映像授業の落とし穴

自分の好きな時間に、好きなように、

予備校の有名講師の授業を視聴できる。

とても便利な世の中になりました。


実は私も授業の参考として、

利用させてもらうこともあるのですが、

やはり大手予備校の有名講師の授業は、

とても解りやすく素晴らしいです。


その実力は認めざるを得ませんし、

私なんてとてもかなわないなと思います。


ただ、このまま負けっぱなしというのも悔しいので、

ちょっとだけ負け惜しみを言わせてもらいますね(笑)。


ほとんどケチのつけようのない素晴らしい授業ですが、

あえてケチをつけるとすれば、

その「解りやすく楽しすぎる」という点です。


解りやすく楽しい授業なので、

あっという間に時間が過ぎてしまいます。

私もただ見ているだけなのに、

気付けば1時間、2時間経っていることもしばしば。


自分で問題を1問も解いていないのに、

何となく勉強した気分になって、

何となく解ったような気になってしまう。


とても危険な状態だと思いませんか?


大人の私ですらそう思ってしまうということは、

子供たちなら、なおさらではないかと思います。


過去の教え子で、大学受験に失敗し、

大手の予備校に通うことになった生徒がいました。


その生徒から、時どき連絡がきていたのですが、

最初の頃は、カリスマ講師の授業を受けられることに、

とても興奮し、夢を持っている様子でした。


きっとその子は思ったことでしょう。


「こんな解りやすい授業を1年間受けさえすれば、

きっと成績も上がりもっと上の大学も狙えるはずだ」と。


それから1年後、彼の成績はとりわけ伸びたわけではなく、

結局、第一志望の大学には合格することができなかったようです。


彼は言っていました。

「どれだけ良い先生の授業を受けても、

やっぱり自分でやらなきゃダメですね」と。


勉強は自分次第という意識を持たない限り、

どんな素晴らしい授業を受けても、

結局は「宝の持ち腐れ」となってしまいますので、

ご注意ください。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-17 23:07 | 勉強のこと | Comments(0)

燃えるタイプ、燃えないタイプ

受験も含めて何かイベントなどがある度に、

燃えるタイプの子と燃えないタイプの子がいます。


今ではすっかり冷めた人間と化してしまいましたが(笑)、

学生の頃の私はどちらかというと燃えるタイプでした。


試験や受験も、徹夜覚悟で、

気合と根性で乗り切ってきた古いタイプの人間です。


ですから若い頃の私は、

燃えないタイプの子に対して、

正直もの足りなさを感じていました。


ただ、私のように燃えるタイプの人間には、

ひとつ大きな欠点があります。

それは目の前の目標を失うと同時に、

燃え尽きてしまうことです。


試験前の気合と根性は誰にも負けない勢いですが、

試験が終わると、しばらく放心状態が続きます。

次に火が付くまで、かなり時間がかかることもあります。


今は教える立場として子供に接していますが、

やはり教え子の中にも、

燃えるタイプと燃えないタイプがいるようです。


偏差値の高い学校を目指すなら、

燃えるタイプの子のほうが有利かもしれません。


受験前という一時期だけを切り取って見れば、

燃えるタイプの子が「やる気のある生徒」

燃えないタイプの子は「やる気のない生徒」

とみなされることが多いです。


でも受験後という一時期を切り取って見れば、

その立場は逆転しているかもしれません。


燃えないタイプの子は、

爆発的な頑張りを見せることはありませんが、

何があろうとなかろうと、

たんたんと続けていける力を持っています。


継続は力なり。

それはそれで大きな武器ではないでしょうか。


多くの塾は、燃えるタイプの子が大好きです。

それは合格実績を叩き出してくれるから。


偏差値の高い学校に合格してくれさえすれば、

合格後に燃え尽きようが落ちこぼれようが、

多くの塾にとってはどうでもいいことです。

(もちろん全ての塾がそうではありません)


