それって自慢になるのかな?
いよいよ準決勝。
ドイツ×イタリア戦。
さて、どっちを応援しようかな?
塾勤めしていた頃、悪いカタチで自分の手元を離れていった生徒が、
その後、成績が落ちたということを自慢げに話す先輩がいました。
その先生にしてみれば、きっと、
「自分から離れた→成績が落ちた→やっぱり自分の指導法がいい」
ということを示したかったんでしょうね。
悪く言えば、その生徒に対する「復讐」なのかもしれません。
その気持ちは、同じ教える立場の人間としては、わからないわけではありません。
でもそれって、本当に自慢になるんでしょうか?
私はその先輩の人間性に、ちょっと疑問を持ったのを憶えています。
自分の手元から離れたと同時に、その生徒の成績が落ちる。
逆に言えば、その程度の指導しかしてこなかったということになります。
つまりその生徒は、イヤな勉強を無理矢理やらされて、
かろうじてそれまでの成績を保っていたに過ぎないということ。
そういった指導が、本当に「いい指導」と言えるのでしょうか?
自分の手元を離れた後でも、
その生徒が、自分でしっかり考えてやっていけるよう導いていくこと。
これが本当の「いい指導」ではないかと私は思っています。
たとえ1か月や2か月でも自分と関わったことのある生徒であれば、
どうであれ、その生徒の今後の幸せを願うのが、教える立場にある人間の務め。
子供の不幸を自分の自慢のネタにする。
やはりそういった先生には、疑問を持たざるをえません。
ただ、こう言っている私自身、
すべての子供たちに「いい指導」が出来ているかと問われると、
正直まったく自信はありません。
数は少ないですが、今までも、途中で辞められた生徒が現実に何人かいます。
やはりお互い人間である以上、
子供との「相性」、親御さんとの「相性」というのもあるかと思います。
「どちらがいい」とか、「どちらが悪い」とかという問題ではなく、
それはある程度はしかたのないことだと思っています。
まあ、だからと言って、すべてを「相性」のせいにするのは大間違いですけどね。
「辞められた」ということは、必ずそこには理由があるはず。
それは教える側の問題かも知れませんし、辞める側の単なるわがままかもしれません。
でも、どんな理由であったとしても、
辞めていった生徒の悪口を言っては、子供の不幸を自慢のネタにする。
そんな「小さい人間」にだけはなりたくないなと思います。
あっ、でも昔の同僚の悪口を書いている私の人間性はどうなのかと突っ込まれると、
返す言葉もありませんが・・・。
まあ、そのへんはみなさん、どうか穏便によろしくお願い致します・・・。
by sawayoshi45
| 2006-07-04 23:59
| 家庭教師のこと
【札幌の家庭教師 学びの森】 サワダと申します。
by sawayoshi45
札幌の家庭教師 学びの森
【学びの森 ホームページ】
【自己紹介】
----------------------
【Link】
関根正明のデスク
加藤諦三ホームページ
私立小学校で教師修行!!
日本の教育は、これでよいのか
Souldoctor's Diary Room
爆発的に勉強をやる気にさせる
自由を求めて彷徨い迷子
don't worry!な毎日
piano street
モニママの教育日記
ゆめ芝居 それがしの申します~
ほるもんTの学級通信
ゼロからスタートの08年中学受験
ぽかぽか日和
GOAL通信
札幌家庭教師ガイド
---------------------------
【ブログランキング】
人気blogランキングへ
人気UPランキング>育児・教育
ブログリンク&ランキング
----------------------
以前の記事
2019年 10月2019年 03月
2019年 02月
more...
カテゴリ
家庭教師 学びの森自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと