「頑張ってね!」と「頑張ってるね!」
「大荒れ!?」かと思っていたら、
札幌はたいしたことはなかったようです。
でも、最低気温はついに一桁。
着々と冬に向かっているようでございます。
子どもに対して、
「頑張ってね!」という言葉を使う教師や親御さんは多いと思いますが、
「頑張ってるね!」とう言葉を普段からかけてあげている人は、
意外と少ないのではないでしょうか。
50点を取れば60点を要求し、60点を取れば70点を要求。
90点取れるようになったら、今度は100点。
私たち大人の、子どもたちに対する要求水準は高くなるばかり。
これでは、せっかく今まで頑張ってきた子どもたちも、
「いったいいつまで頑張ればいいのか?」
と、不安になるのも無理もないことだと思います。
常に「もっともっと・・・」と要求される子どもたちの気持ち、
立場を逆にして考えてみると、よくわかるのではないでしょうか。
せっかく一生懸命作った料理に対して、
「お母さん、今日の料理は60点だね。今度は80点目指して頑張ってね!」
と言われたとしたら・・・。
「頑張れ!」と言われて、頑張る気になれない子供たちの気持ちもよくわかりますよね。
「頑張れ!」と言われるよりも、「美味しかったね!」というひと言のほうが、
よっぽど、「次も頑張って作ろう!」という気になるのではないかと思いますが、
いかがでしょうか?
子どもたちも同じだと思います。
テストがある度に「頑張れ!」と言われ続けている子どもと、
「頑張ってるね!」と、いつも頑張りを認められている子どもとでは、
どちらがやる気のある人間に育つか、答えは明らかですよね。
「やる気になれ!」と言われて、やる気になる子どもはいません。
同様に、「頑張れ!」と言われて、頑張る子どももほとんどいません。
「やる気になって欲しい!」「頑張って欲しい!」と思うのであれば、
「やる気になれ!」「頑張れ!」と言うのではなく、
まずは、子どものちょっとした頑張りを認めてあげることが大切ではないかと思います。
「やる気になれ!」と言われ続けて、やる気になった子を私は見たことはありませんが、
頑張りを認められて、その後成績が急上昇した生徒なら、何人か知っています。
「頑張ってね!」と「頑張ってるね!」
間に「る」を入れるだけで、効果は大違い、といったところでしょうか。
う~ん、でも私自身、過去を振り返ってみると、
「頑張ってね!」という言葉のほうを圧倒的に多く使ってきたような気が・・・。
これからは「頑張ってるね!」という言葉がけを増やしていけるよう、
心がけたいものでございます。
(自戒を込めて・・・・・)
by sawayoshi45
| 2006-10-09 00:51
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