先生はえらい!

f0015391_015091.jpg
暖かくなりました。
雪もだいぶ融けました。
あとはこのようにサクラが咲くのを、
待つだけでございます。



子供の頃、「先生はえらい!」って思っていました。

先生は勉強も出来て、
人間的にも優れた人でなければ、
なることが出来ないと信じていました。

家庭訪問で先生がウチに来られる日は、我が家は朝から緊張気味。

私の母は、
「ウチの子が悪いことしたら、容赦なく叩いてやってください!」
先生に会う度に、いつも同じことを言っていました。

そのせいかどうかはわかりませんが、
私もいつしか、
みんなから尊敬される「先生」という職業に憧れるようになりました。

中学生の頃は、反抗期なども重なって、
陰で、友人と先生の悪口を言い合ったりしたことはありますが、
それでも、「先生には逆らえない」という思いが、
心のどこかにあったような気がします。

もちろん、そう思っていたのは私だけではないはず。
だからこそ、学校の授業もそれなりに成り立っていたんだと思います。

私に「先生はえらい!」と洗脳(?)したのは、100%私の母です。

「先生の言うことをちゃんと聞きなさい!」
この言葉を何度聞かされてきたかわかりません。

授業がうまいとかうまくないとか、
宿題を出すとか出さないとか、
人間的に優れているとかそうでないとか、

そんなこととはいっさい関係なく、
「先生」というただそれだけで「えらい!」と決め付けていました。(笑)


で、話は変わりますが、
生徒たちから時どき「先生の悪口」を聞かされることがあります。

「そんなことするなんて、何てひどい先生なんだ!」
「そんなヤツは、先生失格だね!」

彼ら(彼女ら)は、私がこういう反応を示すのを待っているかのようです。
一緒になって学校の先生の悪口を言えば、きっと彼ら(彼女ら)は喜びます。

そして、「さすが先生(この場合は私のこと)は、話がわかるよね!」
とでもなれば、彼ら(彼女ら)にとって、私は「いい先生」になることが出来ます。

でも、残念ながら、私は生徒の望みどおりの反応を示すことはありません。

そういった生徒に、私は聞き返します。

「それは本当に先生が100%悪いのかな?」
「キミには、悪いところはまったくないのかな?」

私は、その先生に会ったこともありません。
私がその先生から、直接被害を被ったわけでもありません。

ですから、生徒の言葉だけを鵜呑みにして、
一緒に悪口を言う資格は私にはありません。

もしかしたら、生徒の言い分が正しいのかも知れません。
でも、私にとっては、「どちらが正しいか」ということよりも、
陰でこそこそ悪口を言うことのほうが問題だと思います。

一応、話だけは聞くようにはしていますが、
聞いていて、正直気分のいいものではありません。

たしかに世の中には、「とんでもない先生」がいるのも事実です。
尊敬に値しない先生もいるかも知れません。

ですから、
私の母のように、無条件で「先生はえらい!」と子供に教えるのが、
本当に正しい教育かどうかはわかりません。

でも、子供と一緒になって、
先生の悪口を言う大人のもとで育てられるよりは、
数倍マシじゃないかと思います。

子供が先生の悪口を言うとき、
それは、その子の周りの大人が、
先生の悪口を言っているときだと思います。

子供がクラスメイトをいじめるとき、
それは、その子の周りの大人が、
他の誰かをいじめているときだと思います。

先日、スポーツニュースを見ていたら、
元巨人の桑田投手が、
「先生の言うことをちゃんと聞くんだよ!」と子供に言い聞かせていました。

今の日本に、「先生はえらい!」と子供に教えている家庭は、
いったいどれくらいあるのかな?

桑田投手と子供との会話のやりとりを見ていて、
ふと、そんなことを考えてしまったサワダでございます。


※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
  現在ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-03-29 00:11 | 教育のこと | Comments(4)
Commented by tea*rose at 2007-03-29 15:33 x
お気持ち、わかります。うちは両親が教員だったので、教師というものを家族の一員として近く感じるときもあるし、なんだかわかってくれなくてにくったらしく思うこともありますし、こうあってほしい、というのもありますし、こうなりたい、というのもありますしー。もーおなかいっぱい!!

尊敬されない教師も、悲しいことにいたとしても、尊敬されるような人間になる努力したいもんですなっ!オウ!!
Commented by sawayoshi45 at 2007-03-29 23:15
>tea*rose さん

「先生」をどこか遠い存在として育った私と、
「先生」の日常生活を知って育ったtea*roseさんとでは、
「先生」に対するイメージはまったく違うのかも知れませんね。

私も今では「先生」と呼ばれる機会がございますが、
私の私生活を知っている妻からすれば、
私が「先生」と呼ばれていることが不思議で仕方ないそうな。

なんせ私の私生活といったら・・・・・、
あっ、これ以上書くとボロが出そうなので、そろそろやめときますね。(笑)

まあ、それはそうと、お互い頑張りたいもんですなっ!オウ!!
Commented by そら at 2007-03-30 03:14 x
はじめまして。
サワダさんの記事をはじめて、いくつか読ませていただきました。
とても暖かい気持ちになりました。
昔は親だけでなく、国や地域も教員(=教育)をバックアップしていたような気がします。(今はみんなで足を引っ張っているような・・・)
フィンランドでは子供の憧れの職業上位はいつも「学校の先生」だと読んだことがあります。今の日本では考えられない結果ですよね。

私自身も自戒の念を込めて、今回の記事を心に留めておきたいと思いました。ありがとうございました。

Commented by sawayoshi45 at 2007-03-31 00:12
>そらさん

はじめまして。こちらこそコメントありがとうございました。
実はそらさんのブログ、以前から拝読させて頂いておりました。
(私の場合はいつも「読み逃げ」ばかり、申し訳ございません・・・)

私のような曖昧で優柔不断な文章と違って、切れ味鋭く的を射た文章。
私もそらさんのような文章を書けたらといつも思うんですが、これがなかなか・・・、
人間には、やはり得手不得手があるようでございます。(笑)

>昔は親だけでなく、国や地域も教員(=教育)をバックアップしていたような気がします。(今はみんなで足を引っ張っているような・・・)

ホント、そう思います。
学校の先生を見下す世間が悪いのか、
世間に見下される学校の先生が悪いのか、
まあ、どちらにも原因があるんでしょうけど、
いずれにしても、教育に対する意識改革。
今の日本には必要なのかも知れませんね。

それでは、地味であまり人気のないブログでございますが、
またお立ち寄り頂けたら嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

プロフィールを見る

札幌の家庭教師 学びの森

以前の記事

2018年 12月
2015年 04月
2015年 01月
more...

カテゴリ

家庭教師 学びの森
自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと

最新のコメント

おおっ、それはおめでとう..
by sawayoshi45 at 11:16
またまたお久しぶり。 ..
by gaku at 22:42
アドバイス、ありがとう。..
by gaku at 14:15
知らん! というか、あの..
by sawayoshi45 at 14:33
お久しぶり。うちの息子が..
by gaku at 17:34
MAPさん ありが..
by sawayoshi45 at 10:48
お誕生日おめでとうござい..
by MAP at 07:39
とても魅力的な記事でした..
by 株のやり方 at 17:27
>missKaytieさ..
by sawayoshi45 at 01:16
お誕生日おめでとうござい..
by missKaytie at 17:25

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

北海道
受験・勉強