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「自分のおかげ」なんて思ってはいけない

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明日が私の仕事納め。
おそらくこれが今年最後の更新です。
数少ない(?)読者の皆様、
今年1年ありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願い致します。




「先生のおかげで成績が上がりました!」
「先生のおかげで無事に合格出来ました!」

生徒や親御さんにこう言われて、
喜ばない先生はきっといないと思います。
もちろん私もそうです。

若い頃は、こう言われることで、
「自分がやってきたことは間違ってないんだ!」
と自己確認(勘違い?)することもしばしば。

でも、それで天狗になっている私の鼻を、
妻はしっかりとへし折ってくれます。(笑)

「たまたま生徒の伸びる時期に、出会えただけじゃないの?」
「アンタじゃなくても、伸びたんじゃないの?」と・・・。

う~ん、正直ちょっと反論したい気持ちもなくはありませんが、
言われてみれば確かにその通りなんですよね。

もしかしたら、自分が教えた時期とその生徒が伸びる時期が、
一致しただけかも知れない。

もしかしたら、自分が教えていなくても、
その生徒は伸びたかも知れない。

もしかしたら、
他の先生が教えていたら、その生徒はもっと伸びていたかも知れない。

そういったあらゆる可能性を考えてみると、教える側が安易に、
「自分のおかげで、あの生徒は伸びた」と考えるのは、
大きな間違いであることに気づきます。

体が発達する時期が人それぞれ違うように、
脳や心が発達する時期も、人それぞれ違うはず。

学校では、たまたま発達の早い子が「出来る子」とされ、
遅い子は「出来ない子」とされます。

でも、早ければ良いということではありませんし、
遅ければダメということでもありませんよね。

「昔神童、今ただの人」とはよくいったもので、
大人になれば、みんな似たり寄ったりといったところではないでしょうか。

そう考えてみると、
その生徒が伸びる時期に、たまたま自分が関われただけ、
と思っていたほうが妥当かも知れませんね。

「自分が教えていなかったら、アイツはどうなっていたか」・・・?
「自分がいなかったら、あの子は合格できなかった」・・・?

それは、教える側の思い上がりに過ぎません。

生徒や親御さんが、
「先生のおかげで・・・」と言ってくれるのは、
とてもありがたいし、嬉しいことです。

でも、私たち教える立場の人間が、その言葉に甘えてはいけませんよね。

私たちは「生徒とその親御さんのおかげ」で食べさせて頂いている身。
その気持ちを忘れず、
来年も、地味~に仕事に取り組んでいければと思います。

それではみなさん、良いお年をお迎えくださいませ!
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by sawayoshi45 | 2006-12-30 00:00 | 教育のこと | Comments(0)

天知る地知る我知る

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こんな時期に雨でございます。
雪道に雨。
歩きにくくて仕方ありませんね。
みなさん、お気をつけくださいませ!



人前で努力しているフリをするのは簡単です。
会う人会う人に「自分はこんなに頑張ってるんだぞー!」とアピールすれば、
とりあえず、「すごいねえ」「頑張ってるねー」と言ってもらえます。

人前で忙しいフリをするのも簡単です。
手帳に予定をびっしり書き込んで、動き回ってさえいれば、
きっと、「いつも忙しくて頑張っている人」と言われるようになるでしょう。

そして、人前で勉強しているフリをするのも簡単です。
毎日塾に通ったり、図書館や喫茶店で教科書を開いて考えているフリでもしていれば、
「勉強頑張ってるな~」と周りは勝手に思ってくれます。
(私はヒネクレ者なので、そう簡単には騙されませんが・・・笑)

フリをしている人ほど、自分の一生懸命さをアピールしようとします。
そうやって、自分をごまかして、安易に人に認めてもらおうとします。
私にもそういった時期があったので、よくわかります。

でも、私が今まで関わってきた人の中で、
本当に「出来る」と思える人は、たいてい物静かで謙虚な人。
人の見ていない所で努力している人たちです。

そういう人は、決して「すごい自分」をアピールすることはありません。
「謙虚さは自信の表れ」、
「傲慢さは自信のなさの表れ」、
といったところではないかと思います。

能ある鷹は爪を隠します。
出来る人ほど、その努力を隠そうとします。
出来る人ほど、「自分は何もやってない」と言います。

そして、多くの人は、その言葉を真に受けて安心し、
「アイツは頭が良いから・・・」で済ませようとします。

でも、真実はまったく違ったところにあると思います。

塾に通っているからといって、勉強したことにはなりません。
机に向かって教科書を開いたからといって、勉強したことにはなりません。
問題集に解答を写したからといって、勉強したことにはなりません。

