きれいごと

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今日から2月。
プロ野球もキャンプイン。
春近し、ですね!
でも、北海道の春はもう少し先かな?



「受験は人生の通過点に過ぎない」
「テストは点数さえ取れれば良いってもんじゃない」

教える立場にいながら、
ついこういった類の発言をしてしまうことが多いせいか、
こんな地味で目立たないブログにも、
たまにご批判の声を頂くことがございます。

先日も、「ヤマを張ってもムダ!」という記事に対して、
私の書いていることは「きれいごと」だというご指摘を受けました。

そこで今日は「きれいごと」について、
自分の思いをちょっと書いてみようと思います。

あっ、といっても、これは批判をくださった方への当て付けではございません。
あくまで私の考えですので、
みなさんも、そのつもりで読んで頂けたら幸いでございます。

たしかに私は、
「たかが受験」「たかが点数」
といった表現を使ってしまうことが、たまにあります。

でも、
「受験なんてどうでもいい」
「点数なんてどうでもいい」と思ったことは一度もありませんし、
そのように書いたこともないつもりです。(多分・・・)

仮にそう思っているとしたら、そもそもこの仕事はやっておりません。

いくら腹黒い(?)私でも、「どうでもいい」ようなことで、
人様からお金を頂いて平気な顔をしていられるほど、
図太い神経は持ち合わせておりません・・・(苦笑)

受験やテストは、多くの子供たちにとって、最初に立ちはだかる「壁」です。
その壁を乗り越えるために、苦しみながらも真剣に向き合っていくことは、
子供たちにとって、とても尊い経験だと思っています。

そういった子供たちのために少しでもお手伝いが出来れば、
そういった思いで、私も仕事に取り組んでいるつもりです。

ただ、本人以外、つまり周りの大人が、
必要以上に受験に関わろうとすることには、
正直疑問を抱いています。

「勉強も出来ないヤツは、どこに行っても通用しない」
「努力できないヤツは、人間のクズ」
「あんな学校落ちるなんて、恥ずかしくて外も歩けない」

そういった心無い大人の言葉に傷つけられて、
今にも押しつぶされそうになっている生徒、
あるいは、すでに押しつぶされてしまった生徒も現実にいます。

そういった子供たちに向かって、
「受験は受かってナンボ」
「点数取れなきゃ意味がない」
といったような言葉をかける勇気は、今の私にはありません。

「甘やかしているだけ」と思われるかもしれませんが、
そういった子供たちには、
私は「たかが受験じゃん!」「たかがテストじゃん!」とハッキリ言います。

受験に落ちたからといって、
不幸になることが決定したわけではありませんし、
ましてや命を取られるわけでもありません。

もちろん、この程度の言葉で子供の心を救えるなんて思ってはいませんが、
そういった考えを持った大人が身近にいることを示すことで、
少なくとも最悪の事態になることだけは避けられんじゃないか、
自分ではそう思っています。
(ただの思い上がりかもしれませんが・・・)

いくら教え子といっても、万が一、最悪の事態になったとき、
今の私には、その責任を取れるだけの能力もなければ力もありません。

ですから、いくら可能性は低くとも、
そうならないための予防線だけは、
指導者として張っておかなければいけないと思っています。
たとえ「自分可愛さのため」と思われたとしても・・・です。

私は今まさに苦しんでいる生徒に対して、
いや、苦しんでいるからこそ、
「受験だけがすべてじゃないよ」と言います。

それは私の中では、
決して「きれいごと」ではなく、
紛れもない「真実」だからです。

むしろ、
「受験さえ乗り越えれば、あとはパラダイス」
「受験さえ乗り越えれば、キミもエリートの仲間入り」

そんな言葉で生徒を励まそうとするほうが、
よっぽど「きれいごと」のような気がしてしまうんですが、
そう思うのは私だけでしょうか?
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by sawayoshi45 | 2007-02-02 01:05 | 教育のこと | Comments(2)
Commented by soul_doctor2005 at 2007-02-02 20:13
サワダさん、大変ご無沙汰しております。
私たちの塾でも、中学受験が終了し、少しのんびりできるようになってきました。ちょくちょく記事だけは読ませていただいておりましたが、久々にコメントさせていただきます。

私たちの塾でも、入試が終わり、合格した子、不合格した子がでています。とはいえ、中学入試ですから、全部落ちれば公立にいけばいいわけで、それこそ命をとられる訳じゃありません。
それでも、一生懸命頑張ってきた子供たちは不合格になればショックを受けます。男の子でも泣きます。そんなときどんな言葉をかけてやればいいのか本当に悩みます。
2年3年と時を費やして一つのことに取り組んで、それが駄目だったら
大人でも落胆します。正直なところかける言葉がないのです。
とりあえず、子供たちの努力だけを精一杯ほめてやります。
それしか出来ないのは本当に歯痒いし、情けなくもあるのですが、それ以外のことを言うのはそれこそ「きれいごと」のように感じるのです。
Commented by sawayoshi45 at 2007-02-02 22:55
>soul_doctorさん

こんばんは。お久しぶりですね。
受験指導、お疲れさまでございます。
私のほうはこれから1ヵ月が勝負です。
といっても、soul_doctorさんの仕事に比べれば、かなりゆるゆるですが・・・(笑)

そうですね。
確かに今まで必死に頑張ってきた子供たちにとっては、
何を言われても、それこそ「きれいごと」に聞こえてしまうかも知れませんね。
子供の気持ちを考えれば考えるほど、かける言葉が見つからない。
そんなものかも知れませんね。
私も気をつけたいと思います。


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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