もっとズルくならなくちゃ!
中田英寿選手が引退するそうな。
サッカーに疎い私でも知っている
数少ない選手のひとり。
う~ん、残念です。
「小さくてもいいから、いつか自分の塾を開きたい!」
かつて私がそんな夢を語ったとき、
「お前は商売には向いてないよ」とある人に言われました。
その人が言うには、
「お前は人がよすぎる。
自分で商売をするなら、もっとズルくならなくちゃ!」ということでした。
その人は当時、職種はまったく違いますが、
世間で言う「成功者」と言われる人でしたので、そう言われた私は、
「う~ん、そんなものかなぁ。やっぱり理想だけじゃ食べていけないのかなぁ」
と思ったのを憶えています。
その反面、言われると言われるほど反発したくなるのも私の性格。
その人の忠告も聞かず、私は自分の信念を貫きたいという思いで、
塾を辞めてひとりで活動し始めました。
あれから約10年。
私にそう忠告してくれた人は、結局株で失敗し、会社も家も家族も失いました。
今何をしているのかもわかりません。
一方、私のほうと言えば、相変わらず超零細個人。
決して贅沢な暮らしが出来るわけではありませんが、
周りの人に助けられながらも何とか細々と生き残っております。
いい人との「縁」にも恵まれて、そこそこ幸せを感じながら生活させて頂いております。
もし、あの時、その人の忠告を素直(?)に受け入れて、
本当にズルく振る舞い、お金儲けに走っていたら、
たとえ一時の成功を味わうことが出来たとしても、
今ごろは生き残っていなかったかもしれません。
仮に生き残っていたとしても、
毎日毎日、何かに追われながら、
戦々恐々とした気持ちで仕事をしているかもしれません。
そんな状態で、子供に「いい指導」が出来るわけがありませんよね。
それに出会った人たちも、きっと違っていたのではないかと思います。
「類は友を呼ぶ」というように、
「ズルい私」の周りには、結局「ズルい人」だけが集まってきて、
お互いに足の引っ張り合いをしているかもしれません。
そう言えば以前、生徒への指導よりも営業にばかり力を入れている塾がありました。
「今いる生徒よりも、新しい生徒をいれる方が大事!」と、そこの塾長は言い放ちました。
私は面接に行って採用はされたものの、
塾長のその言葉を聞いた瞬間、その塾を1日で辞めました。
そんな考えを持った塾では、働きたくなかったからです。
けっこう教室も多く、札幌市内ではそこそこ大きいほうの塾でしたが、
案の定、それから数年もしないうちに、その塾はなくなりました。
自分で言うのも何ですが、
今まで正直にやってきたからこそ、いい人との「縁」にも恵まれてきたし、
そういった人が周りにいるからこそ、今も心穏やかに仕事が出来る。
そんな気がします。
まあ、こんな私もこれから先はどうなるのか、正直わからないし、不安もいっぱいです。
でも、もしこれから何かを始めようとする人にアドバイスする機会があったとしたら、
「たまにはハッタリが必要なときもあるだろうけど、
あまりズルいことは考えずに、正直にやることが一番なんじゃないのかな。
くれぐれも本末転倒にだけはならないように。
それでダメならしょうがないっしょ!」
と言いたいところですね。
あっ、でも、いつどうなるかもわからないような私に、
アドバイスを求める奇特な人なんて、実際はいないでしょうけど・・・。
by sawayoshi45
| 2006-07-03 23:59
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