与える教育、奪わない教育

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1点リードまでは興奮状態だった私も、
同点に追いつかれると同時にダウン。
さすが世界最強チーム、ブラジル。
素人目から見ても、
強さは明らかでしたね。




教育や子育ては「与えること」が前提です。

「愛情を与える」のはもちろんのこと、
「衣服を与える」「食事を与える」・・・・・、
そして子供たちにとって、「住み良い環境を与える」ことも、私たち大人の役割です。

でも、物質的には豊かな世の中。
「与え過ぎる」ことで、逆に子供たちから「奪っている」可能性もあるということも、
忘れてはいけないことだと思います。

例えば、「美味しいものを与え過ぎる」ことで、
子供たちから「健康を奪っている」かもしれません。
「いい教育環境を与え過ぎる」ことで、
子供たちから「考える機会を奪っている」かもしれません。

子供が欲しがるものを何でも「与える」ことが、
子供から「忍耐力を奪う」ことは、今さら言うまでもないことですね。

「子供をダメにする一番の方法は、子供が欲しがるものを何でも与えること」
という言葉もありますからね。

日本は、中学校までは義務教育。
子供たちは何もしなくても、教科書をタダで手に入れることが出来ます。
子供たちの意識の中にも、「教科書はタダで貰えるもの」という意識が強いようです。

そのせいかどうかはわかりませんが、
多くの子供たちの教科書には、落書きがされています。
きっと授業中の暇つぶしに書いているんでしょうね。

まあ、私も子供の頃は、似たようなことをしていた記憶があるので、
それで子供を責めるつもりはないのですが・・・。

私は子供たちに、「教科書はタダじゃないよ!」とよく言っています。

「キミたちのお父さんやお母さん、近所のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さんが、
一生懸命働いて納めた税金で、教科書は作られている。
キミたちは、近所の人たちがお互いお金を出し合って買ってくれたものを、
粗末に扱っていいのかな?」と、たまにエラそうに説教ぶって語ることがあります。

グローブやバットを粗末に扱う人間が、一流の野球選手になれるとは思えません。
ノコギリやカンナを粗末に扱う人間が、一流の大工さんになれるとは思えません。
同様に、教科書を粗末に扱う人間が、成績や学力を上げられるとは思えません。

いいグローブやバットを「与える」ことで、いい野球選手になれるわけではありません。
いいノコギリやカンナを「与える」ことで、いい大工さんになれるわけではありません。
同様に、いい教材を「与える」ことが、成績アップにつながるわけではないと思います。

「与え過ぎる」ことで、
逆に子供たちから「やる気」や「意欲」を「奪っている」ことがないかどうか、
今一度、考えてみる必要があるのではないかと思います。

「与える教育」はもちろん必要なものだと思います。
でも、それ以上に「奪わない教育」が、これからの時代、必要になってくるのではないか、
そんな気がします。
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by sawayoshi45 | 2006-06-23 23:45 | 教育のこと | Comments(4)
Commented by tea*rose at 2006-06-24 01:30 x
飢えたことのない人間に、ハングリーになれ、と説教する大人は多いですね。
愛しい子どもが飢えている姿を見守ることは、大人のほうが悲しいかもしれませんが、それが必要な飢えであるのなら、それを奪わない勇気を持たなくてはなりませんね。
学ぶことは、真正面から取り組めば、必ず飢える感覚を味わえるものだと思っています。
特にピアノは「できない!」という時期が物理的に存在する。
そこで「うまくなりたい」と思っても、どうしていいかわからない。
そこで逃げたり、怠けたりしている生徒に対して
「音楽が向いてないから辞めさせた方がいいかしら」という親御さんがいると、ものすごく真剣に話してしまいます。
そこで、至らない自分を見つめる機会を奪ったら、心が育たない、と。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-24 12:58
>tea*rose さん
「やる気」のない子供に、「やる気になれ!」と言うのと同様、
「ハングリー」の経験のない子供に、「ハングリーになれ!」と言っても無意味なこと。
今では「ハングリー」という言葉さえ知らない子供たちがたくさんいます。
まあ、それも長い年月をかけて、「やる気」も「ハングリー」も子供たちから奪ってきた結果といえばそれまでなんですけどね。

>学ぶことは、真正面から取り組めば、必ず飢える感覚を味わえるものだと思っています。

本当にその通りですね。学ぶことは苦しみの連続。
その苦しみから逃げるのではなく、
その苦しみを味わうことが、心の成長にもつながる。
このことをしっかり伝えていく必要があるのかも知れませんね。
Commented by 今日 at 2006-06-24 21:12 x
「与える教育」はもちろん必要なものだと思います。
でも、それ以上に「奪わない教育」が、これからの時代、必要になってくるのではないか、
そんな気がします。・・・・・・・・・・・・・・

これって、待つ、と言う事でしょうかね。

ご無沙汰いたしました。
Commented by sawayoshi45 at 2006-06-24 23:45
>今日さん
こんばんは。お久しぶりです。

>これって、待つ、と言う事でしょうかね。

そうですね。
ただ、「待つ」ばかりだと、それはそれで、どうなのかなと思っています。
私自身、「引っ張る」と「待つ」のバランスをどうとっていくか、いつも悩むところです。
その子、その子の伸びる時期をどう見極めていくか、難しいですよね。

これからも、今日さんのご意見など頂けたら嬉しいです。
今後とも、よろしくお願い致します。


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