善悪の判断

健康のありがたさは病気にならないとわからないといいます。
恵まれた環境で育つと、自分が恵まれていることにさえ、気付かなくなります。

「善悪の判断がしっかりできる人間に育って欲しい」
これはわが子に望む親の共通した願いだと思いますが、
「善悪」の判断ができるためには、「善」と「悪」の両方を知らなければできないこと、
忘れていないでしょうか?

「善」ばかりの環境で育った子どもに、善悪の判断をさせるのは、
難しいことではないかと私は思います。
でも、世の中の動きをみると、
「下品だ」「卑猥だ」と言っては、
子供たちの環境から、すべての「悪」を排除しようとしているのではないか、
という気がしてなりません。

以前、「悪いものは魅力的」という記事でも書いたように、
子供が「悪」に魅力を感じるのはごく自然のことだと思います。
程度の差はあれ、私たち大人だって、誰にでもそういった時期はあったはずです。
そうやって小さい「悪」と共存しながら、
私たちは「善悪の判断」ができる人間に育つのではないかと思うのですが・・・。

今日「ジャーヘッド」という映画を観てきました。
「ジャーヘッド」とは、アメリカの海兵隊の「丸刈り頭」を指す俗称だそうで、
湾岸戦争をテーマにした映画です。

今までの戦争映画と違って、戦闘シーンや銃撃戦はほとんどありませんが、
残酷なシーンや卑猥な言葉が満載で、
正直言って、観ていてあまり気持ちのいい映画ではありません。
でも主人公の葛藤や苦悩、人間の「汚い部分」がよく描かれていた映画だと思います。

ただ、これを子供に観せるとなると、
きっと多くの親御さんは、躊躇するかもしれませんね。
「善」か「悪」かにあえて分けるとすれば、「悪」に属する映画に入るのかなと思います。
でも、だからといって「悪い映画」だとは私は思いません。

「正義」や「美しさ」を描いた感動映画もいいですが、
こういった人間の「汚さ」「醜さ」を知ることも、人間にとっては必要だと思うからです。

そう考えてくると、私たちにとって大切なのは、
子供たちの環境からいっさいの「悪」を排除することではなく、
多少の「悪」を受け容れながらも、取り返しのつかない事態になる前に、
ギリギリのところでブレーキをかけられる心を育てることではないか、
この映画を観ながらふとそんなことを考えてみました。


昨日の女子フィギア、安藤美姫選手が出るまでは、
何とかがんばっていたのですが、
結局、村主章枝選手と荒川静香選手が出る前に、ダウンしてしまいました。
そしたらよりによって、その2人が素晴らしい演技をしたそうな。
相変わらず、「大事なところ」を見逃してしまうサワダでした。
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by sawayoshi45 | 2006-02-23 00:05 | 教育のこと | Comments(0)


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