カテゴリ:家庭教師のこと( 89 )

秘密の共有

f0015391_0465951.jpg
日本ハム14連勝!!
すごいですね~
いったいどうしちゃったんでしょう?
まあ、北海道が盛り上がるなら・・・



「先生にだけ教えてあげる」
「親には絶対内緒ですよ!」

生徒からたまに、
このような「秘密の共有」の申し出がくることがあります。

子供が自分の中のちょっとした秘密を教えてくれる。
秘密を教えてもいい相手として、私を認めてくれている。
とってもありがたいことですね。(笑)

と、こんなことを書くと、
今これを読んでいるお母さんは、ちょっと気になりますよね。
「えっ? ウチの子、どんな秘密を持っているんだろう?」って。

でも残念ながら、そこは子供との約束がありますので、
教えるわけにはいきません。(笑)

あっ、でも、どうぞご安心くださいませ。
そのほとんどは、大人からすれば他愛のないこと。
心配するほどのものは、ひとつもありませんので・・・(笑)

もう1年以上前ですが、「隠し事」という記事を書きました。

子供も中学生ともなると、「隠し事」のひとつやふたつ、
持っていても何ら不思議はありません。
もちろん、私もそうでした。

親にも内緒、学校の先生にも内緒、
でも、自分の中だけに閉まっておくのはちょっともったいない。
その秘密を誰かと共有することで、他との絆を深めたい。

中高生の心理って、まあ、そんなところでしょうか。
健全に育っている証拠だと思いますよ。(笑)

そして、その共有の相手として、自分を選んでくれた。
私としては、これ以上の喜びはありません。

私には親のように、子供が成人するまで育てる義務もなければ、
学校の先生のように、成績で子供を評価する権利もありません。
言ってみれば、「第三者の大人」という立場に過ぎません。

何だかんだうるさく言われたとしても、
「イヤになれば、辞めればいい」
その気軽さが、子供にそういった行動をさせるんじゃないかと思います。

私が子供の頃は、身近に「第三者の大人」がたくさんいました。

私は田舎育ちなので、
家にはひっきりなしに、近所のオヤジが出入りしていました。
そのオヤジたちのバカ話から、学んだことも多かったような気がします。

でも最近は、そういうのって少ないんでしょうね。

特に都会育ちの子供にとっては、
親と学校の先生以外の大人と接する機会なんて、
ほとんどないのかも知れません。

そういった意味では、手前みそではありますが、
私のような「第三者の大人」の存在も必要なんじゃないか、
な~んて、無理やり自分の存在意義を正当化してみましたが、
いかがなもんでしょう?

これからも子供たちから、
「秘密の共有」の申し出がくるように、頑張りたいですね。(笑)


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-06-09 00:55 | 家庭教師のこと | Comments(2)

再チャレンジ

f0015391_0283877.jpg
中高生の自殺者が過去最多
痛ましいですね。
子供たちにとって、
生きにくい世の中なんでしょうか?



私には、今19歳の教え子がいます。
といっても、大学受験を目指している浪人生ではありません。

以前「専門外」という記事でちょっとだけ触れましたが、
高認試験合格のために頑張っている生徒です。

実は彼と初めてあったのは6年前。
彼がまだ13歳、中1の終わりでした。

ただ当時は、私の力が到らなかったせいで、
彼と親御さんの期待に応えることが出来ず、
結局、中途半端な状態で別れる結果になりました。

決して良い形での別れ方ではなかったので、
正直、彼と会うことはもう2度とないだろうと思っていました。

でも、縁って不思議なものですね。

神様は再び、私と彼に「再チャレンジ」の機会を与えてくれました。
本当にありがたいことだなって思います。

先週の授業の際、ちょっとだけ時間があったので、
彼から、過去の話などを聴くことが出来ました。

他人には言いにくい胸の内も、正直に話してくれました。
ホンネを話してくれた彼に対して、私もホンネで話しました。

私の独りよがりかも知れませんが、
初めて彼と心が通じ合った、
そんな印象を受けました。

6年前には決して味わえなかった感覚。
とても有意義な時間を過ごせたような気がしました。

19歳にしては、豊富な人生経験を持っている彼。
今までは勉強にまったく興味が持てなかったそうですが、
そういった体験を経て、
初めて勉強は大事だということに気がついたそうです。

