潜伏期間

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肌寒い1日でした。
札幌ではインフルエンザが流行っているそうです。
みなさんも、気をつけましょ!



学校に入学する、新学期が始まる、新しい生活が始まる・・・、
こういったときは誰でも「やる気」に満ちているものですよね。
きっと多くの人が「今年こそは・・・」「今度こそは・・・」と思って、
それまでの気持ちをリセットする時期だと思います。
もちろん私も同じです。

でも、それが1か月、2か月と過ぎると、
そういった気持ちはだんだん薄れてきますよね。
私にもそういったところがありますし、子供たちを見ていてもよくわかります。

まあ、ある程度はそれも仕方のないことだとは思いますが、
ただ、人間どこで差がつくかというと、
実はそういった時期の過ごし方が、大きく影響するのではないかと思います。

勉強というのは時間に「比例」して力がつくわけではありません。

今までほとんどやってこなかった子供が、
先生に教えてもらって、少し勉強するようになった。
たしかに、その時点では少し成績は上がるかも知れません。

でも、それだけでずっと上がり続けるということは、まずありません。
ある程度のところまでいくと必ず「壁」にぶつかります。

今まで通り、勉強しているはずなのに、なかなか結果が出てこない時期があります。
私はそれを「潜伏期間」とか「充電期間」と言っていますが、
この時期をいかに子供たちのモチベーションを下げずに乗り越えさせるか、
これが私たち教える立場にいる人間の、大きな仕事だと思います。

この時期にいる子供たちに、「やればできる!」は通用しません。
「やってもできない」ことに、子供たちは悩んでいるわけですからね。

私はこういったときは、無理に急がせることはしないようにしています。
目には見えないけど、ちゃんとやっているのなら、力はついているはず。
だから、焦らず、腐らず、とにかくやり続けることが大切だと言うようにしています。

目には見えなくても、土の中でしっかりと根を張る作業をしている。
根がしっかり張らないうちに、
茎を伸ばして無理やり花を咲かせたところで、花はすぐに枯れてしまう。
立派な花を咲かせるためには、そのための準備期間が必要なんだよ。

まあ、そのようなことをエラそうに語ったりしています。
実際、子供たちに伝わっているかどうかは定かではありませんが・・・。

でもそういった話をすることで、
「ガマンすることの大切さ」も、少しは教えられるんじゃないかと思っています。

「やるからには結果を出したい」。
これは当たり前の感情です。
もちろん私もそう思います。

でも、「努力が必ず報われるとは限らない」というのも真実です。
そのことを勉強を通して教えるのも私の仕事だと思っています。

そして、
「報われるかどうかはわからないけど、それでも努力することが大切だ」
というのを伝えるのも私の仕事です。

努力は裏切りません。
目に見える結果では、「裏切る」ことはあっても、
「力がつく」という意味では、決して裏切ることはないと思います。

新学期が始まって1か月半が経ちました。
4月から張り切ってきたものの、
そろそろトーンダウンしてきた生徒もいるのではないかと思います。

でも、結果はともかく、今自分に出来ることをやる。
「潜伏期間」の乗り切り方は、やはりこれしかないと思います。
「人事を尽くして天命を待つ」ですね。

う~ん、それにしても私の「潜伏期間」は長いな~。
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by sawayoshi45 | 2006-05-24 23:59 | 教育のこと | Comments(6)
Commented by soul_doctor2005 at 2006-05-25 00:58
一生懸命勉強しているのに、全然結果が出ないという子は確かにいまよね。本人も保護者も私たちも悩みます。
こういうとき私は、以前読んだ本を引用して励ましています。
「子ども達は帆船。どんなに頑張っていても、風が吹かないと前に進めない。でも、いつ風が吹くかわからないから、頑張ってそのときのために帆を張り続けるしかないのです。」こう言います。
単なる方便だとは思うんですが、とにかくサワダさんのおっしゃるとおり本当に力の伸びる時期まで、やる気をなくさないでいることが必要だと思うのです。こういうことを自分でコントロールできる時期が来るまで、親か指導者かだれかが支えていかないといけないですよね。
Commented by tea*rose at 2006-05-25 08:12 x
うーん、まさに今の私に言い聞かせたい言葉をありがとうございました!!
今、うちんちの子ども達、「燃えるような情熱にうかされてやる」時期を越えて、「ちょっとマンネリー」「あんときほどがんばれない」になってるんですよね。そういうときの気持ちって実は良くわかりすぎて、私も焦っちゃう。何かピン!とひらめくものをあげなくちゃいけないんじゃないかって思って焦ってしまう。
でも、そうじゃなくて、「こういう時期もあるんだよ」と言いながらゆったり過ごさなくちゃ、と思いました。ありがとうございまする!
Commented by sawayoshi45 at 2006-05-25 14:13
>soul_doctorさん
自分で自分をコントロールすることすら難しいのに、
子供の「やる気」を持続させるというのは、本当に難しいですよね。
無理やりやらせるのもどうかと思いますし、
だからといって、何もしないわけにもいかない。
そのあたりのバランスのとり方に、よく悩みます。

soul_doctorさんの帆船の例え。いいですね。
「いい風」を送ってあげられる存在になりたいですね。
今度、使わせていただきます!
Commented by sawayoshi45 at 2006-05-25 14:21
>tea*rose さん
慣れてくると、マンネリ化してくるのは、私たちオトナも同じですね。
やっているはずなのに、結果が出ていないときはなおさらだと思います。
そんなときに、子供が投げ出してしまわないように、
言葉をかけながら、焦らずじっくり見守る。
そんな存在になれればいいなあと思います。
こちらこそ、コメントありがとうございまする!
Commented by ktanizawa at 2006-05-25 18:33
 そうなんです。子どもたちが疲れてきています。相談の件数も多いです。季節もうっとうしいし、クラスの中の人間関係も面倒になってくる時期なんですね。せめてそういう愚痴を、ちゃんと受け止められる大人でありたいです。
Commented by sawayoshi45 at 2006-05-25 22:45
>ktanizawaさん
そうですよね。
私たちが子供だった頃に比べて、今の子供たちは本当に忙しいなと思います。
頑張っているのに結果が出なければ、ますますイライラはつのりますよね。
でも、そういった愚痴や不満も、聞いてくれる人がそばにひとりでもいれば、
子供たちのイライラも多少緩和されるのではないかと思います。
微力ながら、私もそういった子供たちの「精神的支え」になれればと思っています。


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