カテゴリ:教育のこと( 145 )

親離れ、先生離れ

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夏ですね~。
「タワシ頭」が鬱陶しく感じる季節が、
とうとうやってきてしまいました。



子育てに正解も不正解もないので、
その線引きはとても難しいところですが、
まあ、大きく間違ってさえいなければ、
子供にはいつか、「親離れ」する時期がやってきます。

親との会話が減り、ひとりになりたがる時間が増え、
自然に親の保護下から離れていく行動を取りたがります。

親御さんにとっては、少し寂しい現実かも知れませんが、
それは子供が精神的に自立し、大人に近づいている確かな証拠。
そう考えれば、むしろ喜ばしいことでもありますよね。

そういう時期が来たら、
もちろん親御さんのほうにも、「子離れ」する覚悟が必要です。

「まだ子供だから・・・」と、いつまでも口出しするのは、
子供の成長、自立を妨げる行為でしかありません。

高校生にもなって、
「親の言いなり」、「親にベッタリ」のような親子関係は、
本人らはそれでいいかも知れませんが、
傍から見れば、気持ち悪いだけですからね。(笑)

先生と生徒との関係も、同じことが言えると思います。

きちんとした指導をしていれば、
生徒にはいつか、「先生離れ」する時期がやってきます。

それまでは先生の言う通りにしか勉強できなかった子が、
「自分のやり方」というものを徐々に確立するようになります。

「自分のやり方」を確立してしまえば、
正直、先生の存在はあまり必要なくなります。

とりあえず先生の言うことは聞いている「フリ(?)」をしながらも、
それとは別に、自分の勉強を進められるようになります。
それが本当の「自立勉強」というものです。

その「自立勉強」にまで、あれこれと口を出してくる先生は、
一見親切そうに見えますが、
生徒の成長、自立を妨げる存在でしかありません。

いつまでも先生の指示通り。

先生にとっては、ある意味、都合のいい生徒かも知れませんが、
それは決して良い指導の結果とは言えないと思います。

ある時期が来れば、
生徒は自然に「先生離れ」、先生も自然に「生徒離れ」、
これが教育の理想的な形ではないかと私は思っています。

以前にも書いたことがありますが、
私が一番の理想としている指導形態は、
生徒が自分で勉強する方法をしっかり身に付けたうえで、
私のもとを離れていってくれることです。

といっても、現実はなかなか理想どおりとはいきませんし、
実際そんな生徒さんばかりだったら、私も経営危機に陥ってしまうので、
あまり大きな声では言えないんですけどね・・・(苦笑)

ただ、遅かれ早かれ、先生と生徒には必ず離れる時期がやってきます。

少なくともその時期までには、
生徒が自然に「先生離れ」が出来るような状態を作っておきたいし、
私自身も、上手に「生徒離れ」が出来る人間でありたいなって思います。
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by sawayoshi45 | 2008-06-26 00:45 | 教育のこと | Comments(0)

ハードルを下げる

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札幌もサクラ咲く。
年々早くなる開花。
温暖化、気になりますね。




「子供は親の言うことを聞いて当たり前」
「子供は親の思う通りに動いて当たり前」

そう思って子育てを始めたら、
子供がそのプレッシャーに押し潰されてやる気を失うか、
あるいはその前に自分が精神的におかしくなるか、
いずれにしろ子供に良い影響を及ぼすことはないと思います。

子供はロボットではありませんので、
こちらの思いを100%理解するはずもありません。

勉強を教えるときもまた同じだなって思います。

「宿題は完璧にやって当たり前」
「このくらいは出来て当たり前」

そういった感覚で子供に接していたら、毎日がイライラの連続。
子供たちと良い関係を築くことは出来ません。

「人間なんだから完璧に出来るわけがない」(それは自分だって同じ)
「子供なんだから出来なくて当たり前」(自分だって昔は出来なかった)

そう思って接していれば、
子供がたまに出来たときに、素直に褒めてあげる気にもなるものです。

「出来たときに褒めてあげる」
これは、子供たちの「やる気」の一番の栄養分です。
この栄養分を与えずして、ただ「やる気になれ!」と説教されても、
それでやる気になった子供を私は知りません。

私たちは子供たちに対して、
あまりに高いハードルを設定していることって多くないでしょうか?