もちろん長いブランクがあるので、
勉強もなかなか思い通りにというわけにはいきません。

でも、彼は彼なりに頑張っているのが、ひしひしと伝わってきます。
私も彼との授業が、今はとても楽しいです。

人間は変われます。
現状だけで子供を判断してはいけません。
たとえ今がどういった状況であっても、
「子供を信じる」ことが私たち大人の仕事。

今、それを痛感しているサワダです。

高認試験は、彼にとっても、私にとっても「再チャレンジ」。

前回の失敗は繰り返さないよう彼と一緒に頑張って、
何としても合格を勝ち取りたいなって思います。

そして「再チャレンジ」の機会を与えてくださった、
神様と親御さんにも感謝ですね。

この仕事、長くやっていると、精神的に辛いことも正直あります。
でも、たまにこういった嬉しい「ハプニング」に出合えるのも、
この仕事の魅力のひとつ。

これだから、なかなか辞められないんですよね~(笑)


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-06-08 00:13 | 家庭教師のこと | Comments(2)

f0015391_133977.jpg
YOSAKOIソーラン祭りが、
始まったそうです。(←なぜか他人事)
お祭りなのに順位がつく。
お祭りなのにプロの振り付け。
いまいち腑に落ちませんが、
まあ、北海道が盛り上がるなら・・・




生徒の目指すところが高ければ高いほど、
あるいは、目指すところと現状とのギャップが大きければ大きいほど、
生徒に対して厳しい言葉を吐くこともあるし、
やってもらう課題の量もどうしても多くなります。

その高いハードルを乗り越えるためには、
それ相応の努力が強いられるのは当然のことですよね。

ただ、生徒の目指すところや精神状態によっては、
あまり無理をさせない指導になることもあります。

ある程度の基礎力がつくまでは、
宿題もまったく出さないこともあります。

もともと勉強嫌いの子を、さらに勉強嫌いにするための、
お手伝いをするわけにはいきませんからね。(笑)

そのあたりは線引きが難しいところですが、
生徒の目指すところと現状を踏まえたうえで、
指導の仕方はいろいろ変えているつもりです。

ですから、私の指導には、これといった「色」はありません。
まあ、敢えて言うなら「保護色」といったところでしょうか。

成績が伸びない理由が、「理解不足」にあると思えば、
どこまでも遡って、理解してもらうことに時間を割きます。

成績が伸びない理由が、「練習不足」にあると思えば、
徹底的に問題演習に時間を使います。

成績が伸びない理由が、「心の問題」にあると思えば、
勉強以外のことで、生徒と語り合う時間が長くなります。

もちろん、ある程度の授業準備はしていきますが、
その場の感覚、生徒の精神状態によって、
予定を変えることはしょっちゅうです。

良く言えば、「臨機応変の指導」ということになりますが、
悪く言えば、「計画性のない指導」と言われるかも知れませんね。(笑)

本当なら、
「私はこういった指導法で、このような実績を出しています!」
と自分の「色」を明確に示したほうが、
分かりやすくていいのかなと思うこともあります。

でも、それはそれで「生徒を選ぶ」ということにもなるし、
自分で「守備範囲」を狭めてしまう気がしてなりません。

すべての生徒に同じやり方を押し付けて、
思い通りにならない生徒を安易に見捨てる。

これじゃあ、何年経験を積んだとしても、
指導者としての自分は成長できませんからね。

そんなわけで、
敢えて「色」を持たないことを自分の「色」として、
これからもひとりひとりの生徒と、
真っ直ぐ向き合っていければと思います。

といっても、自分でそう思っているだけで、
傍から見れば、それなりの「色」はあるんでしょうけど・・・
まあ、自分の「色」は自分ではよくわからないものですね。(笑)


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-06-07 01:46 | 家庭教師のこと | Comments(2)

親の思い、子の思い

f0015391_042442.jpg
日本ハム11連勝!
交流戦負けなし!
いったいどうしたんでしょう?
もしかして、もしかしちゃう?



