カテゴリ:家庭教師のこと( 89 )

受講料0円

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9月に「ヅラ刑事」が公開されるそうな。
「ヅラ」をはずすと何と入場料無料!
「ヘルメット刑事」ができたら、私は無料?
(??と思った方は、こちらにヒントが・・・)



昨年の夏、本州から小中学生向けの大手進学予備校が札幌に進出してきました。
立派な自社ビルをいくつも建て、
子供たちにとっては、とっても魅力的な存在になっているようでございます。
今も着々と校舎を増やしているようで、札幌の塾業界では大きな話題となっております。

まあ、それはそれで別にいいんですが、ちょっと気になっているのは、
それ以来、札幌の大手進学塾で「受講料0円戦争(?)」が繰り広げられていること。
今日も「夏期講習の受講料0円!」という、某大手学習塾のチラシが入ってきました。

大手同士の争いに口を挟む権利は私にはありませんが、
ただでさえ札幌は「少子化」が激しい都市のひとつ。
業界のなかでも、すき間のすき間のすき間のすき間あたりで何とか食いつないでいる、
「超零細個人」の私としては、正直気にならないわけではありません。

ちなみに私は、ここ10年ほどの間、指導料を1度も変えたことがありません。
まったく初めての方には、一度だけ無料の体験授業を行っていますが、
2回目からは、特別な事情がない限り、料金のうえでの「サービス」はいっさい致しません。
しっかり頂くことにしています。

そうすることが、
今まで大事なお子さんを私に預けてくださった親御さん方への「礼儀」だと、
勝手に思い込んでいます。

私たちの商売はサービス業。
不公平感を抱かれないように配慮することも「サービス」のひとつだと思っています。
といっても、これはあくまで口実。
「これ以上値下げしたら食べていけない」というのが、ホンネですけどね・・・。

私の場合、
これからも「受講料0円」や「指導料の値下げ」をすることは、(多分)ありませんが、
個人には個人にしか出来ない「サービス」がある。
何よりも授業内容で還元していくしかないと思っています。

それにしても、大手は「受講料0円戦争」。
来年からは「無料の公立塾」。
私はいったい、いつまで生き残れるんでしょう? 
正直、とってもとっても不安でございます。

まあ、その時はその時で、また何か考えればいいか・・・。
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by sawayoshi45 | 2006-06-02 23:59 | 家庭教師のこと | Comments(6)

自信と傲慢

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今日は初夏の陽気、というか暑い1日でした。
最高気温が25℃!夏日です!
灯油代がかからなくなったのが、
私にとって何よりの喜びです!



「自信」を持つことは大切だと思いますが、
「傲慢」にはならないよう気をつけなければならないと思います。

でもこのあたりの加減って、正直とても難しいところですよね。
自分ではそんなつもりはなくても、
他人からは「傲慢」に映っていることはよくあることだと思います。
もちろん私も例外ではありません。

私のような仕事は、子供を相手にするのがメインであることに変わりありませんが、
同時に親御さんとのお付き合いも大切な仕事のひとつです。
いくら「指導力」に自信を持っていたとしても、ひとりの人間として、
親御さんに気に入られない限り、私のような仕事は成り立ちません。

まあ、だからといって媚を売るようなことをするわけではありませんが、
子供のことを理解すると同時に、
親御さんの話にもしっかり耳を傾ける必要があると思っています。

今まで私がお付き合いさせて頂いてきた親御さんは、自分より年上の方たちでした。
でもこれからは、
おそらく同年代、または年下の親御さんとのお付き合いも多くなるかと思います。

そこで気をつけなければいけないのは、
親御さんに対して「傲慢」になってしまうことではないかと思います。

今までは自然に「ブレーキ」がかけられていたことが、「年下だ」という感覚が働くことで、
自分でも気付かないうちに「傲慢」になることがあるかも知れない。
これからの私の課題だと思います。

「自分は何人の命を救ってきた」といちいち自慢するお医者さんはいません。
「今日は何人のお客を無事に運んだ」と自慢するタクシーの運転手さんもいません。

それはなぜか。
お医者さんが命を救うのも、運転手さんがお客さんを安全に運ぶのも、
「当たり前のこと」だからです。

でも教育業界は、どうでしょう?
「自分は何人の成績を上げてきた」と自慢する人、あまりにも多すぎやしませんか?
しかも、そう言う人に限って、
「指導者が成績を上げるのは当たり前のこと。成績も上げられない指導者は去るべきだ」
と言い放つ。

