点数と学力

「点数」は、突然上がったり下がったりすることはありますが、
「学力」は、突然上がったり下がったりするものではありません。

「学力」が高い生徒が、高い「点数」を取ることに例外はありませんが、
「学力」が備わっていないのに、高い「点数」を取ってしまうことも、
中学校までの勉強ではよくあるようです。

中身を全く理解していないのに塾の試験対策や受験対策などで、
「点数」を取るテクニックだけを身につけてきてしまった生徒たちです。

本人もその親御さんも(中には先生までも)、その危険性に気づきません。
なぜなら、とりあえず「点数」は取れているから。

そんな生徒たちが、間違って(?)進学校に入学してしまった場合、
「その先」での勉強に全くついていけないという事態に陥ります。

そういった悲劇に見舞われてしまった生徒を、過去に何人か見てきました。
残念ながら、私の指導力では手に負えなかったケースもいくつかあります。

「何とかしなきゃ!」という気持ちだけは伝わってくるのですが、
それまで、そこそこの「点数」を取ってきた経験があるだけに、
なかなか今までのやり方、考え方から脱却することが出来ないようです。

子供にとって最初に身につけた勉強法がいかに重要かというのを、
このことは物語っているのではないでしょうか。

ここ数年、小学生の教え子たちの割合が増えました。
彼ら(彼女ら)の多くにとっては、
私との勉強が、初めての本格的な勉強です。

それだけに彼ら(彼女ら)には「点数」を追いかける勉強法ではなく、
じっくり時間をかけて「学力」を積み上げる勉強法をさせるようにしています。

昨日よりも今日、今日よりも明日、
そうやって少しずつ「学力」を積み上げていきさえすれば、
特別なことをせずとも自然に「点数」は取れるようになります。

そのことは2年前、3年前から一緒に勉強を続けてきている、
今の中2、中1の教え子たちが証明してくれています。

子供たちが目の前にある「点数」にしがみつく気持ちは理解できます。
それはまだ子供だから。

でも、それなりの人生経験を積んできたはずの大人が、
「点数」で子供を縛り付ける意味は、私には理解できません。

「点数」ばかりを追いかける勉強法は、後で思わぬ悲劇を招きます。

卒業してしまえば何の意味もなさなくなる「点数」にこだわるよりも、
卒業後も子供たちの人生を大きく左右する「学力」をじっくり養うほうが、
優先されるべきではないかと私は思います。
[PR]
by sawayoshi45 | 2011-03-07 13:56 | 教育のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

プロフィールを見る

札幌の家庭教師 学びの森

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2015年 04月
more...

カテゴリ

家庭教師 学びの森
自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと

最新のコメント

おおっ、それはおめでとう..
by sawayoshi45 at 11:16
またまたお久しぶり。 ..
by gaku at 22:42
アドバイス、ありがとう。..
by gaku at 14:15
知らん! というか、あの..
by sawayoshi45 at 14:33
お久しぶり。うちの息子が..
by gaku at 17:34
MAPさん ありが..
by sawayoshi45 at 10:48
お誕生日おめでとうござい..
by MAP at 07:39
とても魅力的な記事でした..
by 株のやり方 at 17:27
>missKaytieさ..
by sawayoshi45 at 01:16
お誕生日おめでとうござい..
by missKaytie at 17:25

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

北海道
受験・勉強