「これだけお金をかけたんだから受かって当たり前」
「これだけ教えてやったんだから出来て当たり前」

でも、こんな思いばかりが強くなると、
子供へのイライラは募るばかり。
そして、そのイライラは当然子供にも伝染。
勉強に悪影響が生じることは言うまでもないことです。

泣いても笑っても子供の人生は、
私たち大人が与えてやるものではなく、
子供自身が自ら歩んでいくもの。

子供と良い関係を築くためには、
子供へのハードルを少しだけ下げてみるのも1つの手かも知れませんね。
もっとも、子供が自ら高いハードルを掲げている場合は話は別ですけど・・・。
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by sawayoshi45 | 2008-04-25 22:46 | 教育のこと | Comments(0)

間違ったっていいじゃん!

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気分転換のため、
テンプレートを変えてみましたが、
う~ん、ちょっと派手だったかな?




どんなに自分では注意しているつもりでも、
人間は間違いを起こす生き物です。

10年以上も教える仕事に携わっている私でも、
いまだに高校入試で5教科満点を取る自信はありません。

自分では出来たつもりになっていても、
必ずどこかでミスをしているものです。

そう考えると、子供たちの間違いを安易に責めることが、
いかに自分勝手なことかがよくわかります。

もし他人の間違いを責める資格がある人がいるとしたら、
今まで一度も間違いを起こしたことのない人。
でもそんな人って、世の中にいませんよね。

「ケアレスミスをなくすにはどうしたらいいですか?」

試験前や受験前になると、よく子供たちからこういった質問がきます。
でも、どれだけ意識してもケアレスミスを100%なくすことは出来ません。
だって、自分では気づかないから「ケアレス」なんですからね。

ですから私は、

「ケアレスミスはどうせなくならないから、
多少のミスをしてもある程度の点数が取れる実力を身につければいいだけ!」

そう応えるようにしています。

「間違ったらダメ!」
「ケアレスミスは絶対にダメ!」

そう言われ続けてきた子供たちに、
「何かに挑戦する心」が芽生えるとは考えにくいですよね。

間違いは誰にでもある。
どうせなくすことは出来ないんだから、
間違いを恐れることよりも、
とにかくやってみること、挑戦してみることが大切。

「しょせん人間なんだから、間違ったっていいじゃん!」

そういったメッセージを送り続けることが、
私たち大人の役割ではないかと思いますが、いかがでしょう?

まあ、ただ子供たちの言う「ケアレスミス」は、
実際は「ケアレス」なんかではなく、
練習不足が原因であることがほとんどだったりするんですけどね。
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by sawayoshi45 | 2008-03-12 00:26 | 教育のこと | Comments(0)

いるだけ

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「一匹狼?」として活動し始めてから、
おかげさまで10年が経ちました。
どこまで出来るかはわかりませんが、
これからも需要ある限り頑張りますので、
みなさん、これからもよろしくお願い致します!




「先生、今日はこれをやろうと思っているんですけど、
まずは自分のやり方でやってみるので、合っているかどうか見ていてください!」

以前は、教えてもらうことをただ待っていた生徒たちが、
いつの間にか、こちらが何も言わなくても、
自分でやるべきことを見つけ、自分から取り組むようになる。

こういった子供たちの成長を目の当たりに出来ることは、
私にとって、何よりも嬉しい瞬間と言えます。

教えることを生業にしている私が言うのも何ですが、
私は子供たちには常々、
「勉強は教えてもらうものではなく、自分でやるもの」と言っています。

誰かに教えてもらうことを当たり前と考える。
誰かにやることを指示してもらえないと出来ない。

そういった受け身の状態で本当の学力を身につけることは不可能です。

ですから受け持って1年もすれば、
私は子供たちにほとんど指示も宿題も出さなくなります。
(もちろん生徒によって個人差はありますが・・・)

