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人間力

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今年の漢字は「命」
親の虐待、子供の自殺・・・、
特に子供の「命」については、
いろいろ考えさせられた年ですね。



長いこと、この仕事で食べさせて頂いておりますが、
今まで点数や成績だけで、生徒を責めたり厳しいことを言ったり、
といったことは一度もないと自負しております。

私が生徒を叱る理由はただひとつ、
「やるべきことをやらなかった」ときだけです。

たとえ結果が90点でも、
何も準備をしていた様子がなかったら、叱ります。

たとえ結果が40点でも、
その子なりに努力した結果であれば、叱ることはありません。

私が勉強を通して子供たちに伝えたいのは、
点数を取るためのテクニックではありません。
英文法や関数でもありません。

英文法が多少できなくても、生きていくことは出来ます。
関数が解らなくても、日常生活で困ることはほとんどありません。

そういったものは、学校を卒業した時点で、
ほとんどの人は忘れてしまうでしょうし、
それはそれでいいと思っています。

社会に出たら、また新しい勉強が始まります。
そちらの勉強のほうが、学校の勉強よりもはるかに大切であることは、
今さら言うまでもないことですよね。

ただ、
テストがあることがわかっていながら、何も準備をしようとしない。
テスト範囲がわかっていながら、その範囲の勉強さえしようとしない。
悪い結果が出ていながら、言い訳ばかりして、反省する姿勢がない。

こういった当たり前のことが出来ない、あるいはしようともしない態度は、
いずれ周りからの信頼を失い、
将来大きな損をする可能性が高いと思います。

信頼を得るには、特別なことは要りません。

時間を守る。
約束を守る。
相手の立場を考える。
やるべきことをする・・・。

ただ、それだけのことです。
人間として当たり前のことを積み重ねていけば、信頼を得ることは出来る。
私はそう思っています。

私が勉強を通して、子供たちに本当に伝えたいこと。

それは、ちょっとおこがましい言い方ではありますが、
結局のところ「人間学」であり、「人間力」なんだと思います。

結果がどうこうという問題ではありません。

当たり前のことを当たり前にできる。
相手のことを精一杯思いやれる。
努力するべきときは、しっかり努力できる。

それが「人間力」だと思います。

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」

「それは『人間学』を学んで、『人間力』を鍛えるため」

今はそう答えるようにしています。
もっとも、実際どれだけ子供たちに伝わっているかは、
かなりビミョーですけど・・・(苦笑)
by sawayoshi45 | 2006-12-14 00:45 | 教育のこと


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