そういった無責任な判断基準のもとで、

勝手に「やる気がない」というレッテルを貼られて、

苦しんでいる生徒、たくさんいると思います。


燃えるタイプも燃えないタイプも1つの個性。

どちらが良いか悪いかの問題ではありません。


燃えないタイプの子でも安心して、

勉強に取り組める環境を整えてあげることも、

私たち大人の役割ではないかと思います。


偏差値の高い学校に行ける子だけが、

偉いわけではありませんからね。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-15 22:49 | 教育のこと | Comments(0)

国語が出来ない理由

国語が苦手な生徒って多いですね。


私も中学校のある時期までは苦手でしたが、

あることをきっかけにして、

いつの間にか得意教科になりました。


そのきっかけは何かというと、


「問題文に興味を持って読むようにしたこと」

「問いの意味をしっかり意識して答えるようにしたこと」

「主観を捨てて、問題文だけから答えを探すこと」


これを意識して解くように心がけたことで、

自然に点数が取れるようになり、

国語に自信を持てるようになりました。


国語の問題は、

「次の文を読んで後の問いに答えなさい」

から始まります。


でも国語が苦手な生徒の多くは、

次の文を読まないで後の問いに答えています。

苦手だった頃の私もそうでした。


問題文の内容も把握しないまま、

自分の直感だけで何となく問題を解いている。

というか、ただ空欄を埋めている。


これではどれだけ国語の問題集を解いても、

出来るようになるわけがありませんよね。


国語が得意な生徒に、

「なぜ国語が出来るの?」と聞くと、

「問題文に答えが書いてあるから」

という答えが返ってきます。


文章をきちんと読めば、そこに答えが書いてある。

出来る人からすれば、ただそれだけのことなんですね。


以前、国語を大の得意としている教え子が言っていました。


「前回の模試で問題文に感動して涙が出てしまい、

その感情を抑えるのに大変だった」と。


試験中に感動して涙を流すのもどうかと思いますが(笑)、

それだけ関心を持って国語の問題に取り組めるって、

何だかうらやましいですね。


この関心度の強さが、

国語のみならずあらゆる教科において、

この子の学力の素になっている。

そんな気がします。


国語は「勉強」ではなく「読書」のひとつだと思って、

取り組んでみるのもひとつの手かもしれません。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-14 00:04 | 勉強のこと | Comments(0)

合格さえすればラクになる?

合格さえすればラクになる。

そう思って中学受験の勉強をしていた生徒がいました。


「合格したら好きなことをやってもいい」

それが親御さんとの約束だったそうです。


きっと親御さんは子供のやる気を促すため、

その場しのぎの約束をしてしまったのだと思います。


その子はその約束を心の支えに受験勉強を必死に頑張り、

見事、全国でも難関と言われる私立中学に合格しました。


本来ならそこからが本当の勝負のはずですが、

その子は親との約束をきちんと果たそうと、

中学入学後はゲーム三昧の日々を送りました。


当然のように成績は低迷。


さすがに親御さんも焦り始めて、

塾だ家庭教師だと必死にもがきましたが、

当の本人は全くやる気なし。


何か言おうものなら、

「約束が違うじゃないか!」と反発され、

まさに地獄の日々が続いたそうです。


ちなみにこれは、私の教え子の話ではありません。

東京に住む私の親戚の子の話です。


身内の恥をさらすようですが、

中学受験においてはよく見聞きする話ですので、

あえて書いてみました。


この場合、子供が悪いわけではありませんよね。

子供は親との約束をただ守っただけのことです(笑)


子供は、(というか大人もそうですが)、

自分にとって都合の悪い約束はすぐに忘れますが、

自分にとって都合の良い約束は決して忘れません。


子供をやる気にさせたいという気持ちはわかりますが、

安易な考えでニンジンをぶらさげてしまうと、

後で取り返しのつかないことになるという良い例だと思います。


「何のために受験をするのか」

「何のためにその学校に行くのか」


特に中学受験の場合は、

その目的を子供がよくわかっていない場合が多いので、

親子できちんと話し合って決める必要があると思います。


合格はゴールではなく、あくまでスタートですので。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-11 23:58 | 教育のこと | Comments(0)

