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教えること、伝えること

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いよいよ2月。
受験生はラストスパートです。
最後の最後まで、
気を抜かずに頑張りましょ!



ある程度の知識があれば、
「教えること」はさほど難しいことではありません。
自分の持っている知識を、
相手にひけらかせばいいだけの話です。(笑)

でも、「伝えること」となると話は別ですよね。

いくら自分が教えたつもりになっていても、
結局、相手には何も伝わっていなかったということは、
決して珍しいことではありません。

「何度教えたらわかるんだ!」
「何回も同じこと言わせるな!」

子供に対して、こういった言葉を吐きたくなるときって時々ありますよね。
でもこれって、本当に子供だけの問題でしょうか?

子供が悪いと決め付けるよりは、
自分に「伝える力」が足りなかったと思ったほうが、
案外正しい判断かも知れません。

私にも言えることですが、
教える仕事についている人たちは、
慢性の「教えたい病(?)」にかかっていることが多いようです。

「あれも教えたい!これも教えたい!」

本当に子供のことを思ってのことか、
単に自分の知識をひけらかしたいだけなのかはわかりませんが、
「教えたい」という気持ちが人一倍強い人種です。

だからこそ、決して感情的にならず、
自分を客観的に判断する能力が、指導者には必要だと思います。

大事なのは、「教えること」よりも「伝えること」。

いくら自分が教えたつもりになっていても、
伝わっていないことはたくさんあります。

逆に、教えたつもりもないのに、
伝わっていることもたくさんあります。

例えば、「思いやりを持つことが大切!」と教えている大人が、
陰で他人の悪口ばかり言っていたら・・・

例えば、「自分は生徒のために命をかけている」と断言している教師が、
ヘビースモーカーだったとしたら・・・

例えば、「勉強しなさい!」といつも言っている親が、
本の一冊も読まず、毎日テレビばかりを見ていたら・・・

私たちが思っている以上に、
子供たちは私たち大人の行動を観察しているものです。

「子供は親の言うことは聞かないが、親のやることはマネする」
という言葉もありますからね。

子供のやることを一方的に責めるだけでなく、
子供のフリ見て我がフリ直す。
そんな心の余裕が、私たちには必要かも知れませんね。
by sawayoshi45 | 2008-02-02 23:45 | 教育のこと


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