してみるのもいいのではないでしょうか。






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# by sawayoshi45 | 2017-12-28 23:48 | 教育のこと | Comments(0)

夢は大きく、でも目標は小さく

跳び箱7段を軽く跳べる子と、
3段を跳ぶのがやっとの子が、
同じ教室で8段跳ぶための授業を受ける。

それが多くの進学塾の集団授業です。

確かにすでに7段跳べる子にとっては、
とても有意義な授業になることでしょう。

でも3段がやっとの子にとって、
その授業はどれだけ意味を持つのでしょうか。

わけのわからない授業を受けさせられて、
わけのわからない宿題を出されて、
わけのわからないテストを受けさせられる。

そんな状況の中で、
「やる気を出して頑張りなさい!」と言われて、
やる気になれる生徒は果たしてどれだけいるでしょうか。

3段跳ぶのがやっとの子は、
まずは4段を目指すべきですよね。
そして4段跳べるようになったら、
次は5段を目指せばいい。

でも5段跳ぶのがきつそうだったら、
4段を確実に跳べるようになるまでは待つ。

そうやってひとつひとつ乗り越えさせていくことが、
大切ではないかと思います。

もちろん夢は大きくても構いません。

でも少なくとも勉強に関して言えば、
目標は小さく設定してあげたほうが、
うまくいくような気がします。

目標を大きく求められすぎて
潰されてしまった子、
今まで何人も見てきました。

私たちはややもするとつい、
子供たちに求め過ぎてしまいがちです。
気を付けたいところですね。






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# by sawayoshi45 | 2017-12-27 00:16 | 教育のこと | Comments(0)

不器用を武器に

立場上、教え子たちには、
「学校の授業はしっかり聞きなさい」
と言ってはいますが、
お恥ずかしながら、この私自身は、
学校の授業は聞いていたものの、
それだけで理解できたことはほとんどありませんでした。

世の中には学校の授業を聞くだけで、
テストで高得点を取れる優秀な人もいるようですが、
私はそれとは真逆のタイプでした。

「もしかしたら自分はバカなんじゃないか?」
そう思ったことも1度や2度ではありません。

でも今となってみれば、
自分の中にそういう思いがあったからこそ、
今まで何とかやってこれたような気がします。

他の人が1時間かかるなら自分は2時間かかる。
他の人が10回やるなら自分は20回やらなければいけない。

今でもそういった思いが、
常に私の心の中にあります。

何度やっても覚えられない。
何度やってもすぐに忘れてしまう。

時々そんな自分に嫌気がさすこともありますが、
それでも諦めず必死にしがみついてやり続ければ、
それなりの結果につながることを、
私は身をもって経験することができました。

そして自分が不器用であるからこそ、
同じように不器用な生徒の気持ちも、
多少はわかっているつもりです。

不器用であることは、
決して悲観することではありません。

1回で覚えられないなら2回やればいい。
2回で覚えられないなら3回やればいい。

そういった覚悟でやり続ければ、
いつか必ず覚えられる日が来ます。

そういった達成感を味わえるのは、
不器用であるからこそ。
器用な人には味わえないことかもしれませんね。

不器用は使いようによっては、
大きな武器にできること。
子供たちにも伝えていきたいなと思います。






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# by sawayoshi45 | 2017-12-24 00:25 | 勉強のこと | Comments(0)

啐啄同時

禅の言葉に「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉があります。


卵の殻をヒナがコツコツとつつくことを「啐」、

親鳥が外から殻をコツコツとつつくことを「啄」。


雛鳥が内側からつつく「啐」と、

親鳥が外側からつつく「啄」によって、

殻が破れて中から雛鳥が出てきます。


親鳥の「啄」のタイミングがずれると、

中の雛鳥の命があぶなくなります。

早くてもいけないし遅くてもいけない。


だから「啐」と「啄」が「同時」でなければいけない、

といった意味の言葉です。


何だかとても大事なことを、

私たちに教えてくれる言葉ですよね。


私たちは「啐」のタイミングを無視して、

子供たちに「啄」ばかりしがちです。


ほんのちょっとだけ待ちさえすれば、

子供がひとりで覚えたり動いたりするのに、

今教え込まなければと思うあまり、

逆に子供の自立を妨げていることが、

多いような気がしてなりません。


子供の成長には個人差があります。

それは優れているとか劣っているとかではなく、

単に成長速度の違いに過ぎないと私は思っています。


同じ時期に生まれたからといって、

誰もが同じ速さで成長していくわけではありません。


ですから他の子と比較して、

「あなたはすごい」とか

「あなたはダメ」という決めつけが、

いかに子供の心を歪めているかということに、

私たちは気付かなければいけないと思います。


他の子と比べてどうこうではなく、

その子の心身の成長に合わせて、

適切なタイミングで「啄」を行うことが、

私たちにとって大事な役割ではないかと思います。


啐」と「啄」のタイミング、

間違えないようにしたいものですね。







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# by sawayoshi45 | 2017-12-21 00:04 | 教育のこと | Comments(0)

神のおもんばかり

数学大嫌いのある教え子は、

明日学校で数学の授業がないというだけで、

めっちゃ幸せを感じるそうです。


その子に数学をメインに教えている身としては、

何とも複雑な思いを抱かざるを得ませんが、

そこまではっきり言われると、

逆に清々しささえ感じます(笑)。


少なくとも、数学の成績が上がらないと、

いつまでも思い悩んでいるよりは、

ある意味、精神的に健全かもしれませんね。


さらに言うと、そんなに数学が嫌いにも関わらず、

私との授業は毎回休まず受けてくれることに、

感謝の気持ちすら覚えます。


人間関係っておもしろいものですね。


話は変わりますが、先日ある本を読んでいたら、

素敵な詩に出合いました。


タイトルは「神の慮り(おもんばかり)」。

ニューヨーク州立病院の病室の壁に、

書き残された詩だそうです。


大きなことを成し遂げるために、

力を与えてほしいと、神に求めたのに、

謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった


より偉大なことができるようにと、

健康を求めたのに、

よりよきことができるようにと、

病弱を与えられた


幸せになろうとして、富を求めたのに、

賢明であるようにと、貧困を授かった


世の人々の称賛を得ようとして、

成功を求めたのに、

得意にならないようにと、

失敗を授かった


人生を享受しようと

あらゆるものを求めたのに、

あらゆることを喜べるようにと、

いのちを授かった


求めたものは1つとして与えられなかったが、

願いはすべて聞き届けられた


神の意に添わぬ者であるにもかかわらず、

心の中で言い表せないものは、

すべて叶えられた


私はあらゆる人の中で、

最も豊かに祝福されたのだ



その子が数学嫌いで、

数学の授業がないだけで幸せを感じられること。


数学嫌いのその子に出会えて、

感謝すら覚えられるようになったこと。


そして私たちの思いや願いが、

簡単には叶えられないこと。


すべては「神のおもんばかり」なのかもしれませんね。







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# by sawayoshi45 | 2017-12-17 23:40 | 人生のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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