私はそう言う人に問いたい。
「本当に当たり前のことだと思っているなら、じゃあ、どうしていちいち自慢するのか」と。
「当たり前のこと」をして、
それをいちいち自慢するのは「傲慢」と言わざるを得ないのではないでしょうか。

「自信」は持ってもいいが、決して「傲慢」になってはいけない。
教育に携わる人間なら、特に気をつけなければいけないことではないかと思います。

でも、こんな記事を書くこと自体、やっぱり私も「傲慢」な人間なのかもしれませんね。
ちょっと反省・・・・・。
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by sawayoshi45 | 2006-05-16 23:59 | 家庭教師のこと | Comments(4)

合格率100%

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ホリエモンが保釈されたそうな。
保釈金は3億円だそうな。
結局世の中、お金だそうな。



成功する可能性の高い手術しかやらないお医者さんがいたとします。
そのお医者さんは、失敗の可能性の高い手術は、
決して自分の手ではやらずに、他のお医者さんにまわします。

そのため、そのお医者さんの手術の成功率は100%です。
難しい手術ばかりやらされているお医者さんの成功率は、当然あまり高くはありません。

さて、あなたはどちらのお医者さんを「名医」だと思いますか?

まあ、こういったバカげたことが、医者の世界に実際あるかどうかはわかりませんが、
教育の世界、特に、受験業界の世界では特に珍しいことではありません。

最初に入塾テストを実施し、
よほどのことがない限り、必ず合格するだろうと思われる生徒ばかりを入塾させます。

入れば、厳しい厳しい授業が待っています。
宿題も毎日ヤマのように出ます。
遊ぶ暇なんてまったくありません。

授業についていけなくなった子、宿題が出来なくなった子、
また、言うことをなかなか聞かなくなった子は容赦なく退塾させます。

そして、
そういった厳しい授業にも耐えられるような生徒ばかりが生き残ることになります。
結果、その塾の志望校合格率はほぼ100パーセントです。

そして、その噂を聞いて、その塾には生徒さんがたくさん集まってきます。
いや、「生徒さんが集まってくる」というよりは、
「親が群がってくる」といったほうが適切な表現でしょうか?

一方、そういった塾についていけなくなった子、
学校の授業にもついていけなくなった子を、多く受け入れている塾があったとします。

そういったお子さんにとって、少しでも「わかりやすい授業を」と思いながら、
先生方は日々試行錯誤を繰り返しています。

それをきっかけに立ち直る子、ぐんぐん伸びてくる子も何人かは出てきます。
でも、残念ながら「合格率」はあまり高くはならないし、
世間で言われるトップ校に合格できる生徒もそんなに多くはなりません。

さて、あなたなら自分のお子さんを、どちらの塾に通わせますか?

前者の塾の存在を否定するつもりはありません。
医者にも内科、外科、精神科などの専門の違いがあるように、
塾にもそれぞれ「専門分野」の違いがあります。

それに世の中の経済活動は需要と供給で成り立つわけですから、
前者の塾を選ぶ人がいて、子供もそれに満足しているなら何ら問題はありません。

私がここで書きたかったのは「選ぶ側」の問題です。
自分のお子さんに合った塾を本当に真剣に選んでいるかどうかということです。

目先の情報、オモテの情報ばかりを鵜呑みにして、
精神科に通うべき子供を外科に通わせるようなことをしていないかどうかということです。
お子さんが、ただの「お客さん」になっていないかどうかということです。

このブログを読んでくれている方なら、すでにおわかりだと思いますが、
私は、後者の立場をとっています。

もちろん、「偏差値レベルの高い学校を目指したい!」という子にも、
それ相応の対応はするようにしていますが、
前者の塾のようなやり方をすることはまずありません。
というか、出来ません。

ただの「お金儲け」という面では、前者の立場をとったほうがいいのはわかっています。
でも、私は「経営者」である前に、「教育者」でありたいと思っています。

私のような人間が「教育者」を語るのは、大変おこがましい話ですが、
少なくとも、「そうありたい」という思いはあります。
そして、これからもその立場を変えるつもりはありません。
経営としては正直とても難しいですが、これが私の「専門分野」だから仕方ありません。

ただ、来年からは「無料の公立塾」が出来るそうです。
私にとっては、ますます厳しくなる状況でございます。
さて、どうしましょ!
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by sawayoshi45 | 2006-04-27 23:59 | 家庭教師のこと | Comments(6)

サクラサケ!