「天知る地知る我知る」

いくらフリをして自分をごまかしても、
自分の弱いところは、自分が一番わかっているはず。
自分の弱いところと、しっかり向き合うことが大切だと思います。

う~ん、最初は生徒たちに向けて書いたつもりだったんですが、
何だか自分に向けて書いているような気がしてきました・・・(汗)

私自身、弱いところをたくさん持っている人間のひとり。

「天知る地知る我知る」

そんな弱い自分と、しっかり向き合っていかなければと思います。
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by sawayoshi45 | 2006-12-28 00:00 | 人生のこと | Comments(0)

塾は利用するもの

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今年は雪が少ないなと思っていたら、
しっかりホワイトクリスマスになってくれました。
札幌の公立小中学校は今日から冬休み。
今年は受験生が多いので、
冬期講習、頑張らねば!




「先生、なんで塾の先生になったの?」
ある生徒にこんな質問をされたことがあります。
(まだ、塾に勤めていた頃の話です)

う~ん、「教えるのが好きだから」では、あまりに当たり前過ぎて面白くないし、
「これしか出来ないから」じゃあ、何だかカッコ悪い気もするし・・・
(まだ若かった頃なので、生徒の前ではカッコ付けたかったんでしょうね・・・苦笑)

ちょっと迷った末に、私はこう答えました。

「『勉強はひとりでやるもの』というのをキミたちに伝えるため」と。

何だか矛盾したような答えですよね。(笑)

生徒たちは、ひとりで勉強できないから、わざわざお金を払ってまで塾に来ています。
そんな子供たちに、「勉強はひとりでやるもの」と言うのは、
やはり矛盾した考え方かも知れません。

現にその生徒も、最初は「それって何か変じゃない?」
といった感じの表情を見せていました。

でもこの考えは、今でもまったく変わっておりません。

「成績を上げてあげる」「合格させてあげる」のが塾の唯一の存在意義ならば、
親御さんは、「成績を上げてもらう」「合格させてもらう」ためだけに、
子供を塾に通わせることになります。
そして子供は、「教えてもらって当たり前」という感覚で、塾に通うようになります。

でも、こういった「受け身の勉強」を続けている限りは、
いくら通ったところで、勉強の効果はほとんど期待できないと私は思っています。
表面上、上がったように見えることはあっても、それは実力と言えるものではありません。

私の知る限り、本当に実力を付けて合格を勝ち取ったと言える生徒は、
例外なく、「自分でやり始めた」生徒です。
「塾に頼る」のではなく、「塾を利用」した生徒たちです。

とまあ、そんな話をしたところ、その質問してきた生徒も少し理解してくれた様子で、
その後の授業からは、こちらが何も言わなくても自ら教材に取り組むようになりました。
そして、見事志望校に合格してくれました。
彼女も「塾を利用」してくれた生徒のひとりということですね。

先日、教育再生会議の野依座長が「塾不要論」を唱えたそうです。

たしかに塾に通うことがマイナスになっている生徒の存在も、否定できません。
でも、いろんな意味で塾に救われている生徒がいるのも事実だと思います。

「必要」か「不要」かを決めるのは、実際に通う生徒や親御さんであって、
私たちでもなければ、政府のお偉いさんでもありません。
需要と供給で成り立っているのなら、それでいいと思います。

車は便利ですが、使い方を間違えれば、恐ろしい凶器となります。
パソコンやケータイも便利ですが、使い方を間違えれば、家庭崩壊にもつながります。

塾もまったく同じだと思います。

塾の存在自体が、「必要」か「不要」かというのが問題ではなく、
要は、使う側の「利用の仕方」ではないかと思います。

塾を利用して、自分をどんどん成長させていくか、
「塾ジプシー」となって、いつまでも彷徨い続けるかは、結局のところ自分次第。

それを教えるのも私たち大人の務めかも知れませんね。
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by sawayoshi45 | 2006-12-26 02:04 | 家庭教師のこと | Comments(2)

ホワイトイルミネーション

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ちょっと早いですが、メリークリスマス!!

