進路指導
松坂投手大リーグ移籍。
それにしても60億って・・・
シンジラレナ~イ!!
センター試験まで残り2か月。
高校入試まで残り3か月。
いよいよ受験シーズン到来、といったところですね。
「どこの学校を受験するべきか」
「自分に合った学校ってどこ?」
「この成績で、本当に志望校に合格出来るんだろうか?」
生徒や親御さんの不安や悩みは尽きませんよね。
そんな生徒や親御さんには大変申し訳ないのですが、
私は今まで「進路指導」なるものを行ったことは一度もありません。
(これからもするつもりはありません)
もちろん、
「○○高校に行くためには○点ぐらいが必要だから、これぐらいの努力が必要だよ」
といったアドバイス程度のことをすることはありますが、「指導」はしません。
志望校は本人が決める、それでいいと思っています。
偏差値60の生徒が、
「サッカーを頑張りたいから偏差値50の高校を受けたい」
「おぉ、いいじゃん! その代わり、サッカー死ぬ気で頑張れよ!」
偏差値50の生徒が、
「どうしても行きたいから、ダメもとで偏差値60の高校を受けたい」
「おぉ、いいじゃん! これから相当頑張んなきゃいけないとは思うけど・・・」
これじゃあ、「指導」なんて言える代物ではありませんよね。(笑)
ちょっと乱暴な言い方かも知れませんが、
教え子たちがどこの学校に行こうが、私にはどうでもいいことです。
もちろん、それぞれの志望校に合わせた受験対策なども行っていますが、
問題は、合格か不合格かではありません。
志望校に向けて自分が何をしたか、
自分がどれだけの努力をしたか、
私が生徒を評価するのはそこだけです。
偏差値65の高校であっても、
何もしないでたまたま受かった結果であれば、さほどの価値はありません。
逆に、偏差値45の高校であっても、
本人が一生懸命努力した結果であるならば、十分価値のあるものだと思っています。
ですから、私には「指導実績」はありますが、「合格実績」はありません。
「合格実績」とは、私の「実績」ではなく、生徒の「実績」。
それを横取りしてはいけません。
部下の手柄を横取りするような上司は嫌われますからね。
少しばかり偏差値の高い学校に受かっただけで、自分をエリートだと勘違いする子供たち。
少しばかり偏差値の低い学校に通っているというだけで、自分を卑下する子供たち。
そして、それを助長するような発言を繰り返す大人たち。
そんな世の中が続く限り、いじめ問題などが解決するわけがない。
私はそう思っています。
学歴は学歴でも、大事なのは「学校歴」よりも「学問歴」。
目標に対して自分がどれだけの努力をしたのか、
そして、その中で自分が何を学んできたのか、
そちらのほうが大切であることを子供たちには伝えていきたい、
そう思っています。
by sawayoshi45
| 2006-11-16 00:44
| 自分のこと
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