塾や家庭教師といった、
子供を相手にする商売の難しいところは、
「サービスを受ける人」と「お金を払う人」が、
一致していないところにあるような気がします。

「サービスを受ける人」は子供で、
「お金を払う人」は親。

お互いに求めているものが一致しているのであれば、
特に問題はありません。

ただ、「子供が求めるサービス」と「親が求めるサービス」に、
食い違いが生じている場合は、
どうしても効果が出にくくなる傾向にあります。

親はバリバリ厳しく指導して欲しい。
でも子供は、もうちょっとのんびりやりたい。

そんなとき、どちらの「思い」を優先させるべきか、
私も正直迷うことがあります。

「お金を払う人」が早く結果を欲しがるのは、
人間の感情として当然のことです。

なかなか結果が出なければ、
もどかしい思いに駆られるのもよくわかります。

「もっと厳しく指導してください!」
「もっと宿題をたくさん出してください!」

最近はほとんど言われなくなりましたが、
塾に勤めていた頃は、よく親御さんに言われました。

でも、実際に授業を受けたり宿題をやるのは、
親御さんではありません。

自分が授業を受けたり宿題をやる立場であったら、
果たして、同じことを言えるでしょうか?

授業を受けるのも宿題をやるのも、
やるのは飽くまで子供自身です。

当の子供自身に、
それに耐えられるだけの忍耐力が備わっていなければ、
ただ闇雲に厳しくしても、宿題を多く出しても、
それは子供を追い詰めるだけです。

「親の思い」だけを優先したばかりに、
子供の頭と心がパンクしてしまっては、
何の意味もありませんよね。

私たち教える立場の人間にとって、
そのあたりの見極めが、とても大切だなって思います。

最初は大きく食い違っていた「親の思い」と「子の思い」。
その両方に応えられるほど、私は器用な人間ではありません。

ですから私は、親御さんには「子供の思い」を中心に、
子供には「親の思い」を中心に伝えるようにしています。

そのための手段として、このブログも書いているつもりです。

親が「子の思い」を理解し、
子が「親の思い」を理解する。

お互いがお互いの思いを少しでも理解できるようになれば、
両者の思いは徐々に一致し始めます。

「親の思い」と「子の思い」。
どちらにも偏ることなく、あくまで客観的な立場から、
この両者の思いを近づける努力をする。

これも、私たちの仕事のひとつだなって思います。

そして私自身、
「自分の思い」ばかりを子供や親御さんに押し付けないよう、
注意しないといけませんね。


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-06-04 00:48 | 家庭教師のこと | Comments(0)

プラスアルファ

f0015391_1294667.jpg
今日から6月。
札幌のほとんどの中学校や高校では、
そろそろ定期試験が始まります。
何事も最初が肝心!
がんばりましょ!!





