人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「どうして出来ないの?」より「どうして出来たの?」

「どうして出来ないの?」より「どうして出来たの?」_f0015391_020563.jpg

祝・ドラゴンズ優勝!
ドラゴンズファン暦25年のサワダ。
今日はいい夢が見れそうでございます。
ただ、北朝鮮の核実験のおかげで、
目立たないのが、ちと寂しい・・・・・




走るのが苦手な子どもに向かって、「どうしてもっと速く走れないの?」
料理が苦手なお母さんに、「どうしてもっと美味しく作れないの?」
頑張って働いているお父さんに、「どうしてもっと稼げないの?」

これほど、残酷な質問はありませんよね。
こう言われて、「よし、頑張ろう!」という気になる人は少ないのではないでしょうか。

でも、これと同じこと、私たちは普段から子どもたちにしていますよね。
そう、「どうして出来ないの?」です。

わからなかった問題、出来なかった問題について、
「どうしてこんな問題も出来ないの?」と言っていないでしょうか。

言われた子どもにしてみれば、
「そんなこと言ったって、出来ないものは出来ない」というのがホンネ。

そもそも、そういった質問に答えられる人は、ある程度「出来る」人に限られますから、
勉強が苦手な子どもに、「どうして出来ないの?」と質問したところで、
答えが返ってこないのは、当たり前のことです。
(と言いつつ、私もたまにやってしまうんですが・・・)

勉強が苦手な子どもたちに有効なのは、
「どうして出来ないの?」ではなく、
「どうして出来たの?」だと思います。

「出来なかった理由」は言えなくても、
「出来た理由」なら、子どもたちは得意げに話してくれます。
他人に話すこと、他人に説明することで、知識は定着しますから、
こちらのほうがよっぽど前向きですよね。

そして、そのときに大事なのは、こちらが先回りしてクチを挟まないこと。
しっかり最後まで聴いてあげる姿勢を崩さないことですね。

「どうして出来ないの?」よりも、「どうして出来たの?」
出来なかったものを責めるよりも、出来たものを褒める。

そういったことで、子どもたちは少しずつやる気を出してくるんじゃないか、
そんな気がしますが、いかがでしょう?

「どうして美味しい料理が作れないの?」と、
「どうしてこんなに美味しい料理が作れるの?」。

お母さんなら、どちらが「頑張って作ろう!」という気になりますか?
by sawayoshi45 | 2006-10-11 00:29 | 教育のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

札幌の家庭教師 学びの森

以前の記事

2019年 10月
2019年 03月
2019年 02月
more...

カテゴリ

家庭教師 学びの森
自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

北海道
受験・勉強