空腹感

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最も魅力的な都市は札幌だそうな。
しかも10位以内には、
北海道の都市が4っつも。
調査したのが夏だったからかな?



もし私が今、一生遊んで暮らせるだけのお金を持っていたとしたら、
誰かに「一生懸命働くことが人間として大切なこと」と説教されても、
まったく実感が持てないのではないかと思います。

何もしなくても食べていける。
そんな環境に置かれていたら、あまり真剣に働こうとは思いませんよね、ふつう・・・。

好きなことをするため、
夢を実現するため、
自分の理想を追い求めるため・・・

タテマエはいろいろありますが、
やはり仕事は「お金のため」「生活のため」であることは否定できません。
それだけお金というのは、人間にとって大切なものであると思います。

そして、その大切なものを人様から頂くと思うからこそ、
マジメに働かなければという意識も芽生えてくるのではないかと思います。
お金の大切さがわからない人に、
「マジメに働け!」と説教したところで、効き目はありませんよね。

子供もまた同じだと思います。

自分は何もしなくても、好きなものが食べられる。
自分が何もしなくても、欲しいものが手に入る。
イヤなことはやらなくても、誰からも咎められることはない。
将来は親の残した財産で一生遊んで暮らしていける。

まあ、ちょっと極端な例かもしれませんが、
こういった環境のもとで育った子供に、
「将来のために勉強しなさい!」と言ったところで効き目がないのは明らかだと思います。

人間をやる気にさせるために必要なのは、「満腹感」ではなく「空腹感」。
最近はあまり聞かなくなりましたが、「ハングリー精神」とも言いますよね。

「もっといい生活がしたい」
「もっと稼げるようになりたい」
「もっと成績を上げて人に認められたい」
「将来は人よりいい仕事に就きたい」

こういった発想が良いか悪いかはわかりません。
でも、こういった思いがあるからこそ、
人間は勉強も仕事も真剣に取り組めることは確かだと思います。

逆に、こういった思いがない人に、
いくら勉強の大切さ、仕事の大切さを説いたところで、やる気になることはないと思います。

「どうしてウチの子はやる気になってくれないのかしら」

こういった言葉をよく聞きますが、
やる気にならないのは、やる気になれない環境を与えているということも考えられます。

「子供をダメにする一番の方法は、子供が欲しがるものを何でも与えること」
という言葉もあります。

人間は、必要に迫られれば誰でもやる気になるはずです。
やる気になれないということは、必要に迫られていないということ。

家庭の中で王子様・王女様として扱われて、
いつも「満腹状態」になっている子供が最近多いような気がするのは、私だけでしょうか?

「別にやりたいこともない」
「将来、何をしたいかわからない」
「行きたい学校もない」
「成績も今のままで十分」

こういった子をやる気にさせる方法を私は知りません。
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by sawayoshi45 | 2006-09-08 23:09 | 教育のこと | Comments(4)
Commented by tea*rose at 2006-09-09 09:58 x
ピアノ教室に来る子どもというのは、とても恵まれた環境にある、とダンナは言います。確かにピアノが弾けなくては生きていけないこともないので、そういうものにお金をかけてくれる家庭は豊かかもしれません。

だからなのか、私が至らないのか、サワダさんのおっしゃること、よく考えることがありました。

飢えたことのない子にやる気になれ、と説得するむなしさは本当によくわかります。

今、なんとかうまくレッスンが流れるようになったのは、子ども達に、いかに自分が至らない存在か、ということを目の当たりにさせることをためらわなくなったせいかと思います。

うまく指が動かせない、音が覚えられない、思うように行かないことのまえで子ども達は、脱兎のごとく逃げ出そうとしますが、それをさせないようにすることを覚えました。無理強いではなく、様々な要素でそうさせているうちに、子ども達は、自分の至らなさを知り、そこから、自分を高めるハングリーさを学んでいるようにみえます。

教師という仕事は、もしかしたら、勉強の楽しさを教えるよりも、自己をあるがままに評価させる仕事かもしれませんね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-09-10 00:03
>tea*rose さん
やったこともないのに、「やれば出来る」と勝手に思い込んでいる万能感いっぱいの子供たちが増えてきたのは、「褒める教育」の弊害なのかも知れませんね。

「褒める教育」が悪いと言いいたいわけではありませんが、
「褒めるだけの教育」には、はなはだ疑問を感じます。

「自分が思っているほど、自分はたいしたことがない」ということを自覚し、
それでも自分に出来る限りの努力をして、困難を乗り越えていく。
こういった経験を通して、はじめて「自信」が芽生えるのではないかと思います。

tea*rose さんのおっしゃるとおり、
無理強いではなく、その子に合った方法を何とか見つけ出して、
「自信」をつけさせてあげることが、私たちの仕事なのかも知れませんね。
Commented by ひょう at 2006-09-28 08:28 x
はじめまして。

>子供をダメにする一番の方法は、子供が欲しがるものを何でも与えること

今日の記事を読んで思い出したこと。
「いつもお腹いっぱいで、いつも暖かい服を着せておくと、子どもはダメになる」
適度な空腹感&寒さ(を感じること)が必要なんですね。

私も北海道に住んでいます。いつかお世話になるかもしれません。
その時はよろしくお願いします。

Commented by sawayoshi45 at 2006-09-29 00:23
>ひょうさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
同じ北海道に住む方からコメントを頂けるのは、とても嬉しいです。

>「いつもお腹いっぱいで、いつも暖かい服を着せておくと、子どもはダメになる」

その通りですね。
私たち大人でも、いつも美味しいものが食べられて、
これ以上欲しいものもないという環境にいたら、やる気になんてなれませんからね。
それどころか、自分が恵まれているということにすら、気づかなくなってしまいます。

苦しみがあるからこそ、楽しさを実感できる。
空腹感を感じるからこそ、満足感も感じられる。
寒さを感じるからこそ、暖かさも感じることが出来る。

こういったことを忘れてはいけないのかも知れませんね。

それでは、また気軽に遊びにいらしてくださいね。


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