特別扱い

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2009年度から札幌の公立高校は、
一学区制になるらしい。
学校選択の自由か、競争激化か・・・、
いずれにしても、一長一短ですね。
まあ、制度がどう変わっても、
私がやることは、いつも一緒ですけど・・・




昨日の記事にも書きましたが、私は小学校高学年の頃から、
家業の働き手のひとりとして、借り出されるようになりました。

そしてそれは、受験直前でも変わることはありませんでした。
「受験生だから」といった理由で、「特別扱い」されるようなことは1度もありませんでした。

勉強さえしていれば、見逃してももらえるんじゃないかと知恵(?)を働かせ、
わざと熱心に勉強しているフリをしたことも何度かありましたが、
いつも虚しい結果に終わっておりました。

それが、ウチの両親の教育方針だったのか、
ただ単に人手が足りなくて、そんな余裕がなかったのかはよくわかりません。
(多分、後者です!)

「子供がせっかく勉強しようという気になっているのに、勉強もさせてくれない。
そんな親がどこにいる? それでも親か!?」。

当時はちょっと怒りさえ覚えたこともありましたが、
今思えば、逆にそれが良かったのかなと思います。

「自分は他の受験生よりも時間が制限されている」
「自分が働いている間に、ライバルはどんどん先に進んでいるかもしれない」
そういった思いがあったからこそ、勉強に集中できたような気がします。

もし、物分かりの良い両親で、
「やりたかったら、いくらでも勉強してもいいよ、ジャマは一切しないから」と言われていたら、
「ヘソ曲がり隊」の要素いっぱいの私は、逆にやらなかったのではないかと思います。

そう考えると、
人間は、ある程度行動を制限されたほうがやる気になるということかもしれませんね。

私の両親は共に学歴もなく、勉強や受験に関しては、かなりの放任主義でした。
私は親に、勉強について何か言われた記憶はほとんどありません。
「やるのも勝手、やらないのも勝手」といった感じでした。

多分、私が受験しようとしている学校が、どの程度のレベルかということすら、
よくわかっていなかったと思います。
それが良いか悪いかは私にはわかりません。
今だったら、子供の勉強に無関心の「悪い親」と言われているかもしれませんね。

でも、そのお蔭で、当たり前のことではありますが、
「勉強も大事だけど、すべてにおいて勉強が優先されるわけではない」
ということも学ぶことが出来たような気がします。

ちょっと前に「空腹感」という記事を書きましたが、
人間は、あまりに恵まれた環境を与えられ過ぎると、
逆にやる気を失ってしまうことも多いのではないかと思います。

「受験生だから」といった理由で、「特別扱い」し過ぎるのは、
逆効果になる場合もあるのではないか、そんな気がします。

「勉強さえしてくれるなら」と、何かと子供を「特別扱い」しようとする親。
「勉強さえしていれば」と、自分が「特別扱い」されることを当然のことに思っている子供。
そして、それを助長するような発言を繰り返す教師。

何かが違うような気がするのは私だけでしょうか?

と言いつつも、
「仕事さえしていれば」と家事のほとんどを妻にまかせっきりにしている私。
これって同罪?
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by sawayoshi45 | 2006-09-12 00:27 | 教育のこと | Comments(6)
Commented by tea*rose at 2006-09-12 14:11 x
そういう「勉強さえしてくれるなら」な風潮が、「勉強ができるんだから何してもいいだろうこの野郎」なバカ助を育てるんですよな。(ひがみ?)

ちなみに(ここから小声)両親ともに教育者だった我が家は、鬼の遊び人隊長の私に、悲しみの舞いを踊らされまくっておりました。

ごめんね。勉強したくなくなる環境ってやつについては、非常に勉強させてもらったけど、なんの結果も出せずにごめんね。
Commented by くま塾長 at 2006-09-12 22:30 x
勉強さえしていれば・・・

と言う台詞には、愛情が感じられないんですよね
子供を正面から見ていない。大人の都合しか感じられない
だから、おかしくなってしまうと思うのです
特別扱いしないというのは、家族の一員としてしっかり目をかけている証拠ではないかと思うのです
いずれにせよ、人間は誰かに見守られている、と思うと強いですよね。
Commented by soul_doctor2005 at 2006-09-12 23:06
今まで教えてきた生徒の保護者に中には「勉強さえしていれば…」という保護者は確かにいました。でも、そういう家庭の子供のほうが、逆にやる気のない子であったことが多いです。
それは、サワダさんがおっしゃるように、ある程度制限されていた方がやる気がでるということかもしれません。

私の親は「勉強しろ」とも言わないし、家事を手伝わせることも無かったので、それを良いことに私は遊んでばかりいました。
今となっては遅いのですが、そのことを猛烈に反省しています。
大人なら大抵の人が思うのでしょうが、やっぱり勉強しておけば良かったと今さらながら思います。
Commented by sawayoshi45 at 2006-09-12 23:17
>tea*rose さん
>そういう「勉強さえしてくれるなら」な風潮が、「勉強ができるんだから何してもいいだろうこの野郎」なバカ助を育てるんですよな。(ひがみ?)

確かにそうかも知れませんね。
子供の世界では、勉強が大きなウェイトを占めることは間違いのないことですが、
社会に出れば、勉強の果たす役割はほんの一部。
もっと大事なことがたくさんあることも伝えていくことが、
私たちの仕事かも知れませんね。

>ごめんね。勉強したくなくなる環境ってやつについては、非常に勉強させてもらったけど、なんの結果も出せずにごめんね。

う~ん、こちらに関してはノーコメントということで・・・・・
でも、tea*rose さんのご両親なら、もう許してくれていると思いますよ!
きっと、多分、おそらく・・・・・・

ところで、「鬼の遊び人隊」って隊員募集してます? 隊長!!
Commented by sawayoshi45 at 2006-09-12 23:31
>くま塾長さん
こんばんは。お久しぶりです!
コメントありがとうございます。

おっしゃる通りですね。
特に私たちのように「教える立場」にいる人間は、
子供に勉強して欲しいという思いが強くなるあまり、
どうしても自分の都合だけで物事を考えてしまいがち。
私にもそういったところがあるので、気をつけなければと思います。

>特別扱いしないというのは、家族の一員としてしっかり目をかけている証拠ではないかと思うのです

そうですね。
そういった意味では、ある意味「一人前」として自分を扱ってくれた両親に感謝ですね。
「見守られている」と同時に、「自分が誰かの役に立っている」。
こういった思いがあればこそ、人はやる気になるのかも知れませんね。
Commented by sawayoshi45 at 2006-09-12 23:43
> soul_doctor さん
こんばんは。

>大人なら大抵の人が思うのでしょうが、やっぱり勉強しておけば良かったと今さらながら思います。

はい! 私も高校まではそこそこやってきたほうだとは思っていますが、
大学時代は、バブルと同時にハジケてしまいました(笑)。
soul_doctor さん同様、もっと勉強しておけば良かったと、
今猛烈に反省しております(汗)。

でも、過去は変えられませんから、これから頑張るしかありませんね。ハイ!


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