やるべきことを自分で決めて、自分で取り組む。
その中で、どうしても解らないものに関してだけ、
私がちょっとだけサポートする。

言ってみれば、私はただ「いるだけ」の存在、
それが私の理想とする授業です。
といっても、現実はなかなか理想どおりとはいかないんですが・・・

「家庭教師をつけたら成績が上がった!」

生徒や親御さんからそう言ってもらえるのは、本当に嬉しいことです。

でも、
「家庭教師をやめたら成績が下がった!」
となっては、何の意味もありません。

先生によっては、それで溜飲を下げる方もいらっしゃるようですが、
私にとっては最大の屈辱です。

せっかく縁あって出会うことが出来た子供たち。

目先の成績だけで一喜一憂するのではなく、
どうせならもっと広い視点を持って子供たちと接していければと思います。
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by sawayoshi45 | 2008-03-11 00:42 | 教育のこと | Comments(0)

やる気

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今年の受験はすべて終了。
あとは結果を待つのみです。
結果はどうあれみんな頑張ったことは確か。
まずはその努力を褒めてあげたいですね!
サクラサケ!




「な~んだ、そういうことだったのか!」
「うわっ、めっちゃ面白い!」

今やっている単元が、日常生活とどう結びついているか、
これからやる単元が、過去の単元とどうつながっているか、
時には学年の枠を超えて、話をちょっと膨らませてあげるだけでも、
子供たちの反応はまったく違ってくるものです。

決して「やる気がある」生徒ばかりではありません。
今まで「やる気がない」と言われ続けてきた子でさえ、
教え方によっては、上のような反応を示してくれる時もあります。
(「いつも」とは言えないのが情けないところですが・・・)

そういった子供たちの反応を見ていると、
どれだけ今の成績が悪くても、
どれだけ「やる気がない」ように見えても、
「本当は多くの子供たちが学びを欲している」
というのがよくわかります。

私たちは子供たちに対して、
簡単に「やる気がない」というレッテルを貼りたがります。

中には教える立場にいる人間でさえ、
自分の指導力不足と忍耐力不足を棚に上げ、
「子供のやる気がない」という理由だけで、
安易に自分の責任を放棄してしまう人もいるようです。

でも、子供の「やる気がない」は、本当に子供だけの問題なんでしょうか?

結果至上主義、
点数至上主義、
他人との比較、

そして何よりも
やらされるだけのつまらない授業。

結局のところ、
子供たちから「やる気」を奪っているのは、
他ならぬ私たち大人でしかないのではないか、
そんな気がしてなりません。

一度失ってしまった「やる気」を取り戻すには、
それ相応の時間と労力、そして忍耐力が必要です。

今までさんざん子供から「やる気」を奪っておきながら、
今になって「本人のやる気がないから・・・」では、
あまりにムシが良すぎると思いませんか?

そんな大人たちに対して、
子供たちが反感を抱くのは、当然のことではないでしょうか?

私は今年38歳になります。
子供たちから見れば、ただの「おっさん」です。

20代のカッコいい先生ならまだしも、
40間近の「おっさん」と同じ空間で一緒に勉強する。
普通なら子供に嫌がられても当然です。

そんな私がこれから子供たちに受け入れられていくためには、
自分で言うのはちょっと恥ずかしいですが、
私自身の「人間性」と「授業の面白さ」でしかないと思っています。

今まで「やる気がない」と言われ続け、
勉強への興味を失って(奪われて)しまった子供たちに、
どれだけ「面白い授業」を提供できるか、

それが私にとってのこれからの大きな課題だと思っています。
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by sawayoshi45 | 2008-03-07 00:59 | 教育のこと | Comments(0)

ラクになんかならない!

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札幌では雪まつりが始まりました。
暇人(?)の妻が行ってきたところ、
今年はこんなのを見つけたそうな。
でも、そんなの関係ね~♪





合格するまではものすごく頑張っていたのに、
合格した途端に一気にやる気を失ってしまう。

いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれる生徒たちですが、
私立中学や進学校には必ず何人か存在するようです。
私も今まで何人かそういった生徒たちに出会ってきました。

彼らの話を聴いていると、ある共通点が浮かび上がってきます。
それは、「今さえ頑張ればラクになる」
そう信じて、受験勉強に励んできたということです。
中には、親や塾の先生にそう言われ続けてきたという生徒もいます。

