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皮肉な結果

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おかげさまで今年の夏も、
多くの生徒さんとの出会いに恵まれました。
この縁を大切にして、
2学期も頑張りたいと思います。
夏期講習をお申し込み頂いた方、
本当にありがとうございました。




世の中ってホント、皮肉なものですよね。

「お金が欲しい!」と思えば思うほど、お金も人も自分の元から離れ、
「勉強しろ!」と言えば言うほど、子供は勉強しなくなる。(苦笑)

まあ、それだけ人生は自分の思い通りにいかないということであり、
それを学んでいくことも、私たちの人生の修行なのかも知れません。

私が勉強を嫌いにならずにそれなりに付き合ってこれた理由。
それはひと言で言えば、両親が勉強には全く無関心だったからと言えます。

「勉強なんかしなくてもいい」と言われたことは何度もありますが、
「勉強しろ!」と言われたことは一度もありません。

もし自分の親が、勉強にうるさかったら・・・、
私は絶対に勉強していなかったと自信を持って断言出来ます。(笑)

そんな私が今となっては、
子供たちに「勉強しろ!」という立場にいるわけですから、
人生って不思議なものですね。
まあ、これはこれである意味「皮肉な結果」なのかも知れませんが・・・(笑)

「親が心を鬼にして管理してやらないと、子供は絶対に勉強するようにならない!」

以前、ある親御さんに言われたことがあります。

確かにそれも一理あるかも知れません。
でも、正直言って私はどうしてもその考えを受け入れる気持ちにはなれません。

もし自分がそんな考えを持った親に育てられたら・・・、
管理されることを一番に嫌うB型人間の私としては、
きっとそれに耐えられず、精神病になっているに違いありません。

実際その生徒は、それだけ親に管理されていたにも関わらず、
成績はあまり芳しいものではありませんでした。
むしろその厳しい管理によって、
子供が相当なストレスを抱え込んでいるように、私には感じられました。

そのことを親御さんに訴えても話はいつも平行線。
結局、教育方針の不一致ということで、やめて頂くことにしましたが、
しばらくの間は、その生徒のことが気になって仕方なかったのを覚えています。

当時は、正直腹を立てたこともありました。
でも、よくよく考えてみれば、
私が絶対に正しいとも言えないし、彼女が間違っているとも言えません。
ただ単に教育方針の違いだったと今は思うようにしています。

子供たちにも、いろんなタイプがいるようです。

私のように管理されることを極端に嫌う生徒もいれば、
逆に、管理して欲しいと言う生徒もいます。

私のように言われれば言われるほどやらない「ヒネクレ者」もいれば、
親や先生の言うことをしっかり聴いてくれる素直な生徒もいます。

私に出来ることは、その子のタイプを把握して、
その子に一番合った指導法を模索し続けること。
それしかありません。

少なくとも、自分の思いばかりを一方的に押し付けて、
「皮肉な結果」を招いてしまうことだけは、避けたいなって思います。
by sawayoshi45 | 2008-08-27 01:22 | 教育のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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