捨てる勇気、認める勇気

受験勉強を効率よく進めていくには、

「捨てる勇気」が必要です。


受験は満点を取るための試験ではありません。

自分が第一志望とする学校の、

合格点に達すればいいだけのことです。


ですから「何点取れるか」よりも、

「何点捨てられるか」を考えて戦力を練るのも、

受験においては大切なことです。


にも関わらず、成績が伸び悩んでいる生徒ほど、

全ての問題に手を付けたがる傾向が強いです。


あれもこれもと手を付けて、

結局全ての知識が中途半端な状態。

これでは点数が伸びるわけ、ありませんよね。


出来もしない問題に何分もかけて時間を浪費し、

出来るはずの問題をケアレスミスで失点する。

テストでは最悪のパターンですね。


以前「明らめる」という記事を書きましたが、

まずは自分に出来るものと出来ないものを、

しっかりと見極めることが必要です。


そして、出来そうにないものは一旦捨てて、

出来そうなものだけを確実に拾っていく。

そう意識を変えただけで、

確実に点数は上がっていくはずです。


これから受験シーズン到来ですね。


「あれも捨てられない」「これも捨てられない」と、

頭の中が「ゴミ屋敷?」になってしまっている生徒、

意外と多いのではないでしょうか?


そんなときは「捨てる勇気」を持って、

一旦頭の中をすっきりさせることが大切ですね。


そして最後に親御さんにもお願いです。


子供のテスト結果を見るときは、

「これも出来ていない」「あれも出来ていない」ではなく、

「これは出来た」「あれも出来た」といった視点で、

「認める勇気」を持って見て欲しいなって思います。


出来ていなかった問題は、

子供が「捨てる勇気」を持って、

あえて捨てた問題かもしれません。


それを認めてもらえなかったとき、

子供の頭の中は、再び「ゴミ屋敷」になってしまいますので。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-08 23:24 | 勉強のこと | Comments(0)

間違える力

教え子の一人に、堂々と間違えてくれる子がいます。

もちろん間違えてくれる子はたくさん、というか全員ですが、

「堂々と」間違えてくれる子はそんなに多くはいません(笑)。


多くの子は自信なさそうに間違えるか、

「わかりません」でごまかすか、

間違うことを恐れて口を閉ざしてしまうかです。


そんな中で、本気で考えて「堂々と」間違えてくれる子は、

教える立場の人間にとっては、実にありがたい存在です。


というのは、「堂々と」間違えてくれることで、

その子との議論が始まります。


その子は、本気で自分が正しいと思い込んでいるので、

その子をどうやって納得させるかと私の頭もフル回転。

結果、私の説明力までも磨いてくれるからです。


その子とはリビングで授業をしているので、

親御さんにも当然聞こえているはずですが、

決して口を挟んでくることなく、

そのやりとりをいつも楽しんでいるようです。


先日、NHKのSONGSという番組で歌手の小沢健二さんが、

日本人は「間違えない力」を付けようとするあまり、

「間違う力」を失っているといったことを話していました。


「間違ってはいけない」という思いが強すぎて、

間違うことを極端に恐れている人が多い。

だから「間違えない力」を備えた高学歴の人ほど、

英語が話せない人も多い、とも。


私にとってはちょっと耳の痛い話でしたが、

確かにその通りだなと思いました。


「間違ったら叱られる」

「間違ったら恥ずかしい」

そんな思いにがんじがらめになって、

貝になってしまっている生徒、たまに見かけます。


私はよく子供たちに、

「今のうちにいっぱい間違っておきなさい!」と言っていますが、

一度貝になってしまった生徒の心を解きほぐすのは本当に大変です。


テストで点数を取るためには、

どうしても「間違えない力」が重視されがちですが、

社会に出て本当に必要とされるのは、

実は「間違える力」を持った人間なのかもしれませんね。


子供たちの「間違える力」を、

大事に育ててあげたいなって思います。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-07 00:21 | 家庭教師のこと | Comments(0)