でも残念ながら、
「今さえ頑張ればラクになる」というのは幻想に過ぎません。

合格気分で浮かれていられるのもほんの数ヶ月。
多くの子供たちは、ラクになるどころか、
むしろ今まで以上に厳しい現実とぶつかることになります。

クラスメイトはみな自分と同等か自分以上の学力の持ち主。
その中である程度の成績を保っていくためには、
今まで以上の努力が必要であることは言うまでもないこと。

考えてみれば、当たり前のことですが、
「今さえ頑張ればラクになる」
と信じてきた子供たちがその現実を受け入れるには、
それなりの時間がかかるようです。

上を目指して頑張ることは、とても価値のあることだと思います。

でもそれは、決してラクになるためのものではありません。
厳しい環境に身を置いて、さらなる困難に立ち向かうためです。
その覚悟がなければ、上を目指すべきではありません。

ひとつのハードルを乗り越えれば、さらに高いハードルが迫ってきます。
そのハードルは学校を卒業した後も、一生付きまといます。

学校も仕事も、上に行けば行くほど、
乗り越えなければならないハードルは高くなります。

受験というたったひとつのハードルを乗り越えたぐらいで、
ラクが出来るなんて思ってはいけません。

「今さえ頑張ればラクになる」

こういった安易な言葉がけは、
子供を一時的にやる気にさせるには手っ取り早い方法かもしれませんが、
後で必ずツケが回ってくることを覚悟しなければいけませんね。
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by sawayoshi45 | 2008-02-08 00:22 | 教育のこと | Comments(0)

教えること、伝えること

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いよいよ2月。
受験生はラストスパートです。
最後の最後まで、
気を抜かずに頑張りましょ!



ある程度の知識があれば、
「教えること」はさほど難しいことではありません。
自分の持っている知識を、
相手にひけらかせばいいだけの話です。(笑)

でも、「伝えること」となると話は別ですよね。

いくら自分が教えたつもりになっていても、
結局、相手には何も伝わっていなかったということは、
決して珍しいことではありません。

「何度教えたらわかるんだ!」
「何回も同じこと言わせるな!」

子供に対して、こういった言葉を吐きたくなるときって時々ありますよね。
でもこれって、本当に子供だけの問題でしょうか?

子供が悪いと決め付けるよりは、
自分に「伝える力」が足りなかったと思ったほうが、
案外正しい判断かも知れません。

私にも言えることですが、
教える仕事についている人たちは、
慢性の「教えたい病(?)」にかかっていることが多いようです。

「あれも教えたい!これも教えたい!」

本当に子供のことを思ってのことか、
単に自分の知識をひけらかしたいだけなのかはわかりませんが、
「教えたい」という気持ちが人一倍強い人種です。

だからこそ、決して感情的にならず、
自分を客観的に判断する能力が、指導者には必要だと思います。

大事なのは、「教えること」よりも「伝えること」。

いくら自分が教えたつもりになっていても、
伝わっていないことはたくさんあります。

逆に、教えたつもりもないのに、
伝わっていることもたくさんあります。

例えば、「思いやりを持つことが大切!」と教えている大人が、
陰で他人の悪口ばかり言っていたら・・・

例えば、「自分は生徒のために命をかけている」と断言している教師が、
ヘビースモーカーだったとしたら・・・

例えば、「勉強しなさい!」といつも言っている親が、
本の一冊も読まず、毎日テレビばかりを見ていたら・・・

私たちが思っている以上に、
子供たちは私たち大人の行動を観察しているものです。

「子供は親の言うことは聞かないが、親のやることはマネする」
という言葉もありますからね。

子供のやることを一方的に責めるだけでなく、
子供のフリ見て我がフリ直す。
そんな心の余裕が、私たちには必要かも知れませんね。
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by sawayoshi45 | 2008-02-02 23:45 | 教育のこと | Comments(0)

ペースメーカー

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インフルエンザが流行っているとか・・・
インフルエンザではありませんが、
妻も風邪気味の様子です。
みなさんも、お気をつけくださいませ!



