京都の事件について

「最近やけに小さい子供が犠牲になる事件が多いなあ」と思っていた矢先、
またしてもとんでもない事件が起きてしまいました。
みなさんももうご存知のことでしょう。
京都の学習塾の講師が生徒を刺殺してしまったという事件。
同業者が犯した事件ということもありますが、それ以上に私が衝撃を受けたのは、
その人が国語の講師だったということです。

きのう、私はさんざん国語の勉強の大切さをここで語りました。
それがよりによって、その国語を教える立場にある人間が人を殺すなんて・・・、
皮肉というか何というか・・・。
詳しい経緯はまだわかりませんが、
まあ、どんな事情があったにせよ、許されることではありませんよね。

そして、もうひとつ気になることがあります。
それは、こういった高学歴の人が犯罪を犯すとよく出てくる
「勉強ばかりしてきたから心が育たなかった」という社会の風潮です。
でもこれに関しては、ハッキリ否定させて頂きます。
「勉強ばかりしてきたから、心が育たなかった」のではなく、
「間違った勉強ばかりしてきたから、心が育たなかった」んです!

では、「間違った勉強」とはどういった勉強か。
それは、問題を解くテクニックだけをひたすら覚えたり、
道理も分からずにただ丸暗記する、といった勉強法です。

進学塾の国語の講師で、
「問題を解くときは、文章を読む前にまず設問から読んだほうが早い」と指導する人がいます。こういう講師がいるから、ろくに文章も読まず、
傍線部の前後だけから答えの部分を見つけようとする子供が増えるんです。
その姿はまるで、間違い探しでもしているかのようです。これは、勉強とは言いません。

国語が他の教科と違うところは、
答え、またはそのヒントにあたる部分が必ず文中にあるということ。
ですから、問題を解くテクニックは他の教科に比べて比較的覚えやすいと言えるのですが、
もちろんこれは私がきのう書いた「国語力」ではありません。

読書の習慣のない人にとって、本を1冊読むというのは大変な作業です。
でも、国語の問題集を見てください。
一問がせいぜい5分程度で読める文章です。
しかも、いろんな作家の方たちの文章に触れることができます。
そこから、自分の生き方や考え方、道徳観を学ぶことが出来ます。

つまり、心が育つんです。
これを、ただ問題を解くためだけに消化するのは、
あまりにもったいない話ではありませんか。

これは私の憶測に過ぎません。
間違っていたら申し訳ありませんが、
きっとこの事件を犯した塾講師の人は、
問題を解く力は優れていたかも知れませんが、
本当の意味での「国語力」は欠けていたのではないかと思わざるを得ません。
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by sawayoshi45 | 2005-12-11 01:40 | 世間のこと | Comments(0)


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