「先生に全ておまかせします!」

私が今まで接してきた親御さんは、とても心の広い方が多いようで(笑)、
教える教科にしろ、やり方にしろ、
私の自由にやらせて頂くことがほとんどです。

ただ、自由にしてもらえるからと言って、
もちろん何をしてもいいというわけではありませんね。

自由にしてもらえるということは、
ある意味、「信頼されている」ということでしょうから、
その親御さんの信頼を裏切るわけにはいきません。

その信頼に応えていくためには、
やはり、納得して頂けるだけの結果を出すしかありません。

結果というのは、もちろん成績を上げることでもありますが、
やはり「プラスアルファ」のものがなければいけないと思っています。

「先生のおかげで、成績が上がりました」
というお言葉を頂くのは、とても嬉しいことです。

でもそれは、あくまで家庭教師としての最低限の仕事に過ぎません。

お医者さんが患者の病気を治す度に、いちいち自慢はしません。
歯医者さんが虫歯の治療をする度に、いちいち自慢はしません。

そのためにお金を頂いて仕事をさせて頂いているわけですから、
成績を上げる度に、いちいち自慢するような先生は、
私の中では、信頼できる先生ではありません。

そういった先生ほど、良い結果が出なかったときは、
自分の指導を省みることもなく、生徒や親御さんに責任を押し付ける。
そんな気がします。

「先生が来てから、ウチの子、明るくなりました」
「先生が来てから、ウチの子、穏やかになりました」
「先生が来てから、ウチの親、ちょっと優しくなったかも・・・」

ちょっとおこがましい話かも知れませんが、
自分がそのご家庭に入り込むことで、
少しでもその家族にとって、プラスに作用する。

そういった存在でありたいなって思っています。

たとえ子供の成績が少しばかり上がったとしても、
それによって、逆に家族の雰囲気がギスギスし始めたら、
それこそ何にもなりませんからね。

勉強「を」教えることが私の仕事ですが、
勉強「で」教えたいこともたくさんあります。

勉強の内容そのものは時間が経てば、いずれ忘れますが、
勉強「で」学んだことは、その子にとって一生の財産になります。

その「プラスアルファ」の部分をどれだけ伝えていけるか、
それが私にとっての、これからの課題だなって思います。


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-06-01 01:35 | 家庭教師のこと | Comments(2)

専門外

f0015391_0545489.jpg
何だか外が荒れてきました。
風がゴーゴー言ってます。
明日も大荒れになるそうな。
ちょっと憂鬱なサワダです。



高校生以上の生徒には、
基本的に英語と数学のみの指導をさせて頂いておりますが、
ときどき生徒の様子を見て「これはヤバい!」と思ったときは、
他の教科にも、少しだけ関わることもあります。

といっても、大学受験レベルともなるとちょっと厳しいので、
あくまで教科書の基本レベルまでですけどね。

で、そんなときは、私にもあまり自信がないので、
生徒と一緒に教科書を読みながら四苦八苦することになります。

「教える」というよりは、
「とりあえず一緒にやってみよう」という感覚です。

でも、面白いことに、そんな時のほうが、
生徒の食いつきが良いことに気づきます。

「教えてもらう」という完全に受け身の感覚ではなく、
「先生も大した当てにならないから、自分でもやらなきゃ!」
という感覚が、生徒をそうさせるのかも知れませんね。(笑)

そして、普段教えている英語や数学はなかなか覚えてくれないのに、
そちらのほうがよく覚えていたりします。

私としては、嬉しいような、悲しいような・・・、
ちょっと複雑な気持ちになります。(苦笑)

そう言えば昔、少しでも生徒に考えさせるために、
わざと解らないフリをしていたことがあります。
それはそれで、けっこう効果があったような気がします。

「教えた」ことは覚えてくれないのに、
「教えなかった」ことは簡単に覚える。
皮肉なものですよね。(苦笑)

私は自分の中では、数学と英語に自信を持っています。
それは言うまでもなく、自分の得意教科だったからです。

でも、自信を持っているからこそ、自分でも気づかないうちに、
つい「教え過ぎ」に走っていることもあるかも知れません。
気をつけなければいけないことですね。

実は先日、高認試験対策の依頼が舞い込んできました。

「高認」というのは、昔で言う「大検」です。
何らかの事情で高校を卒業できなかった人が、
高卒の資格を得るための試験です。

現在そのための予備校にも通っているそうですが、
生物がまったく解らないので・・・ということでした。

生物はもちろん私の「専門外」ですが、
本人も親御さんも、それを知ったうえでのご依頼でした。

最初は正直迷ったんですが、
予備校のテキストや過去問を見る限り、
私でも何とか出来そうな感じでしたので、
引き受けさせて頂きました。

高校生物の勉強は約20年ぶりです。
本屋さんから教材を買ってきて、
一週間ほど前から私も勉強を始めました。

そしてついこの前、最初の授業を終えましたが、
私の中では、なかなかの「好感触」といった感じでした。

一緒に考え、
一緒に悩んで、
一緒に覚えて・・・、

これも「専門外」だからこそ、良かったのかも知れません。
生徒も私のことをあまり当てにしていないようなので、(笑)
しっかり自分でも考えて、授業に参加してくれました。

次の高認試験は8月にあるそうです。
あと2か月ちょっとしかありません。

親御さんからは、
「急がなくてもいいですよ」と言われていますが、
勉強大嫌いの本人は、何とか8月でケリをつけたい様子。

その本人の思いに応えるべく、私も頑張りたいと思います。

「勉強は自分でするもの」といつも偉そうに語っている手前、
一度引き受けた以上、
「専門外」を言い訳にして、逃げるわけにはいきませんからね。


※ ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-05-26 01:05 | 家庭教師のこと | Comments(0)

根くらべ

f0015391_0162135.jpg
昨日は母の日でした。
「たまには変わったものを・・・」と思いつつ、
結局いつも花に落ち着いてしまいます。
みなさんはどうしてるんだろう?