長距離を完走するためのコツは、
「自分のペースを守ること」と、
「良きペースメーカーがいること」だと思います。

マラソン大会でスタートと同時に集団から飛び出したランナーが、
独走状態のまま、ゴールすることはまずありません。

目立っていたのは最初だけ、
いつの間にか姿を消していることがほとんどですよね。

短距離であれば、一時的な爆発力が功を奏しますが、
長距離となると、そういうわけにはいきません。
無理をすれば、いずれ息切れしてしまうのは火を見るよりも明らかです。

と言っても、「自分のペースを守ること」は、
一見簡単に見えて、実はとても大変なことなんですよね。

途中「休みたい」という誘惑に何度も駆られます。
一緒に走る仲間がいれば、お互い励まし合うことも出来ますが、
ひとり孤独な状態で走るのは、苦痛以外の何者でもありません。
よっぽど強い精神力がなければ、最後まで走りきることは出来ません。

ですから、
「良きペースメーカーがいること」も必要だと私は考えます。

私も含めて、人間は弱い存在。
仲間なりライバルなり、一緒に走ってくれる人がいなければ、
目標を達成するのは、なかなか難しいものですよね。

で、何が言いたいかというと、
人生も勉強も、これと同じではないかということです。

驕れる者も久しからず。

短い期間の中で、一時的に目立つことがあったとしても、
そのままの状態で完走できる人はそんなにいないはずです。

人より前を走ることよりも、
1日1日のリズムを大切に過ごすしていくことが大切だと思います。

塾や家庭教師という存在も、
ひとつの「ペースメーカー」だと私は思っています。

勉強はひとりでやるに越したことはありませんが、
多くの子供たちにとって、ひとりでやるのはとても苦しいものです。
途中で投げ出したくなることも、少なくないでしょう。

そんなときに励ましたり引っ張ってくれたりする、
「ペースメーカー」が必要です。

進歩が見られたときには、一緒に喜び、
勉強を投げ出したくなったときには、励まし、
道を外しそうになったら、ビシッと叱れる。

子供たちにとって、
自分もそんな「良きペースメーカー」になれればいいなって思います。

最後に、生意気にも親御さんにひと言。

子供たちの人生、
マラソンで言えば、まだ10キロ地点にも到達していないはずです。

現時点で、先頭集団から多少遅れをとったからといって、
悲観したり焦ったりする必要はまったくないと思います。

逆に言えば、今先頭集団にいるからといって、
そのまま走り続けられるとも限りません。

子供の体力を無視して、無理に先頭集団に追いつかせるよりも、
たとえ遅くても、子供が自分の足で完走するためのサポートのほうが、
何倍も大切ではないかと思いますが、いかがでしょうか?

子供たちにとって、
「勉強のペースメーカー」なら他人の私でもなることが出来ますが、
「人生のペースメーカー」は、やはり親御さんが最適ですからね。
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by sawayoshi45 | 2007-11-09 01:02 | 教育のこと | Comments(0)

本当に簡単ですか?

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北海道生まれなのに、
なぜかロッテファンの妻と、
青森生まれなのに、
なぜか中日ファンの私。
明日の我が家は盛り上がるかも・・・


人間は一度習得したことは、つい「簡単だ」と思いがちです。

速さの問題も、割合の問題も、英単語も漢字も、
子供の頃は、覚えるのに相当苦労したはずなのに、
一旦覚えてしまうと、当たり前のことにしか思えなくなります。

「どうしてこんな簡単なことも分からないの?」
「そんなの常識でしょ!」

私たち大人が子供たちに対して、
つい言ってしまいがちな言葉ですが、
果たして自分が子供だった頃も、
本当に「簡単で」「常識的な」ことだったでしょうか?

私たちにとって当たり前に過ぎないことも、
子供たちにとっては、初めて習うことばかりです。

初めて習うことは誰にとっても難しいものであるということ、
私たち、特に教える立場にいる人間は、
絶対に忘れてはいけないことだと思います。

今、勉強を教える立場にいる人は、
少なくとも勉強に関しては、
ある程度の適性があったということだと思います。

まずはその適性を天から与えられたことに感謝すべきだと思います。
そして、自分を導いてくれた人たちに感謝すべきだと思います。

いくら才能を持って生まれたとしても、
親や学校の先生、周りの人たちのサポートがなかったら、
自分も出来るようになったかどうかは分かりません。

それなのに私たちは、大人になった途端にそのことを忘れて、
自分ひとりの力で大きくなったと思ってしまいがちです。

自分が出来ることは、「自分が努力したから」、
相手が出来ないことは、「相手の努力が足りないから」と。

でも、本当にそうなんでしょうか?

