実は読んでない
世間はGWに突入ですが、
ありがたいことに(←もちろん本心)、
私にはまったく関係ございません。
といってもサラリーマンの方からすれば、
私の生活、年中GWみたいなものですけど・・・(笑)
子供の頃、マンガを読むのが異常に速い友人がいました。
国語の教科書を読むのは、いつもつっかえてばかり。
勉強も苦手なはずなのに、マンガを読むのだけは異常に速い。
みなさんの周りにもこんな人、いませんでしたか?
私はマンガを読むにも小説を読むにも、
一字一句読まないと気が済まないタイプなので、
読み終えるのに、どうしても時間がかかります。
そんな「貧乏性?」の私からすれば、
その友人の、マンガを読む速さが不思議でなりませんでした。
でもあるとき、彼の読んでいる姿を見て、気づきました。
読んでいるようで、「実は読んでない」ということに。
ほとんど画だけで、だいたいのストーリーを予想して、
読めない漢字や、意味が解らない言葉があっても、
立ち止まって考えることもなく、そのまま読み飛ばす。
なるほど、これじゃあ、速いのは当たり前のことですね。
彼の成績があまり良くない理由も、何となくわかった気がしました。
国語の読解問題が苦手な生徒、
ミスの多い生徒の中には、
こういったタイプの子が多いような気がします。
作戦のひとつなのかどうかはわかりませんが、
テスト開始と同時に、カタカタと書き始めて、
周りの人を焦らせてくれる生徒っていますよね。(笑)
これは、「問題を読むのが速い」のではなく、
「実は読んでない」ケースが多いのではないかと思います。
ろくに問題を読まず、勝手に自分なりの解釈をして答えを書き込む。
これでは、ミスが多くなるのは当たり前のことですね。
「間違っているのを選びなさい」という問題で、正しいのを選ぶ。
「因数分解しなさい」という問題で、勝手に2次方程式にして解を出す。
本人は、それを「ケアレスミス」として済ませようとしますが、
私からすれば、決して「ケアレスミス」なんかではなく、ただの「間違い」。
ただ単に「問題を読んでない」だけのことです。
問題を読まずに間違ったものまで「ケアレスミス」にされては、
世の中の間違いのほとんどが、「ケアレスミス」になってしまいます。(笑)
「成績を上げるコツ」「勉強のコツ」というのは、
実は案外とてもシンプルなものであると私は思っています。
「問題を読み、出題者の意図を把握し、それに忠実に答える」
簡単に言えば、ただそれだけのことなんですが、
この基本が出来ていない生徒が、あまりにも多すぎるような気がします。
プロ野球選手ですら、キャッチボールから練習を始めます。
プロ野球選手ですら、毎日素振りを何百回と繰り返します。
基本を疎かにして、試合で活躍できるわけがありません。
勉強の基本は「問題を読む」ことです。
これを疎かにしている限り、
勉強時間をいくら長くしても、効果は少ないと思います。
「勉強している(ように見える)わりには成績が上がらない」
「塾に通っているのに成績が上がらない」
そんな悩みを持つお父さん、お母さん。
お子さんの勉強の様子、
「実は読んでない」といった状態になっていませんか?
そして、本来「ケアレスミス」ではないものまで、
「ケアレスミス」として済ませようとしていませんか?
※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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by sawayoshi45
| 2007-04-29 23:51
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