与えた課題はいつもきちんとやってくれる。
授業でもしっかりこちらの話を聴いてくれる。
「覚えなさい!」と言ったところは、完璧に覚えてくれる。

そんな生徒さんばかりだったら、
教える側にとって、これほどありがたいことはありませんよね。

きっとこちらが何もしなくても、
成績は勝手に上がっていくでしょうし、
トップ校にもバンバン合格して行ってくれることでしょう。

でも残念ながら、そういった生徒は現実にはごく稀ですよね。

というか、そこまでしっかりした生徒であれば、
塾や家庭教師に頼る必要もないでしょうから、
私たちがそういった生徒を期待するのは大間違いかも知れません。

万が一、そういった生徒に出会うことが出来たら、
それは単なる「幸運」。
それを自分の指導力のお陰だなんて思った時点で、
指導者として、間違った方向に進んでしまう気がします。

隙あらば、サボろうとする。
ほとんどの子供はそうだと思います。

いや、子供ばかりではありません。
私も含めて、ほとんどの大人だって同じではないでしょうか?

ただ、大人の場合は、
「サボったら食べていけない」という恐怖感。
「家族を養わなければならない」という責任感。
「頑張ったら儲けられる(かも知れない)」という期待感。

そういった思いがどこかにあるからこそ、
多少イヤなことであっても、多少面倒くさいことであっても、
割り切ってガマンすることが出来ます。

でも、多くの子供にはそういった感覚がありません。

今、勉強しなくても、明日のご飯はいつも通り出てきます。
今、勉強しても、お小遣いが増えるわけではありません。

今の自分の努力が、明日の生活に具体的にどう影響するか、
それがなかなか見えてこない子供にとって、
いくら周りから「やる気を出せ!」と言われても、
いまいち実感できないのは当然のことかも知れませんね。

まあ、一番手っ取り早い方法と言えば、
子供が勉強をするごとに、永遠にご褒美を与え続けるか、
子供が勉強しなかったら、罰としてご飯を抜きにするか、
そのどちらかしかなさそうですが、
さすがにそれは教育的には、かなり問題ありですよね。(笑)

そう考えると教育や子育てって、ホント、
子供との「根くらべ」だなあとつくづく思います。

「やる気のないやつは知らん!」と見捨てることは簡単です。
でもプロとして仕事を請け負う以上、
それはこちらの「負け」でもあります。

子供に「学ぶ」ことを要求する以上、
自分も子供から「学ぶ」姿勢を崩さないことが、
子供に対する礼儀だと思います。

「裏切られる」という表現が適切かどうか分かりませんが、
裏切られても、裏切られても、諦めずに向き合っていく。

私にも一応、教育者としてのプライドがあります。
「学ぶ」という点において、
そう簡単に子供たちに負けるわけにはいきませんからね。

そう言えば以前、職場の先輩(2人の子持ち)が言っていました。
「子供は親を裏切って成長するんだよな」と。

何気ない会話の中で出てきたひと言ですが、
私には、この上ない「名言」に聞こえました。

子供は親を裏切って成長し、親は子供に裏切られて成長する。

「親」の部分を「先生」に、「子供」を「生徒」に置き換えても、
同じことが言えそうな気がします。

私にとって、授業は生徒との「根くらべ」。

生徒の可能性を信じられなくなったら私の「負け」。

生徒がついに観念(?)して、
「先生がそこまで言うんだったら、少しくらいやってもいいかな?」
と思ってくれたら私の「勝ち」。

まあ、そんなところでしょうか?(笑)

まだまだ子供たちには、負けられまへん!