時間が解決してくれることもある

体験授業のときはずっとそっぽを向かれていました。

中2の女の子、きっと反抗期でもあったのだと思います。


親御さんが言うには、

今までも家庭教師をやった経験はあるそうですが、

ことごとく先生のほうから断られてきたそうです。


私の場合は自分から断るということはありませんが、

体験授業の様子から、きっと断られるだろうと思っていました。

でも予想に反して「お願いします」というお返事を頂きました。


ちょっと重い気持ちを抱えながらも、

これも神様に与えられた試練(チャンス?)かと思い、

お引き受けすることにしました。


でも今だから言えますが、

最初の1か月は私にとって地獄でした(笑)。


「これやってみて」と言って渡したプリントは、

とりあえず仕方なさそうにやってはくれますが、

私の説明に対しては、全く聞く耳を持たず完全無視。


「これではやっても意味がないのではないか」

「こんな授業で月謝を頂くのは申し訳ない」


そんな思いが何度もよぎりましたが、

意味があるかないかは私が判断することではなく、

生徒や親御さんが判断することだと思い直し、

とにかく淡々と授業をやり続けることにしました。


何か特別なことをしたわけではありませんが、

決まった曜日の決まった時間に、

淡々と授業を続けていくうちに、

少しずつ、少しずつ、

私の問いかけに対して反応してくれるようになりました。


いつの間にか明るく挨拶してくれるようにもなり、

帰り際に手を振って見送ってくれるようにもなりました。


初めて会ったときは、

「これは長くは続かないだろう」と思っていたその子とも、

気付いてみれば、4年以上という長い付き合いとなりました。


最初はあまりうまくいきそうにない関係であっても、

逃げずに根気よく付き合っていくことで、

いずれ時間が解決してくれることもあるということを、

この子は教えてくれました。


この子に出会ったおかげで、

一見やる気のなさそうに見える生徒に対する、

私の見方、考え方は大きく変わりました。


これはやはり神様が私に与えてくれた、

試練でもありチャンスでもあったのだと思います。





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# by sawayoshi45 | 2017-10-04 23:53 | 家庭教師のこと | Comments(0)

やり直しがきかない

教育の難しいところは、

やり直しがきかないというところですよね。


親が良かれと思ってやってきたことが、

必ずしも好ましい結果につながるとは限りません。


そこで「やり直したい」と思っても、

勝手に学年は上がっていくし、受験も迫ってきます。

もうやり直している時間の余裕はありません。


このもどかしさがきっと親御さんにとっても、

私たち指導者の立場の人間にとっても、

大きな悩みどころではないかと思います。


先日、ある生徒が教えてくれました。


クラスメイトで塾を強制退塾させられた子がいて、

その子が塾を辞めさせられてからは学校にも来なくなり、

不登校になってしまったということでした。


私も塾に勤めていた経験があるので、

塾の事情もよくわかります。


きっと塾としては、その子と親御さんのため、

また他の生徒さんのためを思って、

あえて強制退塾という手段を取ったのだと思いますが、

その子にとっては、勉強は苦手でも、

塾が唯一の居場所だったのかもしれません。


不登校で済んでいるならまだいいですが、

その子の精神状態によっては、

最悪の事態を招くことがないとは言えませんよね。


私にとっては、もちろん会ったこともない子の話ですが、

いろいろ考えさせられるきっかけとなりました。


大人の都合で良かれと思ってやった行為が、

後でとんでもない悲劇を招くこともあります。


教育はやり直しがきかないからこそ、

やはり細心の注意を払う必要があるのかもしれませんね。


私も気を付けなければと思います。



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# by sawayoshi45 | 2017-10-02 23:57 | 教育のこと | Comments(0)