というわけで、
今日は妻が撮ってきた札幌大通公園のホワイトイルミネーションを載せてみました。
今年は雪が少ないので、いまいち雰囲気が出ない感じもしますが・・・

まあ、せっかくの楽しいクリスマス、
お堅い記事を書くのもどうかと思うので、今日はこのへんで・・・

それではみなさん、楽しいクリスマスをお過ごしくださいませ!
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by sawayoshi45 | 2006-12-23 00:51 | どうでもいいこと | Comments(0)

制限

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青島幸男さん
岸田今日子さん
カンニングの中島さん
今日は訃報の多い1日でした・・・。



「勉強との両立が出来ないので部活を辞めたい」という生徒がいます。
「部活の時間を勉強に使えば、もっと成績が上がるに違いない」
という安易な発想です。

でも皮肉なことに、私の知っている限りでは、
そういった考えで部活を辞めた生徒で、
その後、成績がぐんぐん伸びたという話はあまり聞いたことはありません。
(部活を全うして、引退後に伸びた生徒ならたくさん知っています)

時間があるから、勉強できるわけではありません。
時間が「制限」されているからこそ、集中して取り組めるのだと思います。
時間は与えられるものではなく、自分で作り出すものです。

テストが終わってから、
「ああ、もっと時間があったら・・・」と言い訳する生徒は、
たとえ十分な時間が与えられたとしても、きっとやりません。
そういった生徒は、たいていテストが終わる度に同じ言葉を繰り返します。

昨日も書きましたが、
私の大学受験は、国立しか許されていませんでした。

「ウチはお金ないんだから、私立なんか行かせられないよ!」
これが私の母の口癖。
「国立大学に入れなかったら、就職して働くしかない!」
大学受験時に、私に課せられた「制限」でした。

でも、そういった「制限」があったからこそ、頑張れたのだと今は思っています。
もし、その「制限」がなかったら、私はラクなほうに逃げていたかも知れません。
高校も大学も選びさえしなければ、行ける学校はたくさんありますからね。

時間にも条件にも、ある程度の「制限」があるからこそ、
人間は努力できるものだと思います。

限られた時間でやる、限られた条件の下でやる。
だからこそ、効果があるものだと思います。

「国立がダメなら、私立でもいいや!」
「1年浪人すれば、もっと上の学校に行けるかも・・・」

結果が出てしまった後ならともかく、
この時期、戦う前から簡単に「制限」を緩めてしまうというのは、
いかがなものでしょうか?

受験まで、まだ1か月・2か月あるではありませんか。
人間本気になれば、1か月で相当な勉強が出来るはずです。

同じ浪人生でも、
最後まで頑張った結果の浪人生と、
途中で諦めた結果の浪人生では、
その後の成績の伸びは、雲泥の差だと思いますが・・・
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by sawayoshi45 | 2006-12-21 01:15 | 勉強のこと | Comments(2)

欲たがれ

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ソフトバンクケータイのCM。
あの女の子たちの会話。
何だか後味の悪さを感じるのは、
私だけでしょうか?



あれもこれもと何でも欲しがるくせに、自分からは身銭を一銭も切ろうとしない。
私の生まれ育った青森では、そんなケチで欲張りの人のことを、
軽蔑の意味を込めて、「欲たがれ」または「欲たがり」と言います。

そして、自分では何の努力もしようとしないで、地位や成功を手に入れたがる人、
これも「欲たがれ」です。

志望校に合格したければ、勉強するしかありません。
勉強したくなければ、志望校のレベルを下げるか、受験を諦めるしかありません。
志望校は下げたくないし受験も諦めたくはないけど、勉強はしたくない。
これは「欲たがれ」です。

成績を上げたければ、テレビを見る時間やゲームをする時間を削るしかありません。
その時間を削りたくなければ、成績を上げるのは諦めるしかありません。
成績を上げたいけど、テレビも見たいしゲームもやりたい。
これも「欲たがれ」です。

私が中2の頃、親戚の叔母さんがクリスマスプレゼントとして、
ファミコンを買ってくれるという申し出がありました。
(ファミコンというのが、何だか時代を感じますが・・・笑)

当時の私には、とっても魅力的ではありましたが、私はその申し出を断りました。
今ゲームにハマッたら、自分が勉強しなくなるがわかっていたからです。
そうなれば、行きたい高校にも行けなくなると思ったからです。
(大人からすれば、ちょっと生意気なガキだったかも知れません・・・笑)

高1の後半、学校での成績が振るわなかった私は、
大学受験が終わるまでテレビを封印しました。
そうしないと、国立大学には入学できないと思ったからです。
(経済的な理由で、親からは国立大学しか許されていませんでした)

目的を達成するには、何らかの犠牲を払う覚悟が必要です。
自分は何の犠牲も払おうとせずに、「あれも欲しいこれも欲しい・・・」
これは「欲たがれ」以外の何物でもありません。

テレビは見たい?
ゲームもやりたい?
友達とのメールも必要?
睡眠時間は削りたくない?