※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
  現在ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-05-14 00:23 | 家庭教師のこと | Comments(2)

カリスマさん

f0015391_0422839.jpg

全国学力テスト実施。
43年ぶりということは、
私は受けてないことになりますね。
なんかそれらしいのやった気がするんですが、
あれは違うものだったのかなあ・・・?




カリスマ美容師、カリスマ店員、カリスマ講師・・・・・、

世の中、「カリスマさん」がずいぶんと多くなりました。
そこで、「カリスマ」について辞書で調べてみました。

「カリスマ」
=《ギリシア語で、神の賜物の意》超自然的、超人間的な力をもつ資質。預言者・呪術(じゅじゅつ)者・軍事的英雄などにみられる、天与の非日常的な力。この資質をもつ者による支配をマックス=ウェーバーはカリスマ的支配と名づけ、三つの支配類型の一つとした。

だそうです。

う~ん、今使われている「カリスマ」とは、ちょっと違う感じが・・・。
今は「カリスマ」のハードルがだいぶ下がったということになるんでしょうか?(笑)

昔の教え子が、浪人して大手予備校に通い始めました。
(といっても今年のことではなく、過去のお話です)

予備校入学当初、彼は少し興奮気味でした。

それはなぜかというと、これから教えてもらえる先生は、
全国でも有名な「カリスマ講師」だったからです。

その先生の本も、何冊か世に出回っており、
私も読んだことがあります。

私のような、無名で貧乏臭い(というか貧乏な)先生より、
ロレックスの時計をして高級車を乗り回している「カリスマ先生」に、
子供が憧れるのは当然のこと。

私もその子の立場だったら、きっと同じ気持ちになったと思います。

さらに浪人して、最初の模試の判定も上々。
その頃の彼は、相当に夢を見たんだと思います。

ただ、浪人して模試の判定が一時的に良くなるのは当然のこと。
現役生がまだ追いついていないだけのことです。

「どうせ、そのうち落ちていくから心配しなくていいぞ!」
と、冗談混じりに警告しておきましたが、
残念ながら、結果はその警告どおりになってしまいました。

「カリスマ先生」の授業を受けているというだけで、
きっと彼は安心してしまったんだと思います。

「この先生の授業さえ受けていれば、合格できる!」
そう思ってしまったのかも知れません。

彼は2年の浪人生活を送りましたが、結局第一志望校には合格できず、
彼としては、不本意な大学に行く結果になってしまいました。

あっ、といっても彼を非難したくて、この記事を書いたわけではありません。

勉強に関しては、正直いろいろ手を煩わせてもらいましたが、(笑)
人間としては、とても純粋で素直な子(今は青年)。

また、その「カリスマ先生」のことをどうこう言いたいわけでもありません。
大手予備校で、そこまでの地位を得たということは、
私なんかより、ずっと実力のある先生であることに間違いはありません。

ただ、
「いい先生に習っているから・・・」
「いい塾に通っているから・・・」
というだけで、成績が上がると考えるのは、
ちょっと違う感じがしますし、危険だなと思います。

何だかんだ言っても、結局最後は「自分次第」であるということ。
世間の評判やウワサだけに振り回されるのではなく、
自分でやることが何よりも大切であること。

彼は身をもって体験したんじゃないかと思います。

人よりちょっとだけ早く挫折を味わった彼。
その経験が、
彼の将来に活かされることを祈るばかりでございます。


※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
  現在ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-04-25 00:57 | 家庭教師のこと | Comments(7)

お山の大将

f0015391_23271656.jpg

今日はちょっと思うことがあって、
いつもより長めでございますが、
どうかご勘弁くださいませ。



1年半ほど前から、このブログを書き始めましたが、
それまでは、私自身ネットにほとんど興味がありませんでした。

ですから、他の先生方がどのような指導法で、
どれだけの実績を出しているか、ほとんど知りませんでした。
ある意味、「世間知らず」だったかも知れません。

でも、自分でブログを書くようになってから、
同業者(教育関係者)の方のブログも読むようになりました。

とても参考になることも多いし、
共感を覚える記事もたくさんあります。

ただ、正直な感想を言わせてもらえば、
「お山の大将」が多い業界だなって感じます。
(そんな私も、傍から見ればそう思われているんでしょうけど・・・苦笑)

「指導法には自信があります!」
「偏差値20上げたことがあります!」

この商売、ある程度の自信がなければ出来ないでしょうから、
ここまでは、まあわかります。

ただ、いくら自分の教え方に自信があるからといっても、
他塾や他の先生を見下すような発言は、いかがなものでしょうか?