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昨日の札幌は晴天に恵まれましたが、
とても寒い1日でした。
公立高校入試、みんなどうだったかなぁ。
私の教え子は、今年は4人が挑戦。
4人みんなにサクラサケ!!


昨日は、北海道の公立高校の入試の日でした。
日頃の練習の成果を発揮できたかどうか、ちょっと気になるところですが、
私にできることはもう何もありません。
あとは、みんなが合格してくれることを祈るだけです。

ところで昨日の夕方、北海道限定のある地方番組で、
この入試に伴い、学習塾の特集をやっておりました。
その番組では、札幌でも有名な進学校である、
札幌M高校の朝の様子が映し出されていました。

大手進学塾の講師たちが、校門の前で道路をふさぎ、
頭に「必勝」のハチマキをまいて、旗をふって子供たちをお出迎え。
まるでお祭り騒ぎです。
毎年のことではありますが、私の最も「嫌いな風景」のひとつです。

だいたいにして、学校や他の生徒たち、
それに一般の通行人の方々に、いい迷惑ではありませんか。
とても「教育者」がやることとは思えません。

学校の先生が生徒に付き添うのならまだわかりますが、
いかにも「子供たちの合格はオレたちが握っている!」と言わんばかり。
塾の先生がそこまでする必要、どこにあるんでしょうか?
私にはちょっと理解に苦しむところですね。

しかも、私立中学ならまだしも、昨日の試験は公立高校です。
当たり前のことですが、試験があるのは、このM高校ばかりではありません。
塾に通っている子供たちの中にも、他の学校を受験する生徒、たくさんいるはずです。
でも、子供たちが受験するすべての学校でお出迎えしているとは思えません。

そう考えると、意識してかどうかはわかりませんが、
この先生たちは受験する学校によって、子供たちを差別していることにならないでしょうか?
いくら普段は「勉強だけがすべてではない!」と子供たちに言っていたとしても、
「結局、先生は頭のいい子を贔屓するんだね」
と言われても仕方のないことだと思います。

う~ん、だんだん「暴走?」しかけてきたので、そろそろ手を引くことにします。
まあ、こんなことをつい考えてしまうのが、私が塾で働けない理由なのかも知れません。
どうも、組織には向かない人間のようでございます。
やっぱり、自分でやっていくしかなさそうですね。
塾の先生で気を悪くされた方がいらっしゃったら、すいません!

ちなみに私は、今まで生徒の応援に行ったことは1度もありません。
いくら行きたくても体はひとつしかありませんし、
今さら行ったところでどうにかなるわけでもありません。
試験を受けるのは子供自身、あとは生徒の力を信じるしかないと思っています。
まあ、「合否」の連絡だけはするように言っていますけど・・・。
これって冷めてるのかなぁ?
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by sawayoshi45 | 2006-03-08 00:20 | 家庭教師のこと | Comments(4)

学校成績保証制度?

北海道では最大手のひとつである某学習塾が、とんでもない方針を打ち出してきました。
チラシを見てビックリ!
なんと「学校成績保証制度」だとか。
具体的な内容は次のとおり。

入塾後2学期以内の学校の中間・期末テストで
・60点以下で入塾した場合→1科目で+20点以上を保証します。
・60点以上で入塾した場合→その科目が80点以上を保証します。

もし上記の基準をクリア出来ない場合は、
3学期の対象科目の授業料を全額免除し、
1学期間無料で「とことん」指導させていただきます。


塾としては「苦肉の策」だったんでしょうかね。

さて、なぜ私がこれを「とんでもない」と思ったか、
今思いつく限りで、理由を述べさせていただきます。

理由①
学校のテストというのは、その学校の先生がつくるものであり、
先生や、その時々によって、難易度が変化するはずです。
また、1回や2回の点数の上下だけで、
本当に実力がついたかどうかを判断するのは、非常に難しいと思います。
見かけの点数が上がらなかったとしても、力がついている場合もあれば、
逆に、力がついていないのに、たまたま点数が上がる場合も十分あり得ます。

理由②
講師の立場から考えてみます。
「どんな子でも、成績を上げる自身がある!」と断言できる講師は別として、
まず普通の講師なら、かなりのプレッシャーを感じてしまうのではないでしょうか?
せっかく子供たちといい関係が築けたとしても、
この制度のために、その関係が台無しになってしまうことも考えられます。
また、授業を通して、講師の「ストレス」が、
子供たちへの「ストレス」になってしまうこともあり得ますよね。