それで成績を上げたい?
それで志望校に合格したい?

それってちょっと、「欲たがれ」ではありませんか?

この時期、テレビやゲームから得られるものと失うもの、
さて、どちらが大きいんでしょうか?
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by sawayoshi45 | 2006-12-19 23:27 | 勉強のこと | Comments(2)

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ノロウイルスが猛威を振るっております。
うがい、手洗い、
気をつけなくちゃね!




「心」は「コロコロ変わる」から「ココロ」、という話を聞いたことがあります。
たしかに「心」という漢字をよく見ると、点があっちを向いたりこっちを向いたり、
「コロコロ変わる」様子がよくわかりますよね。

そして私が接する小学校高学年から高校生という年代の生徒は、
その「心」の変化が特に激しいお年頃でございます。

昨日までは従順で素直だった子が、突然反抗し始めたり、
親の前ではおとなしい、いわゆる「良い子」が、
学校では陰湿ないじめの首謀者だったり、
と私たち大人からすれば全く理解できないような行動をとることがあります。

まあ、自分の「心」ですらよく解らないこともあるわけですから、
他人の「心」を理解するのは、それだけ難しいということなんでしょうね。

私は心理学者やカウンセラーといった、「心」の専門家ではありませんが、
勉強の成果を出すためには、
やはり「心」の問題は避けて通れないことだと思っています。

勉強は「心」が安定した状態でやって、はじめて効果を発揮するもの。
「心」がイライラした状態のまま、
無理やり勉強させたところで成果はほとんど期待できない、
私はそう考えています。

勉強に集中できない。
落ち着きがない。
宿題をやらない。
よく物を無くする。

そういった生徒の口から出てくる言葉は、周囲への不平不満がほとんどです。

「親がウザい」
「学校の先生がムカつく」
「クラスの○○がキモい」

まあ、そういう子供たちの気持ちもわからないわけではないのですが、
共通点は自分本位、つまり、ワガママといったところでしょうか。

そこには、
「親の気持ち」
「先生の気持ち」
「クラスメイトの気持ち」
を思いやる「心」はあまり感じられません。

もちろん私も中高生の頃は、「親がウザい」と思ったことはあります。
でも、その度に、
「今の自分は親に食べさせてもらっている身、文句があるなら一人前になってから・・・」
と自分に言い聞かせて、何とかそういった「心」を鎮めていました。

「学校の先生がムカつく」と思ったこともあります。
でも、「学校の先生がムカつく」ことと「勉強が出来ない」はまったく無関係です。
なぜなら、勉強は「教えられるもの」ではなく、「自分でやるもの」だからです。

「勉強大好き!」という人は別として、
きっと多くの生徒にとっては、勉強は「イヤなもの」だと思います。

「イヤなもの」と向き合っていくためには、忍耐力が必要です。
そして、忍耐力を培うためには、相手を思いやる「心」が必要だと思います。

親を思いやる「心」があるからこそ、
家の手伝いをしたり、親の言うことにも耳を傾けようという気になります。
家の手伝いをよくする子は、一般に成績も良いというデータもあるそうです。

先生を思いやる「心」があるからこそ、
授業をしっかり聴こうとか、宿題もちゃんとやろうという気になります。

クラスメイトを思いやる「心」があるからこそ、
人をバカにしたり悪口を言ったり、ということはしなくなります。
自然にいい友人関係にも恵まれ、「心」は安定します。

すべてに共通するのは、相手の気持ちを思いやる「心」です。

つまり、成績を上げるためには安定した「心」が必要不可欠であり、
安定した「心」を得るためには、相手を思いやる「心」が必要だということです。

もっとも、それは同時に私たち大人にも言えることだと思います。
子供の心を無視して、大人の都合だけで子供に不平不満をぶつけていないかどうか、
反省してみる必要がありそうですね。

まずは私たち大人が「心」を安定させること。
それが何よりも大切なことかも知れませんね。
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by sawayoshi45 | 2006-12-15 23:07 | 教育のこと | Comments(2)

