負けを知る

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大荒れの札幌まつりでございます。
露天商の人は大変だろうな。





私も含めて、人間は多かれ少なかれ「自己中心」の生き物だと思います。

「そんなことはない! 私はいつも人のためを思っている」という方。
心配ありません。
そう思っている時点で、十分「自己中心」の資格(?)有りです。

私たちはとかく自分に都合のよい「希望的観測」で物事を考えがちです。
「自分は将来こうなりたい」「自分は今これをしたい」・・・。

「夢」と言えば聞こえはいいですが、
ちょっとヒネくれた言い方をすれば、単なる「自己中心」の「希望的観測」とも言えます。

そして、こういった私たちの「自己中心」を打ち砕いてくれるのが、
テストであり、スポーツだと思います。

テストで点数が出る。
テストで順位が出る。
これは、客観的に自分を見つめなおすチャンスだと思います。

もちろん点数や順位にばかり心を奪われるとなると、それはそれで問題ありですが、
自分の力を冷静に判断するためには、有効な手段だと私は思っています。

ほとんどの人は、「希望的観測」以下の結果が出る、
つまり、「負けを知る」ことが出来るわけですから、
それをきっかけにして、今後の生活を見直していけばいいだけの話です。

スポーツも同じですね。
子供が嫌がるものを無理矢理となるとちょっと問題ですが、そうでない限りは、
やはり子供のうちに何らかのスポーツはやっておいた方がいいのではないか、
私はそう思っています。

「体力や精神力を養うため」であることはもちろんですが、
それ以上に、「負けを知る」といった経験を子供のうちにしておくことは、
大事なような気がします。

一度も「負けを知る」ことなく、一生を終えられる人は多分いないでしょうから、
子供のうちに、少しでも免疫をつけておくことが必要なことだと思います。

「個性尊重」とか「オンリーワン」という言葉が流行りだしてから、
世の中「競争」を排除する動きが見られます。
でも、資本主義の世の中で生きていく以上、「競争」は付き物。

スポーツの世界は当然のことですし、
私も、「競争」がなかったら、多分あまり勉強することはなかったと思います。

優勝も決まらない。
順位もつかない。
「参加するだけ」のワールドカップなんて、誰も観ませんよね。

「競争」を表面上だけ排除して、万能感バリバリの人間を育てることと、
「競争」のなかで「負けを知る」ことを覚えさせ、努力の大切さを教えること、
私なら、後者の教育を選びますが、みなさん、いかがでしょう?
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by sawayoshi45 | 2006-06-15 23:58 | 教育のこと | Comments(8)
Commented by soul_doctor2005 at 2006-06-16 00:02
今の学校や社会では、子供に「負け」を教えない(体験させない)ようにしてきている感じがします。私自身も経験がありますが、そういう教育を受けてきたので、いざ就職して働き始めると「今までの生活」と「競争社会」のギャップに打ちのめされそうになりました。
今「ニート」と呼ばれている人たちの中にはそういう経験から立ち直れなかった人もいるようです。おっしゃる通り、子供のうちから「負け」を経験し、それを克服するという経験が必要ではないかと私も感じます。
Commented by オバまま at 2006-06-16 06:44 x
世の中に出れば弱肉強食の競争社会。誰も助けてはくれません。
私自身も成績のつかない(通知表のない)、また徒競走しても順位のつかない小学校で過ごし、いきなり成績至上主義?的な私学に行きカルチャーショックを受けた事を覚えています。今の教育はかなり間違った方向に進んで行ってるように思えてならないのです。
私も書かれていることに大賛成です!!
ただ努力したからOKなのではなく、ある程度結果を出さなくてはならない・・・ということを何歳くらいから教えるべきか悩んでいます。
Commented by tea*rose at 2006-06-16 10:22 x
昨晩、武田鉄矢がバラエティでほえてました。
「子どもには小さいうちから正当な評価で傷つくことを教えなくちゃいけない!小さな傷はワクチンだ!だから俺は子どもでも下手なヤツがいたらヘタクソというんだ!」と。
自分の痛みを直視して生きていく勇気なんて、経験せずに持てるものではないんですよね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-16 13:12
>soul_doctor さん
自分は「エリート」だと思い込んで、学校生活を過ごしていた人が、
社会に出て初めて、自分の無力さを知るというのはよくあることですよね。
まあ、私もそのひとりかも知れませんが・・・。
ただ、そんなときに自分の殻に閉じこもって引きこもるか、
それでも何とか踏ん張って、自分で生きていく道を見つけるか、
ここが大きな人生の分かれ目なのかも知れませんね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-16 13:24
>オバままさん
教育の世界から「競争」を排除するなら、オトナ社会からも「競争」を排除するべきだと思います。
でも、それはきっと不可能。
どうせ出来ないなら、小さいうちから免疫をつけて、その中で、個性を生かしながら生きていく術を身に付けることが大事だと思います。

たしかに「競争社会」には弊害もあるかと思いますが、
私たちは、その「競争社会」の恩恵を被って生活していることも事実。
そのことを子供たちに伝えていかなければならないんじゃないかと思いますね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-16 13:32
>tea*rose さん
そうですね。
私も武田鉄也氏の意見に賛成です。
あとでとんでもない「大きい傷」にならないように、「小さい傷」をたくさん経験しておくことは大切だと思います。

私も授業では、けっこうキツい言葉を子供に言っていることがありますが、
その言葉で落ち込むどころか、なぜかニヤニヤしている子供が多い。
う~ん、なぜ?
Commented by モニママ at 2006-06-17 21:54 x
「みんな一緒でなければならない」的教育は、親だってお断りなんですが、小学校のテスト前に「みんな100点取れるように」ってテスト練習があったりするんです。何のためのテストなんだか…。「ほめて育てる」だけでは育ちませんよね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-17 23:29
>モニママさん
ほめるだけでもダメ、叱るだけでもダメ。
やはり「アメとムチ」を上手に使い分けることが大事なんでしょうね。
夢を持つのもいいけど、それ以上に、現実を受け入れる勇気を持つことが大事なような気がします。


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