「自分らのやり方が絶対で、それ以外の方法はダメ!」
(え? その方法は100%の生徒に効果があるの?)

「結果も出せないような塾(先生)は、辞めてしまえ!」
(それを決めるのは生徒や親御さんであって、あなたではないのでは?)

「あんな塾(先生)に教わっている生徒がかわいそう!」
(余計なお世話、その塾(先生)が良くて通っている生徒もいるんじゃないの?)

「学校の先生はいったい何を教えているんだ!」
(学校で不特定多数の生徒を相手に教えたことはあるのかな?)

あっ、ちなみに( )の中は、私の心の叫びでございます。(笑)

今まで、何百人の生徒に教えてきたかは知りませんが、
そんなのは全国にいる子供の数の1%にも満たないはず。

そんな「点」にも満たないようなところで、
少しばかり結果を出してきたくらいでなぜそこまで言いきれるのか、
塾講師というより、人間として、理解に苦しむところでございます。

いくら成績を上げてくれる先生だと言われても、
私だったら、そんな先生に自分の子供を預けたいとは思いません。

いまだに「確固たる指導法」というのは確立できていませんし、
もともと、そんな方法があるとも思っていません。

もちろん、基本となる軸はありますが、
細かい点においては、接する子供によってまちまちです。
それは実際子供に接してから、考えるようにしています。

私のことを、「のん気で怒らない先生」だと思っている生徒もいれば、
「クチうるさいオヤジ」と思っている生徒もいるはずです。(笑)

同じように教えても、同じ結果が得られるわけではありません。

ですから、教育に限って言えば、
「これが絶対のやり方」というのはあり得ないと思っています。

確かに自分にとって「好きなやり方」「嫌いなやり方」というのはあります。
でも、自分が嫌いだからといって、それを否定することは出来ません。

現にそのやり方で、結果が出たという例があるのであれば、
いくら自分にとって「嫌いなやり方」であったとしても、
そのやり方も有りだと認めざるを得ません。

ただ「自分はやらない」「やりたくない」というだけのことです。

私には私のやり方があって、他の先生には他の先生のやり方がある。
どちらのやり方を選ぶかは、生徒と親御さんが決める。
それでいいんじゃないかと思います。

生徒が百人いれば、百通りの指導法、百通りの接し方があります。
何が正解か、何が不正解かは誰にもわかりません。

ただ、それを日々模索し続けるのが、私たちの仕事だと思います。
良いと思ったことは取り入れ、悪いと思ったことは改善していく。
その繰り返しでしかありません。

すべての生徒に効果的な学習法を提供することは、私には出来ません。
すべての生徒をバラ色の人生に導くことも、私には出来ません。

でも、目の前にいる生徒にとって、
今何が大切か、今何が必要かを考え、伝えていくことなら出来ます。

といっても、それが本当に正しいかどうかもわかりません。
あくまで「自分が正しいと思うこと」を伝えるに過ぎません。
それが正しいかどうかを判断するのは、
実際、接している生徒とその親御さんでしかありません。

教える立場にいる人間に出来ることって、
せいぜいそんな程度のことだと思うんですが・・・

まあ、私がこんなことを書いても、
「確固たる指導法」をお持ちの方からすれば、
「単なる理想論」「結果も出せないヤツの言い訳」としか、
受け止められないんでしょうけど・・・

周りから「先生、先生」と呼ばれ、
ただでさえ「お山の大将」になりがちなこの仕事。
私自身、気をつけたいなと思います。(自戒を込めて・・・)


※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
  現在ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-04-15 23:32 | 家庭教師のこと | Comments(8)

サービスって何だろう?

f0015391_0334333.jpg
中村が打った!
立浪が決めた!
プロ野球セ・リーグ開幕。
ドラゴンズ、最高のスタートです!



