子供のため? 自分のため?

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私立高校の入試が始まりました。
「難しかった~」という声が届いていますが、
大丈夫!みんな同じことを思っているはず!
気持ちを切り替えて、本命に向けて頑張りましょ!



私がこの仕事をしているのは、
「子供のため」ではなく、「自分のため」です。

私が生徒に勉強をさせるのは、
「子供の将来のため」ではなく、「自分の実績のため」です。

私が生徒に厳しくするのも、
「子供のため」ではなく、「自分の実績のため」です。

私が生徒に優しくするのも、
「子供のため」ではなく、「自分を守るため」です。

と、こんなことを書くと、
きっと多くの方々から非難の言葉を浴びることになりそうですね。(笑)

でも、こういった気持ちが今の自分に全くないかというと、
それもウソになります。

オモテでは「子供のため」と言いながら、
ウラでは「自分のため」に行動している自分がいることは、
否定できません。

たまに教育関係者の方のブログなどを徘徊していると、

「私は子供のために、命を懸けています!」
「私は子供のために、毎日粉骨砕身努力しています!」

といった主張を目にすることがあります。

熱意はとても伝わってくるし、
そう言いたくなる気持ちもよくわかるんですが、
「ホントかな?」とついケチを付けたくなってしまう自分もいます。

「自分の子供のため」ならともかく、
「他人の子供のため」に、
人間、本当に命まで懸けられるんでしょうか?
(少なくとも、私にはそこまでの自信はありません・・・)

「まさか命まで取られまい」という思いがどこかにあるからこそ、
逆にそういった言葉を軽々しく言えるんじゃないか、
そんな気がしないでもありません。

だって、本当に命懸けの仕事。
たとえばF1ドライバーとか消防隊員の人とか。

そういった人たちが、
「命を懸けてます!」なんて、いちいち主張しませんよね。
そんなのは、自分が言わなくても、誰もがわかっていますから・・・。

そう言えば、「夜回り先生」こと水谷先生の口からも、
「私は命を懸けています」と言った言葉は聞いたことがありません。

それどころか、水谷先生の本には、
「自分が子供を救っているのではなく、自分は子供に救われている」
と書かれています。

こちらのほうが、
よっぽど「命を懸けている」人の言葉のように聞こえます。

もちろん、皆がそうとは言いませんが、私の知る限りでは、
「命を懸けています!」
「死ぬ気で頑張ります!」と簡単に言う人ほど、
実はたいしたことをしていない人が多いような気がしてならないのですが、
さて、みなさんの周りはいかがでしょうか?

「世界平和」をやたらと声高に訴える人の中に、
隣人とのトラブルが絶えない人がいます。
彼らは自分たちを「100%正義」だと信じ込んでいます。

そのため、自分らの主張に賛同しない人や、
ちょっと批判的な意見を言う人に対しては、すぐに「攻撃」をしかけます。
「平和」を訴えているはずなのに、やっていることは「攻撃」。

まさに矛盾だらけですね。

こういった人たちは、
本当に「世界平和」を望んでいるというよりは、
「そんな素晴らしい自分を認めてよ!」
と叫んでいるように私の目には映ります。

「命を懸けている」という主張も、
実はこれと似たようなものなのではないでしょうか?

彼らが本当に言いたいのは、
「子供のために命を懸けている」ということよりも、
「そんな一生懸命な自分を認めてよ!」ということではないかと思います。

と言っても、私も自分自身の行動を振り返ってみると、
「子供のため」と言いながら、
「自分のため」に動いていることがほとんどなので、
まあ、そういう意味では、私も同罪かも知れませんが・・・(苦笑)。

私たちは神様ではありません。
何だかんだ言っても、
「自分が一番かわいい」のは当然のことだと思います。

「自分のため」に行動することは、悪いことではないと思います。
「情けは人のためならず」という言葉は、
「最後は自分に返ってくるんだから、人には親切にしておきなさい」という意味。
やっぱり、「自分のため」なんですよね。

そもそもそういった言葉があること自体、
人間、「人のため」に行動することが、
いかに難しいことかを示しているとも言えなくもありません。

子供を叱るとき、あるいは、つい子供に辛くあたってしまったとき、
「これは本当に『子供のため』にやっているのか?」
「本当は『自分のため』にやっているだけなんじゃないか?」

そんなことを一瞬でも考えたり反省したりしてみることで、
子供への接し方が少しは優しくなれるんじゃないか、
そんな気がします。

あっ、でもあまり深く考え過ぎると自己嫌悪に陥る恐れもありますので、
あくまで「ほどほどに」ということで・・・(笑)
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by sawayoshi45 | 2007-02-16 23:17 | 教育のこと | Comments(4)
Commented by soul_doctor2001 at 2007-02-19 10:59
そういえば、私も「子どものため」とこの前書いたなあ、と思いながら読ませていただきました(笑)。確かに自分の子どもならともかく、他の子どものために命はかけられませんね。ただ、今の自分にとっては、「子ども(生徒)のため」と「自分のため」は区別できないなと思うのです。
仕事をしているときには、本当に「子どものためにこうしたい、ああしたい。」と本当に思いますし、でもそうしていることに充実感を感じる自分かいるという意味では「自分のため」なのかなとも思うのですが…。
少なくとも私たちの仕事は「自分のため」に頑張れば、それが結果として「子どものため」になるわけで、そういう職に就けている自分は恵まれているなと思うのです。取り留めのない内容でですみません。
Commented by tea*rose at 2007-02-19 17:14 x
おっしゃりたいこと、私もいつも考えています。とても共感しながら拝見しました。

「教える仕事は私のため」とはっきり認識して初めて、こんな無力な私に命を預けてくださる親御さんにも感謝が生まれました。

そして人生を預けてくれる生徒たちにも。

あの日から、初めて、心から彼らの幸せを祈る、ということを知り始めたのかもしれません。
Commented by sawayoshi45 at 2007-02-19 23:15
>soul_doctor さん

まあ、「自分のため」にやったことが、結果的に「子供のため」になっていれば、
何の問題もないんですけどね。
要は、それを自覚しているかどうか、ですよね。

自分を客観的に見つめる目があれば、それでいいとは思うんですが・・・、
なかなか難しいんだな、これが!(笑)
Commented by sawayoshi45 at 2007-02-19 23:18
>tea*rose さん

そうですね。
親御さんにとって命より大事なお子さんを、自分に預けてくれている。
そのことをしっかり意識し、感謝の気持ちは忘れないようにしたいですね。


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