カテゴリ:人生のこと( 81 )

悩めることの幸せ

10年前、塾講師をしていた頃の私は、
とんでもなく「傲慢」で「自信過剰」の人間だったような気がします。
さすがに口には出しませんでしたが、心の中では「自分の授業が一番だ!」
という気持ちがどこかにありました。
まあ、「若気の至り」ってやつだったんでしょうね。
今思えば、ただの「バカ野郎」です。
あれから10年、まだ多少「傲慢」なところはあるような気はしますが、
まあ、10年前に比べれば、少しはマシになったかなと自分では思っています。

塾を辞めて自分で活動するようになってからは、自分の「未熟さ」を思い知らされました。
とにかく生徒が集まりません。
貯金を切り崩しての生活。
ようやく生活できるようになるまで、随分かかりました。

この10年の間、いろんなことがありました。
親御さんとのトラブルもなかったわけではありません。
親御さんからきつい言葉を言われる度に、
「やっぱりオレってこの仕事、向いてないのかな~」と悩みます。
何度も辞めようかと思いました。

でもその一方で、
「先生のおかげで成績が上がった」とか
「先生に勉強をみてもらってから、うちの子は明るくなった」
という言葉や手紙をいただくことも、たまにはあります。
たとえお世辞だったとしても、そういった「声」を聞くと、やはり嬉しいものです。
「お調子者」の私が「木に登る」瞬間でございます。
そのひと言で、今までの悩みは完全に吹っ飛びます。

そういったことの繰り返しで、今まで何とか仕事を続けてくることが出来ました。
「綱渡り」のような生活を今まで送ってきた私ですが、
何となく「人生ってこういうことなのかな~?」と思えることがひとつあります。

それは、

「悩むべき時にはしっかり悩み、苦しむべき時にはしっかりと苦しみ、
それでも腐ることなく、マジメに仕事に取り組んでいきさえいれば、
必ずどこからか助けがくる」
ということです。

35年というまだ短い人生ですが、私はこういった経験、何度かしてるんですよね。
とても不思議なことですが、本当に「神様」っているのかも知れません。
若い頃は、「人生は自分で切り開くものだ!」なんて言って粋がっていましたが、
今ではそういった「不思議な力」を信じつつある私です。

「健康のありがたさは、病気にならないとわからない」と言います。
お医者さんは、「自分が病気になって初めて患者の気持ちがわかる」と言います。
そうして「本物の医者」になっていくのではないかと思います。

そしてこれは、教師にも同じことが言えます。
「自分は教師だ! 偉いんだ!」と威張っている教師は「本物の教師」にはなれません。
教師という仕事について悩み、苦しむことで、
初めて「弱い立場にいる子供の気持ち」に近づけるのではないかと思います。
そうやって「本物の教師」に近づいていけるのではないでしょうか。

結論。
「自分の仕事に疑問を持ったり、悩んだり、葛藤できる人は、
その仕事に向いている人である。
本当に向いていない人は、疑問を持つこともなく、悩むことすら出来ない人である
」。
とまあ、こんなところでしょうかね。
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by sawayoshi45 | 2006-01-13 00:31 | 人生のこと | Comments(2)


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