塾に勤めていた頃、「サービス授業」と称して、
テスト前の休日に、テスト対策などを行っていたことがありました。

塾に、そうするように言われたわけではありません。
100%、私のスタンド・プレーでございます。

当時の私は、
それが生徒のためであり、塾のためであると単純に信じていました。

でも、今となれば、
本当にそれが「サービス」と言えるものだったのかどうか、
かなり怪しい感じがします。

というのは、

「サービス授業」をすることで、熱心で良い先生だと思われたい。
「サービス授業」をすることで、他の先生に差をつけておきたい。
「サービス授業」をすることで、結果が出なかったときの言い訳を作っておきたい。

「生徒のため」「塾のため」と言っておきながら、実は「自分のため」。
そんな気持ちがあったことは、否定できないからです。

さらに、
「サービス授業」をすることで、
逆に生徒にプレッシャーを与えていたかも知れません。

「サービス授業」をすることで、
生徒や親御さんに恩を着せていたのかも知れません。

そういったいろんな可能性を考えてみると、
自分が「サービス」だと思ってやっていたことが、
生徒や親御さんからしてみれば、
「ありがた迷惑」だったということも十分考えられます。

家庭教師として独立してからは、
「サービス授業」なるものはいっさい行わなくなりました。

普段の授業の際にちょっとだけ時間を延長させて頂くことはありますが
「サービス授業」をするために出かけることはありません。
やった分は、しっかり頂くことにしています。

同じ授業料を支払ってくれているお客様に対して、
一部の生徒だけを特別扱いするわけにはいきませんから。

と、何だかカッコつけた言い方をしておりますが、
そこまでの経済的余裕がないのが、正直なところでございます。(笑)

春期講習や新年度生の募集。
大手は相変わらず受講料0円競争、割引競争を行っているようです。

ただ、真偽のほどは定かではありませんが、
そういった塾の中には、
生徒を「営業マン」に仕立て上げているところもあるとかないとか。

「授業料を安くしてあげるから、友達を○人連れて来なさい!」

そうやって、生徒たちにノルマを課している塾もあるそうです。
この噂が、もし本当だとしたら、
まさに「タダより高いものはない」といったところではないでしょうか。

「友達を紹介したら、図書券(カード)サービス」
「点数○点上げたら、○円分の商品券サービス」

これも、経営的には有効な手段かも知れませんが、
教育産業に携わる人間のひとりとして、
何かが違うような気がしてなりません。

教育者なら、授業で還元していけばいいだけのこと。

私の場合は、
あえて「サービスしないこと」を「サービス」としてやっていければいいや、
な~んて、自分勝手なことを考えております。

というわけで、サービスしたくても出来ない自分の立場を、
無理やり正当化してみましたが、どんなもんでしょう?(苦笑)


※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
  現在ブログランキングに参加中です。
  応援してくださる方、クリックして頂けたらとても嬉しいです!
  (1日1クリック有効)
    ↓
  にほんブログ村 教育ブログへ
[PR]
by sawayoshi45 | 2007-03-31 00:37 | 家庭教師のこと | Comments(2)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

プロフィールを見る

札幌の家庭教師 学びの森

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
more...

カテゴリ

家庭教師 学びの森
自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと

最新のコメント

おおっ、それはおめでとう..
by sawayoshi45 at 11:16
またまたお久しぶり。 ..
by gaku at 22:42
アドバイス、ありがとう。..
by gaku at 14:15
知らん! というか、あの..
by sawayoshi45 at 14:33
お久しぶり。うちの息子が..
by gaku at 17:34
MAPさん ありが..
by sawayoshi45 at 10:48
お誕生日おめでとうござい..
by MAP at 07:39
とても魅力的な記事でした..
by 株のやり方 at 17:27
>missKaytieさ..
by sawayoshi45 at 01:16
お誕生日おめでとうござい..
by missKaytie at 17:25

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

北海道
受験・勉強