自分が簡単に出来たからといって、
相手も同じように出来るわけではありません。

自分が3の努力で出来るようになったことも、
人によっては10の努力を要することかも知れません。

その10の努力が出来ないからといって、
相手を安易に責めるのは、どうかと思います。

多くの子供たちにとって、
勉強は決して「簡単な」ものではありません。
それは自分が子供だった頃を思い出せば、明らかです。

「こんな簡単なこと、どうして出来ないの?」と安易に責める前に、
「簡単でない」勉強に必死で向き合う子供たちを認めてあげること。

そして、私たち大人から見れば、ほんのわずかなことであっても、
子供たちにとっては、大きな進歩であることを認めてあげることが、
私たち大人の役割ではないかと思いますが、いかがなもんでしょう?
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by sawayoshi45 | 2007-10-18 00:23 | 教育のこと | Comments(4)

見極め

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北海道は急に寒くなりました。
紅葉の季節です。
本州はいまだ30度のところも?
日本って広いですね~



一見ボーっとしているように見えて、
実は頭の中では、しっかり考えて問題に取り組んでいる生徒がいます。

逆に、一見一生懸命やっているように見えて、
実はあまり考えず、ただ機械的に問題に取り組んでいる生徒もいます。

前者の子を「怠けている」と責めたり、
後者の子を「頑張っている」と単純に褒めたりというのは、
その子にとって、決してよい結果にはなりません。

指導者という立場として、
その「見極め」はとても大切なことだと思っています。

ただ厄介なのは、小学校、あるいは中学校の前半までは、
後者の生徒の方が、いい成績を収めることが多いことです。
それで親御さんも本人も勘違いしてしまうことがあります。
でも、こういった生徒は学年が上がるにつれて、成績は下降します。

「小学校まではよく出来たのに・・・」
親御さんからこういった言葉が出てくるときは、
たいてい後者の生徒であることが多いような気がします。

逆に小学校、中学校ではそれほど目立たなくても、
高校以降で成績を大きく伸ばしてくる生徒もいます。
これは前者のタイプに多いです。

本人や親御さんは、「突然上がった」と思いがちですが、
実はそうではありません。

上がるための土壌がしっかり出来上がったからこそ、
それが結果として表れてきたに過ぎません。

芽が出るまで、他の生徒さんより多少時間がかかっていますが、
その分、土中にしっかりと根が張られているので、
その後は安定した成績を保つことが出来ます。
まさに「大器晩成型」といったところでしょうか。

私は今までテストの点数だけを見て、
子供を叱ったり褒めたりしたことは一度もありません。(多分・・・)

たとえ30点でも、その子が頑張った結果であれば叱ることはありませんし、
たとえ90点でも、実力が伴ったものでなければ褒めることもありません。

もちろん点数が気にならないわけではありませんが、
大事なのは点数よりもその中身。

その子がどういった過程を経てその点数を取るに至ったのか、
そちらのほうが大切なことだと思っていますし、
子供たちにもそう伝えているつもりです。

私たち大人が最もやりがちで、最もやってはいけないことは、
結果を急ぐあまり、
前者のような生徒の可能性を潰してしまうことです。

せっかくいいものを持っていても、
心無い大人のひと言で、
その可能性を潰されている子供も多いのではないでしょうか?

教育において、最も大切で最も難しいのは「待つこと」。

故河合隼雄さんの言葉ですが、
私自身、この言葉の意味を深く考える必要性を感じています。

ただ、中にはボーっとしているように見えて、
本当にボーっとしているだけの生徒もいるので、
そのへんの「見極め」がヒジョーに難しいところなんですけどね。(笑)
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by sawayoshi45 | 2007-09-28 00:22 | 教育のこと | Comments(4)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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