立場の違い
9試合を終えて、7勝2敗で首位。
さすが我がドラゴンズ!
上々の出だしでございます。
今年こそ日本一ですな!!
必死で勉強し、ある程度の学歴と地位を得た人は、
勉強が出来ないのは、単に努力不足が原因だと言います。
そして、子供たちの言葉に耳を傾けることもなく、
「やれば出来る、出来ないのはやってないだけ」と決め付けます。
それは暗に、
「自分はそれだけ努力してきた人間だ!」
と世間に主張しているかのように私には感じます。
また、過去にそれなりの苦労を経験してきた人は、
「今の子供たちは根性がない」と言います。
自分が経験してきたほどの苦労を知らない。
だから今の子供たちは「根性なし」だと決め付けます。
今の子供たちには、
今の子供たちなりの苦労があることを考えようともしません。
これも暗に、
「自分には根性がある!」
と主張しているだけのことのように聞こえます。
私も含めて人間は、
自分の経験を基準にして物事を判断しがちです。
自分より努力していそうな人は「頑張っている人」。
自分より努力していなさそうな人は「頑張っていない人」と。
でも、頑張りの基準は人それぞれです。
「○点取れたから頑張った、取れなかったから頑張っていない」
「○時間勉強したから頑張った、してないから頑張っていない」
「○○大学に合格したから頑張った、不合格だったから頑張っていない」
そんな基準があるわけではありませんよね。
プロ野球、草野球、高校野球、少年野球では、
それぞれ頑張りの基準はまったく違うはずです。
少年野球を楽しもうとしている子供に、
プロ野球の厳しさを教えようとしても無理というものです。
もともと目的が違うんですから・・・。
舞台は「主役」「脇役」「観客」がいて初めて成り立つものです。
脇役がいなければ、主役は引き立ちませんし、
観客がいなければ、舞台自体が成り立ちません。
みんなが主役になろうとしても無理ですし、
みんなを主役にしようとしても無理でしょう。
(最近の学芸会には主役が何人もいるそうですが・・・苦笑)
主役には主役なりの人生。
脇役には脇役なりの人生。
観客には観客なりの人生があります。
主役も脇役も観客も、
お互いがお互いの「立場の違い」を理解し、
お互いを尊重しあうことが大切なんじゃないかと思います。
そして、それを子供に伝えていくことも、
私たち大人の役目なんじゃないかと思います。
「我が子(教え子)を世間の主役に育てたい」
「親の立場」「教える立場」としてのその気持ちは私にもよくわかります。
でも、当の子供が本当にそれを望んでいるかどうかは別問題。
「親の立場」「教える立場」を主張するのもいいですが、
「子供の立場」を理解する努力も怠らないよう、
気をつけたいところですね。
う~ん、それにしても最近はネットが普及したせいか、
子供も大人も、ブログで自己顕示と我が子自慢の雨あられ。
やたらと「主役」になりたがる方が、
見受けられるような気がするんですが・・・
これも気のせいでしょうか?
まあ、そう言う私も、
傍から見れば、そのひとりなんでしょうけど・・・(苦笑)
※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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by sawayoshi45
| 2007-04-10 00:21
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