明らめる

普通の子なら5回も書けば覚えられるはずの漢字や英単語を、

100回書いても覚えられない。

あるいは一瞬だけ覚えてもすぐに忘れてしまう。


信じられない方もいるかと思いますが、

実際にそんな生徒は存在します。


ある専門家の方によると、

日本の小中学生の約6%もいるそうです。

計算上は、クラスに1人か2人はいることになりますね。


そして私の教え子にも、

過去にそんな生徒がいました。


やる気は人一倍。

「勉強できるようになりたい!」という気持ちも強い子でした。


でも、小テストをやるとほとんど出来ません。


最初はふざけているのかと思いましたが、

本人は至って真面目です。

紙に何度も書いて練習した形跡もあります。


それなのに、小テストをするとほとんど出来ません。


こんなことを何か月も続けているうちに、

私は「明らめる」ことにしました。

「諦める」ではありません。


他の子と同じことをさせるのではなく、

その子の出来ること、出来ないことを「明らか」にして、

出来ないことにはいったん目をつぶり、

出来ることだけに絞って指導することにしました。


暗記は極端に苦手な子でしたが、

幸い、論理的に考える力は多少あるようです。


英単語は覚えられませんが、英文法の理屈は理解できます。

漢字は覚えられませんが、筋の通った文章は書けます。

数学や物理の公式は覚えられませんが、理屈は理解できます。


その子にとって苦手な「覚える勉強」は捨てて、

理屈を理解する「考える勉強」だけに切り替えました。


もともと私自身も暗記はあまり得意ではなく、

どちらかというと理屈を追いかけるタイプなので、

「明らめて」からは、あまりイライラすることもなく、

授業も割とスムーズに進むようになりました。


暗記を捨てた分、テストで高得点は取れませんが、

少なくとも勉強嫌いになることはありませんでした。

その彼は今、ある大学の工学部で学んでいます。


テストで点数を取るためには、「覚える勉強」が必須です。

でも、この「覚える勉強」がどうしても苦手な子はいます。


そんな子に「何度も書いて覚えなさい」と言うのは、

ほぼ拷問に近い行為ですね。

そうやって勉強嫌いの子は増えていきます。


そういった場合は、

思い切って「明らめる」ことで、

道が開けることもあるかもしれません。


しつこいようですが、「諦める」ではなく「明らめる」です。


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# by sawayoshi45 | 2017-10-01 00:20 | 勉強のこと | Comments(0)

意識の差

例えば本を読んでいて、

よくわからない言葉や表現に出合ったとき、

精神的に成熟している人は、

自分の知識のなさ、読解力のなさを自覚します。


わからない言葉は辞書で調べて覚えようとし、

機会があれば自分も使えるようになりたいと考えます。


でも精神的に未熟な人は、「わからん」のひと言で済ませ、

それ以上わかろうとする努力もせず、挙句の果てには、

「こんなわかりにくい文章を書くほうが悪い」

と他者に責任を転嫁します。


大人でもこんな人、たくさんいますよね。


勉強でも同じことが言えると思います。


先生の説明がよくわからなかったとき、

精神的に成熟した生徒は、

自分の理解力のなさを自覚して、

自分がその説明を理解できる人間になろうと努力します。


でも精神的に未熟な生徒は、

「先生の説明が悪い」と文句を言うだけで、

それ以上自分からは何もしようとしません。


そうやって学年が進んで行くうちに、

それが大きな学力の差となって、

表れてくるのではないかと思います。


「もう一度小学校の勉強からちゃんとやり直したい」


過去の高校生の教え子が、こんなことを言っていました。

これだけ聞くと、

きっと勉強が苦手な生徒の発言だと思いますよね。


でも実際のところ、

その子は学年でもトップクラスの成績で、

さらに部活でも国体の選手に選ばれるほどの、

私から見れば、まさに「スーパーガール」でした。


そんな優等生の彼女が、なぜこんな発言をしたのか。


その真意は、

点数は取れていても自分の知識はまだまだ穴だらけ。

だからその穴をしっかり埋めたうえで大人になりたい。

そんな思いが常に心の中にあったそうです。


まさに「無知の知」の領域といったところでしょうか。


彼女は東京の某有名大学を卒業し、

今はキャビンアテンダントとして活躍しています。


自分の無知を自覚できる謙虚な心。


学力の差は、能力の差というよりは、

やはり意識の差が大きいような気がします。


ただ私自身も、自分の指導力のなさを、

生徒の未熟さのせいにする未熟な指導者にならないよう、

気をつけなければいけませんね。




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# by sawayoshi45 | 2017-09-28 23:33 | 家庭教師のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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