そういえばこの塾、求人広告でしょっちゅう講師の募集をしています。
それだけ「選別が厳しい」ということなのかも知れませんが、
今回の件で、何となくその理由がわかったような気がします。

理由③
親御さんの立場から考えてみます。
このチラシを見て、入塾を決めた親御さんであれば、
当然、その「結果」に期待しないわけがありません。
次のテストに対する子供への期待は、並々ならぬものになるでしょう。
その「過剰な期待」が、お子さんに伝わらないわけがありません。
当然、子供は相当な「ストレス」を抱えてしまうことが予想できます。

お金はもどってきても、
それ以上に失うものが大きくなる場合も考えられます。

理由④
最後に子供の立場から考えてみます。
理由②と理由③から、子供が、親や講師から受ける「プレッシャー」、
相当なものになるのではないでしょうか。
せっかく大好きな先生といい関係が築けても、
「自分がもし失敗したら、先生はクビになるかも知れない・・・」と思うと、
落ち着いて勉強に集中できなくなることも考えられます。

こう考えてくると、
結局、一番の「犠牲者」は「子供」ということにならないでしょうか?

お金をいただいて指導する以上、
「とことん結果にこだわる」という気持ちはよくわかります。

でも、「学力」には、
「目に見える学力」と「目に見えない学力」があることも忘れてはいけないと思います。
「目に見える学力」と「目に見えない学力」は必ずしも比例するとは限りません。
場合によっては、反比例する場合もあり得ます。


「点数を上げるためには、何でもする」という考え方、
「お金を儲けるためには、何でもする」といった、
最近、世間をにぎわせている方たちと、
あまり大差がないように感じるのは、私だけでしょうか?

以上、「成績が上がらなければお金は返します!」といった約束をしたら、
まず間違いなく破産することが予想される、「売れない(?)家庭教師」のたわ言でした。
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by sawayoshi45 | 2006-02-02 00:29 | 家庭教師のこと | Comments(2)

教師の守秘義務

お医者さんや弁護士には、
患者や依頼人の権利を守るための「守秘義務」というのがあります。

この「守秘義務」、
私は教師や塾講師、家庭教師にもあってもいいんじゃないかと思っています。

教育関係のブログを見てまわっていると、
授業風景や生徒との会話などを載せたものをよく見かけます。

まあ、楽しい雰囲気のものであれば特に問題はないんですが、
なかには、自分の担当する生徒の成績などをこと細かく書いてあるのがありますよね。

特に塾講師や家庭教師の方に多く見られます。
まあ、自分の授業のうまさを自慢したい気持ちはわからないでもありませんけど・・・。

でも、いくら名前を公表していないと言っても、
これってあまり感心できることではないと思います。

自分の成績が自分の知らないところで、公開されている。
これってプライバシーの侵害ですよね。

もし、これを本人(生徒)が知ったらどう思うでしょう? 

本人の承諾を得ているのなら別ですけど、
そうでなければ、やはり教育者としての配慮に欠けると思わざるを得ません。

配慮に欠けると言えば、「成績上昇率90%以上」という塾や家庭教師の宣伝もそう。

これが真実かどうかは別として、「90%以上の子が成績が上がる」ということは、
裏を返せば、「10%近くの子は上がっていない」ということ。

この「10%近くの子」が、この宣伝を見たらどう思うでしょう?

「やっぱりボクはバカなんだろうか」と自信をなくするのは目に見えています。

教育に携わる人間ならば、
この「10%近くの子」に対して「申し訳ない」という気持ちを持つべきではないでしょうか。

まあ、こういった宣伝はきっと、
「成績が上がらない」という親からのクレームが来たときのための「予防線」だと思います。

「成績が上がらないのはあなたのお子さんに原因があります。
他の生徒は上がっているんですから。」と言えば、
塾としては責任逃れが出来ますからね。

最近はこういったCMあまり見なくなったので、きっとクレームでも来たんでしょうが・・・。

生徒のプライバシーを守るためにも、自分を守るためにも、
「守秘義務」を守って、
余計な宣伝をしないのが一番だと私は思っているんですが、いかがでしょう? 
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by sawayoshi45 | 2005-12-29 01:05 | 家庭教師のこと | Comments(0)

「相性」という壁

およそ「先生」と呼ばれる職業の人は、プライドが高く自信家が多いですね。
塾講師や家庭教師も同じです(もちろん私にもそういう所があります)。
みんな自分の教え方が一番だと思っています。