人間力

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今年の漢字は「命」
親の虐待、子供の自殺・・・、
特に子供の「命」については、
いろいろ考えさせられた年ですね。



長いこと、この仕事で食べさせて頂いておりますが、
今まで点数や成績だけで、生徒を責めたり厳しいことを言ったり、
といったことは一度もないと自負しております。

私が生徒を叱る理由はただひとつ、
「やるべきことをやらなかった」ときだけです。

たとえ結果が90点でも、
何も準備をしていた様子がなかったら、叱ります。

たとえ結果が40点でも、
その子なりに努力した結果であれば、叱ることはありません。

私が勉強を通して子供たちに伝えたいのは、
点数を取るためのテクニックではありません。
英文法や関数でもありません。

英文法が多少できなくても、生きていくことは出来ます。
関数が解らなくても、日常生活で困ることはほとんどありません。

そういったものは、学校を卒業した時点で、
ほとんどの人は忘れてしまうでしょうし、
それはそれでいいと思っています。

社会に出たら、また新しい勉強が始まります。
そちらの勉強のほうが、学校の勉強よりもはるかに大切であることは、
今さら言うまでもないことですよね。

ただ、
テストがあることがわかっていながら、何も準備をしようとしない。
テスト範囲がわかっていながら、その範囲の勉強さえしようとしない。
悪い結果が出ていながら、言い訳ばかりして、反省する姿勢がない。

こういった当たり前のことが出来ない、あるいはしようともしない態度は、
いずれ周りからの信頼を失い、
将来大きな損をする可能性が高いと思います。

信頼を得るには、特別なことは要りません。

時間を守る。
約束を守る。
相手の立場を考える。
やるべきことをする・・・。

ただ、それだけのことです。
人間として当たり前のことを積み重ねていけば、信頼を得ることは出来る。
私はそう思っています。

私が勉強を通して、子供たちに本当に伝えたいこと。

それは、ちょっとおこがましい言い方ではありますが、
結局のところ「人間学」であり、「人間力」なんだと思います。

結果がどうこうという問題ではありません。

当たり前のことを当たり前にできる。
相手のことを精一杯思いやれる。
努力するべきときは、しっかり努力できる。

それが「人間力」だと思います。

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」

「それは『人間学』を学んで、『人間力』を鍛えるため」

今はそう答えるようにしています。
もっとも、実際どれだけ子供たちに伝わっているかは、
かなりビミョーですけど・・・(苦笑)
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by sawayoshi45 | 2006-12-14 00:45 | 教育のこと | Comments(2)

不言実行?有言実行?

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「24」、やっと見終えました。
・・・・・が、
まったくスッキリせず・・・。
今度は「シーズン6」が気になって仕方ありません。



「あなたは不言実行派? それとも有言実行派?」
昨日、あるテレビ番組で、こんな議論をしておりました。

ひと昔前は、「不言実行」に美学を感じる人が多かったそうですが、
最近では、「有言実行」をカッコ良いと思う人が多くなってきたそうです。
確かに「ビッグマウス」の人、最近よく目立ちますもんね。

ところで、「不言実行」という言葉を聞くと、
私は今は亡き、自分の父親を思い出します。
彼は、典型的な「物言わぬ人」でした。

私は中学1年のとき、そんな父のことを作文に書いたことがあります。
タイトルは、「不言実行」でした。

幸か不幸か、それが担任の先生の目に留まり、
校内弁論大会に出場させられた記憶があります。
あのときは、正直イヤイヤでしたが、たしか3位に入賞しました。(ちょっと自慢?)

そんな父の背中を見て育ったせいか、
そんな父の血を受け継いでいるせいか、
私もどこか、「努力は隠れてするもの」といった感覚を持っています。

人前ではあまり大きいことは言わず、やるべきことを黙って実行する。
そういったところに美学を感じています。
と言いながら、ここではずいぶん物を言ってきたような気もしますが、
まあ、そのへんはご勘弁を・・・(汗)

で、話を本題に戻します。

そんな私にとっては、勉強や努力は人に見せるものではなく、
「家に帰ってから独りでやるもの」という感覚がありました。
今でもそう思っています。

物覚えがあまりよくない私は、
学校の授業だけですべてを理解することなんて、ほとんどありませんでした。

学校の先生には失礼な言い方かも知れませんが、
正直いって、中学時代も高校時代も、
学校の授業はあまり当てにしていませんでした。
(あっ、だからと言って先生を信頼していなかったわけではありません)

