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頭の筋肉、心の筋肉

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じめじめじめじめ・・・
う~ん、頭が膨らむ・・・




水や肥料をたくさん与えさえすれば、植物がよく育つわけではありません。

「過剰な水」と「過剰な肥料」は、逆に枯らせてしまう結果になります。
一度枯れてしまったものは、なかなか元には戻りません。

植物を育てるのに必要なのは、
「過剰な水」と「過剰な肥料」ではなく
「適度な水」と「適度な肥料」、そして「適度な愛情」といったところでしょうか。

人間もまた同じだと思います。

たくさん習い事をさせれば、何でも出来る子に育つわけではありません。
たくさん塾に通わせれば、勉強が出来る賢い子になるわけでもありません。

子ども自身が好んでやっているのならともかく、
「やらせ過ぎ」は、逆に子供の心を枯らせてしまう可能性があります。
一度枯れてしまった(やる気を失った)子供の心は、そう簡単に元には戻りません。

教育の目的は「頭の筋肉」と「心の筋肉」を鍛えることだと私は思っています。
その中でも優先されるべきは「心の筋肉」。

「過剰な習い事」と「過剰な塾通い」で鍛えられるのは、
せいぜい「頭の筋肉」であって、「心の筋肉」ではありません。

「勉強さえしていれば、家の手伝いをしなくてもいい」
「勉強さえしていれば、何でも好きなものを買ってもらえる」
「勉強さえしていれば、多少のワガママもまかり通る」
「勉強さえしていれば、お小遣いがたくさんもらえる」

こういった方法で子供を育てれば、子供は間違いなく、
頭でっかちの「モンスターチャイルド(?)」になってしまいます。

本当に、それでいいのでしょうか?

「頭の筋肉」を鍛えることはもちろん大切です。
でも、それ以前にやるべきは「心の筋肉」を鍛えること。

多少の苦しみに耐える心。

欲しいものを我慢する心。

すぐには諦めない心。

相手の立場を思いやる心。

自分の失敗を認める心。

他人の成功を妬まない心。

他人を見下さない心。

他人の悪口を言わない心・・・。

こういった「心の筋肉」を鍛えておかなければ、
結局のところ、勉強も仕事も必ず行き詰まるときがやってきます。

そして、一度行き詰まったら最後、「心の筋肉」がないので、
そこから這い上がることも出来ません。

「頭の筋肉」の前に、まずは「心の筋肉」。
その順番を間違ってはいけないと思います。
by sawayoshi45 | 2008-08-30 00:24 | 教育のこと


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