それは同業者の方のホームページやブログを読めば一目瞭然です。
おまけに、たまにご父兄の方からお礼の手紙なんかもらえば気分は有頂天。
「自分はいい先生だ」と改めて確認(勘違い?)することが出来ます。
私にも経験があるので、気持ちはよ~くわかります。

といっても、この商売ある程度の自信がなければ続きません。
教わるほうも、自信のない先生に教わるのはイヤですよね。
ですから、自分に自信を持つことは悪いことではないと私も思います。
ただ、いくら「いい先生」と言われている方でも、いくら教え方のうまい先生でも、
どうしても乗り越えられない壁があります。
それは生徒との「相性」です。

会社も学校も塾も、もともと違った場所で生まれ、
違った環境で育った人たちが集まった場所です。
そこで、全ての人たちに自分を認めさせるのは不可能に近いことです。
どうしても「相性」のいい人と悪い人というのが存在します。
その「相性」の悪さを認める勇気を持つことも、
塾講師や家庭教師には必要な資質だと思います。

いったん嫌われた生徒との関係の修復は、ほとんど不可能と思ったほうがいいでしょう。
私の場合、もしそういったことがあれば、親御さんと相談し、自分から辞退させて頂きます。
そのほうがお互いのためだと思っているからです。

京都で女の子を刺殺した萩野容疑者。
聞くところによると、他の生徒や同僚からの評判は、多少変わったところはあったものの、
授業に関しては教え方もうまく、とても良かったようです。
自他共に認める「いい先生」だったのでしょう。
きっと教え方に関しては、かなりの自信があったのではないかと思います。

でもそこに、自分の思い通りにいかない生徒が現れました。
エリート街道を突っ走ってきた彼には、その子の存在を許すことが出来ません。
「この子さえいなくなれば、自分がラクになる」といった自分勝手な感情で、
犯行に及んだそうです。
「相性」の悪さを認めることが出来ていたら、
こんなことにはならなかったのではないでしょうか。

それにしてもこの講師、過去にもいろいろ問題を起こしていたそうで。
それを塾も他の講師も見抜けなかった。
ある意味、殺された女の子だけがこの講師の「不自然さ」に気づいていたのかも知れません。
人を見る目が鋭かったために殺されたとすれば・・・、
何とも皮肉な事件としか言いようがありません。



・明日、いよいよ新しい生徒との面談だというのに、鼻にニキビが出来てしまった。まさに赤鼻のトナカイ?(体型的にはブタ?) クリスマスも近いことだし・・・、ま、いいか。それにしても、なんてタイミングが悪いんでしょう。日ごろの行いが悪いのかな~。まあ、何とか気に入られるように頑張ってきます。
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by sawayoshi45 | 2005-12-18 00:29 | 家庭教師のこと | Comments(0)

塾講師のお仕事

世の親御さんが子供を学習塾に通わせたり、家庭教師をつけさせる理由はただひとつ。
「成績を上げ、志望校に合格させるため」です。
そりゃそうです。
「決して安くない月謝を支払っている以上、結果を出してもらわないと困る」
というのが親御さんのホンネでしょう。
お気持ちはよくわかります。

多くの塾講師や家庭教師の方々も、お金を頂いている以上、
結果を出すことを第一の目的として、日々努力をしているはずです。
親御さんは一生懸命働き月謝を捻出し、
講師もその期待に応えるため、一生懸命子供に働きかけます。

でも、子供は何でも言うことを聞くロボットではありません。
意思を持った人間です。
こちらの思いとは裏腹の行動をとることもあります。
講師も人間ですから、相手が子供とは言え、裏切られれば当然腹もたちます。
熱心な講師であればあるほど、怒りも大きくなるのではないかと思います。
「子供のやる気を引き出す」のは、口で言うのは簡単ですが、
実際はそうそう簡単に出来ることではありません。
少なくとも、私にとっては今でも大変なことです。

今ではだいぶ丸くなった(体型も・・・)ほうだと自分では思っていますが、
私も若い頃は、やはり子供と衝突したことが何度かあります。
今では、「教師は子供に裏切られてナンボ」ぐらいに思っていますけど・・・。

そう言えば昔、どうしてもやる気を出してくれない生徒に、
「もうちょっとやる気になってくれればねえ」なんてつい言ってしまったところ、
「やる気にさせてくれるのが、教師の仕事じゃないの?」と痛いところをつかれ、
思わず納得してしまったことがあります。
完全に一本とられたって感じでしたね。

