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目の上のタンコブ

目の上のタンコブ_f0015391_23394457.jpg
最近こちらのサイトで、
私の記事を紹介してくださっている方がいらっしゃいます。
で、ひと言お礼を申し上げたいのですが、
コメントが出来ないようなので、こちらで。
管理人のりんごさん、取り上げて頂き大変光栄です。
ありがとうございます。
地味なブログですが、これからもよろしくお願い致します。



すでに亡くなっている私の父は、寡黙で物言わぬ人でした。
良く言えば、「もの静かで温厚な人」、
悪く言えば、「あまり威厳のない人」だったような気がします。
ですから、私は子供の頃から父に怒られた記憶がほとんどありません。

一方、今も元気な私の母は、まったく逆のタイプ。
良く言えば、「世話好きで何でもする人」、
悪く言えば、「クチの悪いお節介焼き」といったところでしょうか。

そのため、私にとっての母は、どこか「目の上のタンコブ」的存在でした。
いや、「でした」ではなく、現在進行形「です」かもしれませんが・・・。

私が夢を語ったり、何かを始めたりしようとすると、
クチをはさんでくるのは、決まって母親。

「お前にそんなことが出来るわけがない!」
「所詮、ウチの息子なんだから・・・」
「カエルの子はカエル!」

戦後の苦しい時代を、7人兄弟の長女として、下の子の世話をしながら、
苦労して生き抜いてきたという思いが強いせいか、
花より団子、とにかく現実的な考えの持ち主です。

ですから、若い頃は、
「どうしてわかってくれないのか!?」と、母とぶつかってばかりいました。

ただ、ここしばらくの間は、
私も親の気持ちが少しはわかるような年齢になったせいか、休戦(?)状態。
母も最近ようやく私のことをわかって(諦めて?)くれたようでございます。

若い頃、あれだけ疎ましく思っていた母の存在。
でも今思えば、母が「目の上のタンコブ」になってくれたらからこそ、
それをバネに頑張れたとも言えるし、
それによって今の自分があるんだなという気がします。

もし、両親共に「ものわかりのいい人」だったとしたら、
私は今ごろ、万能感バリバリ、世間知らずの傲慢人間になっていたかもしれません。
(あっ、「今もそんなに変わらないんじゃ・・・」なんて恐いこと、言ったらダメですよ!)

基本的に「お調子者」の性格を持つ私にとっては、
「高くなった鼻」をへし折ってくれる存在が、どこかで必要だったのだと思います。
今では、その役割を妻が担ってくれておりますが、
もし独り者だったらと考えると、ちょっと恐ろしい気がしますね。

教育で大切なのは「アメとムチ」。
「褒めるだけの教育」もダメでしょうし、「叱るだけの教育」もダメ。
そのバランスがもっとも大切なことだと私は思っています。

信頼関係を築きながらも、お互いある程度の距離を保つ。
やはりそんな関係が、理想なのではないかと思います。

まあ、そういった意味では、
私も子供たちにとって「目の上のタンコブ」的存在になることも、
ときには必要だということでしょうね。

ただ、幸か不幸か、私はどちらかと言うと父親似。
「目の上のタンコブ」どころか、
「踏み台(?)」にされていることのほうが多いような気が・・・。
う~ん、それはそれで、ちょっと問題ありかも・・・。

ところで、私にとっての「目の上のタンコブ」。
何だかんだ言っても、私のことを一番心配してくれていることは、よくわかっています。
なかなか実家に帰る暇はないけど、たまには電話ぐらいするとしますか・・・。
by sawayoshi45 | 2006-07-05 23:29 | 自分のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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