カンと当てずっぽう
昨日までとはうって変わって、
今日はとても暖かい1日。
ようやく衣替えできそう?
「この問題、どうやって解いたの?」
「いや、何となくカンで・・・」
子供たちとのやり取りで、よくある会話です。
まあ、子供たちの気持ちがわからないわけではありませんが、
「なぜそういう答になったのか」をきちんと説明できない限り、
私は「わかった」とは認めないようにしています。
子供たちの使う「カン」とは、それこそ「カン違い」。
「どれにしようかな・・・」式の単なる「当てずっぽう」に過ぎないことが、
多いのではないかと思います。
わからないところは「当てずっぽう」で、とりあえず穴を埋める。
こんなやり方をしている限り、何時間勉強しようが、いくら宿題や問題集をやろうが、
力がつくことはないと思います。
ひと言で「カン」と言っても、
例えば、サッカーをしているときのプロサッカー選手の「カン」と、
私たち素人の「カン」は、まったく違っているはず。
私たち素人は「あそこで、ああしていれば・・・」などと好き勝手なことを言って、
勝手に評論家になりがちです。
でもそこは、現場で実際プレーしている選手にしかわからない「カン」というのがあって、
その場にいない素人には、絶対わかり得ない領域のもの。
クイズ番組などでも、クイズ王と呼ばれているような人たちの言う「カンで選びました」と、
私たちの普段よく使う「カン」がまったく違ったものであることも、明らかですよね。
つまり、「カン」とはそれ相応の努力を積み重ねてきた人だけが、持ち得るものであって、
さほど努力をしない人間が使う「カン」とは、
本当は「カン」ではなく、単なる「当てずっぽう」に過ぎない。
このことをハッキリさせる必要があるかと思います。
試験本番。
選択問題。
どれが答えか迷う。
ここまでは誰にでもよくあること。
でも、そこからが本当の「カン」の見せ所。
自分なりの根拠を見つけて、
「これはここが違うから」と答えを絞っていきながら選んだ答えと、
「面倒くさいから、何となくこれでいいや」と選んだ答え。
どちらの正答率が高くなるか、言うまでもないことです。
まあ、早い話が「鋭いカン」を養うためには、
結局、普段の勉強に対する姿勢がモノをいう、というごく当たり前の話を書いてみました。
「カン」と「当てずっぽう」は区別しときましょ!
ところで、女性の「鋭いカン」も、やっぱり努力の賜物?
by sawayoshi45
| 2006-06-13 23:59
| 勉強のこと
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