その生徒を一度食事に連れて行ったことがあります(といっても、ケンタッキーですが)。
塾長に内緒で授業中、抜け出して連れて行きました。
でも人間、不思議なもので、一緒に食事をする時間を過ごしたというだけで、
意外と心を開いてくれることがわかりました。
授業時間を使ってこっそり抜け出したのも、今思えば良かったのかも知れません。
その子との関係は、それ以来かなり修復され、卒業した後も何度か電話をくれました。
自腹を切った甲斐がありました。

私たちの商売は、商品を扱う仕事ではありません。
相手にするのは、意思を持った人間であり、
結果がでるまでには、どうしてもある程度の時間と費用がかかります。
それだけに、講師は少しでも早く結果を出すため、つい力が入ってしまうんですよ。

自分は一生懸命指導しているという意識があるだけに、
自分について来てくれない生徒がいると許せなくなってしまう。
そのあたりが今回の悲劇を生んだ要因のひとつなのかもしれません。
この講師も、もう少し心に余裕を持っていたら、こんなことは起きなかったと思います。
残念でなりません。
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by sawayoshi45 | 2005-12-14 01:39 | 家庭教師のこと | Comments(1)

学習塾のあり方

一昨日の京進の事件によって、
案の定、マスコミ各社では「学習塾のあり方」がやり玉にあげられています。
学習塾は、許可も認可もいらない、いわば、やろうと思えば誰でもできる商売。
塾講師になるにも、特別な資格が要るわけでもありません。
ある程度の学力さえあれば、誰でもなれる職業です。
だから、それを見直そうという動きがでてきました。
それはそれで別に構わないのですが、でもちょっと待ってください。

今回の事件ほどではありませんが、
学校の教師にも結構とんでもない事件を起こす人いますよね。
むしろそっちのほうが数としては多いような気がするんですが。
みんな教員免許という立派な資格をお持ちのはずなのに・・・。

塾講師や家庭教師という職業は、
「労働時間が短い、時給が高い、世間体も悪くない」ということで、
学生がアルバイトとしてやるにはもってこいの仕事です。
現に今ある学習塾や家庭教師派遣業者の多くは、
学生アルバイトで成り立っているといえます。
まあ、経営者の立場とすれば、よっぽどの人気講師でない限り、
時給3,000円のプロより、時給1,500円の学生を雇ったほうが
何かと都合がいいというところでしょう。

でも、本当にこれでいいんでしょうか? 
大切なお子さんの、大切な時期の、大切な勉強を、
社会経験もないアルバイト感覚の学生に全てを任せるのはどんなもんだろう、
と私は前々から感じていました。
まあ、私自身、学生の頃、アルバイト講師の経験があるので、
あまりエラそうなことは言えないのですが。

子供との年齢が近いということは、距離も近くなり、
友達感覚で親しくなりやすいというメリットがありますが、
一方で、ライバルにもなり安いというデメリットもあります。

子供のちょっとした言葉に対して、
ある程度経験のある人ならうまくかわすことも出来るでしょうが、
若い講師にとっては、見逃すことが出来ない、ということがよくあります。
これは、私自身経験していますので、よくわかります。

「子供の立場になる」ことはとても大事なことですが、
「子供と同じ土俵に立つ」必要はありません。
そこは、「教える側」と「教わる側」のケジメはつけなければいけないと思います。
「親しくなる」ことと、「友達になる」ことは別なんです。

私は、学生アルバイトを非難しているわけではありません。
学生の方でも立派な志を持って頑張っている方も多いはずです。
問題は学生かプロかということではなく、
いかに「プロ意識」を持ってやっているかということだと思います。
教育書の一冊も読んだこともない人が、
お小遣い稼ぎのためだけに、塾講師や家庭教師をやるというのは、いかがなもんでしょう。

この業界がこれから少しでも世間の信頼を回復していくためには、
目先の成績を上げることだけでなく、
教育というものをもっと大きな視点で見ることの出来る講師を、
ひとりでも多く増やす努力が必要なのだと思います。
資格の有無とかそういった問題じゃなくて・・・。

でもこれには結局、親御さんの協力が必要なわけなんですよね。
う~ん、教育ってやっぱり難しい。
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by sawayoshi45 | 2005-12-13 01:09 | 家庭教師のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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