授業なんて解らないのが当たり前。
解るためには、家に帰ってから自分で教科書を読み返すなり、
自分で問題練習を繰り返す。
それを当然のことだと思っていました。

自分の努力不足を棚にあげて、
「学校の授業が解らないから」
「先生の教え方が悪いから」、
そんなのは単なる筋違いの言い訳でしかないと思っていました。
これも、今でもそう思っています。

解らなければ、解るまでやる。
出来なければ、出来るまでやる。
ただ、それだけのことです。

教わる先生によって成績が上下する。
そんなの学力とは言いません。 

学力とは、「学ぶ力」です。
どんな状況、どんな環境からでも自分で「学ぶ」ことが出来ること。
それが「学力」だと私は思っています。

「自分はやるときはやる男ですから・・・」
「私は本番に強いから・・・」

こういった言葉を平気で発する人、私はあまり信用できません。
というか、まったく信用していません。

「やるときはやる男」が、なぜ今やらないんでしょうか?
「本番に強い」とは、どれくらいの強さを言うんでしょうか?

練習で出来なかったことが、
本番で突然出来るようになるとでも思っているんでしょうか?

まあ、「有言」だろうが「不言」だろうが、どちらでも構いませんが、
大事なのは「実行」すること。

大きいことを言うだけ言っての「不実行」は、
あまりにもカッコ悪すぎるような気がするんですが・・・。
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by sawayoshi45 | 2006-12-12 01:43 | 人生のこと | Comments(0)

一生勉強

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ススキノは、人、人、人・・・。
それを横目に、ただ通り過ぎる私。
いいなあ、ボーナス・・・
(しつこい?)



転校したとたんに、毎日、下痢と腹痛に苦しめられ、
不登校寸前のところまで行った生徒がいました。
彼は、前にいた学校に戻ると、また元気に学校に通いだしました。

決して、新しい学校でいじめに遭った訳ではありません。
友達が出来なかった訳でもなかったそうです。
言ってみれば、原因不明です。
たまたま、その学校の雰囲気が、彼の肌に合わなかっただけなのかも知れません。

傍からみれば、ちょっと理解しがたいことではありますが、
考えてみれば、私たちにだって、ウマの合う人、ウマの合わない人、
というのがいますよね。

それと同様、
子供たちにとっても、ウマの合う学校、ウマの合わない学校、
というのがあったとしても、何ら不思議はありません。

幸か不幸か、私はいじめに遭った経験も、不登校になった経験もありません。
割と平和に、楽しい学校生活を送ることができました。

でもそれは、私が努力したからではありません。
たまたま運が良かった。
ただ、それだけのことだと思います。

そんな私が今、いじめや不登校の実態を知るために出来ることと言えば、
せいぜい経験者から話を聴くか、
書物からある程度の知識を取り入れることぐらいです。

でも、どんなに話を聴いたり、どんなに多くの書物を読んだとしても、
経験したことのない人間が、経験者の気持ちを本当に理解するのは不可能です。
理解しようと努力することは大切ですが、決して理解したつもりになってはいけない、
そう思っています。

学校に行きたいのに、なかなか行けない生徒がいます。
本当は勉強したいのに、なかなか集中力が続かない生徒がいます。
何度教えても、なかなか覚えてくれない生徒がいます。

傍からみれば、ただの「怠惰」に見えることもあります。
でもそれは、あくまで私たちの「ものさし」でしかありません。

私たちにも理解できないことは、世の中にたくさんあります。
書物だけでは、解らないこともたくさんあると思います。

目に見える部分だけで、そういった子を「怠惰」と決め付けるのは、
それこそ、決め付ける側の「怠惰」だと思います。

私はただ、「運が良かった」だけで楽しい学校生活を送ることが出来ましたが、
世の中には、本人の努力とは無関係に、辛い思いをしている生徒もいます。
それを忘れてはいけないと思います。

私はカウンセラーでもお医者さんでもありませんので、
そういった生徒を「治療する」ことは出来ません。

私に出来ることと言えば、
子供たちの話をよく聴き、根気よく向き合っていく。
まあ、そんなところでしょうか。

世の中、わからないことだらけです。
「一生勉強」ですね!
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by sawayoshi45 | 2006-12-10 01:10 | 教育のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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