<   2007年 01月 ( 13 )   > この月の画像一覧

似ているからこそ腹が立つ

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納豆にレタスにワサビ、
今度はみそ汁も?
まさに「ないない大事典」!?




とりわけ厳しく育てられた憶えはないのですが
子供の頃から、なぜか母とはぶつかってばかりでした。

「どうしてわかってくれないんだ!」
「どうして認めてくれないんだ!」
口を開けば、母とは口論ばかりしていたような気がします。

私が勉強や成功というものに、強いこだわりを持っていた時期があるのも、
「自分を認めてくれない母を見返してやろう!」という思いが強かったから。
今思えば、そんな気がします。

私はずっと「自分は母とは違う!」と思っていました。
「性格や考え方が違うからこそ、よくぶつかる」と思っていました。

でも、ある時、ある人に言われました。
「違うからぶつかるんじゃなくて、同じだからぶつかるんだよ」と。

磁石のN極とN極、S極とS極がお互いに反発し合うのと同じで、
人間も自分に似ている相手だからこそ、つい反発したくなるもの。

「自分は違う!」と思っているのは自分だけ。
他人から見れば、どちらも似たり寄ったり。
まあ、そんなところでしょうかね。

言われてみれば、確かにその通りかも知れないなと思いました。

何だかんだ言っても、自分の体の中には母と同じ血が半分流れている。
まったく違う人間になんてなれるわけがありません。

そして、そのとき気づきました。

私が母とよくぶつかるのは、
「母が私を認めていなかった」からではなく、
「自分が母を認めていなかった」からだということに。

母のひと言ひと言に、いちいち突っかかってしまうのは、
母の問題ではなく、自分の心の問題であるということに。

そんな自分を認められるようになってからは、
ぶつかることはほとんどなくなりました。

母の言うことが変わったからではありません。
私の受け止め方が変わった、
ただそれだけのことだと思います。

おかげで、今はしばらく休戦状態が続いております。(笑)

といっても、私もまだまだ未熟な人間のひとり。
言うことを聞いてくれない生徒に腹を立てることもありますし、
他人のちょっとした言動にカチンとくることもあります。

でも、そんなときは、
「自分にも同じところがあるんじゃないか」とワンクッション置いてから考えると、
たいていのことは許せるようになった気がします。

結局、過去と他人は変えられません。
変えられるのは、今の自分の心と行動だけです。

人間は他人の欠点はよく見えますが、
自分の欠点にはなかなか気づけないもの。

だからこそ、他人の欠点は自分の欠点。
そう思えるようになれたら、少しは心穏やかに生きていけるんじゃないか、
そんな気がいたします。

そんな私の母も、あと2年で70歳。

「親孝行 したいときには 親はなし」
「いつまでも あると思うな 親と金」

いつも気持ちばかりが先行し、なかなか実行が伴わない私。
そんな自分がもどかしくて仕方ありませんが、
まあ、とりあえず頑張っていくしかないですね!
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by sawayoshi45 | 2007-01-31 00:21 | 自分のこと | Comments(4)

継続のチカラ

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気がつけば1月もあとわずか。
あっという間でございます。
受験生のみなさん、
あとは本番まで一気に突っ走りましょう!



1年前の今頃は、「正直ちょっと難しいかな?」といった成績でも、
心を入れ替えて必死に頑張ってきた生徒は、もう仕上げの段階にきています。

過去問を含めて、より多くの問題にぶつかって感覚を磨き、
穴をひとつひとつ埋めていく。
まあ、そんな感じでしょうか。

この1年間、上がったり落ちたりを繰り返す時期はありましたが、
それでも決して腐ることなく、一生懸命コツコツやってきた。

その1年間の努力の賜物であり、まさに「継続のチカラ」だと思います。

合格か不合格かという結果は別として、そういった生徒は、
この1年間で大きな「財産」を手に入れることが出来た。
そんな気がします。

一方、毎年のことではありますが、
この時期になってもいっこうに落ち着かず、
あれもこれもと手を出してはすべてが中途半端。

気持ちだけは焦っているけど、まったく勉強が手につかない。
挙句の果てには、
「自分だけは本番で何とかなるんじゃないか」と妄想を抱いて現実逃避。
そんな生徒も少なからずいるようです。

彼ら(彼女ら)は、「短期間で点数を上げる方法」をいまだに模索し続けている。
そんな印象を受けます。
そんな方法があるなら、私が知りたいくらいなんですけど・・・(笑)

そういった生徒には、
「もし逆の立場だったら、どう思う?」と私はよく聞きます。

つまり、自分が今までコツコツ頑張ってきたとして、
昨日まで遊んでいたような人が、たまたま点数を取るコツだけをつかんで、
たった1ヵ月かそこらで、自分より良い点数を取ったとしたら・・・・・と。

たいていの生徒は、
「ムカつく!」「頭にくる!」「腹立つ!」
と言った言葉を返してきます。

これが普通の人間が持つ、当然の感情ですよね。

「じゃあ、人にムカつかれることを今のキミはわざわざしようとしているんだよ」
「キミはそんなに人に嫌われたいのかい?」
と自覚させるようにしています。

自分のところにだけ、突然神様が降りてきて助けてくれる。
そんなこと、あるわけがありません。

まずは自分の今の実力のなさを自覚し、
今からでもひとつひとつ出来ることを潰していく。
それしか方法はないと私は思います。

どれだけ「いい方法」を見つけて、一時的にうまくいったとしても、
「継続のチカラ」には絶対に勝てません。

「継続のチカラ」は頭ではなく、体に染み付くもの。
長い間の「継続」こそが、
その人の真の「実力」になり、同時に「魅力」にもなります。

「たった1年でこれだけ儲けました!」
「わずか3年で会社をこれだけ大きくしました!」

こういった「瞬間のチカラ」には、ほとんど興味のない私ですが、
「この道30年!」といった「継続のチカラ」は信じています。
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by sawayoshi45 | 2007-01-29 01:44 | 勉強のこと | Comments(1)

ヤマを張ってもムダ!

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寒いです。
雪も普通に降ってます。
少雪だ、暖冬だといっても、
帳尻は合ってくるものですね。



そろそろ、というか、とっくにではあるんですが、
受験生が過去問に取り組み始める時期でございます。

昨年の問題、一昨年の問題・・・・・、

思いのほか出来たときは、
もう合格したつもりになって有頂天になってみたり、

逆にあまり出来なかったときは、
この世の終わりとばかりに落ち込んでみたり、

ホント、子供たちはいろんな表情で私を楽しませてくれます。(笑)

ある程度の傾向をつかんでくると、
「ヤマを張り出す」生徒が現れてきます。

「○○はここ何年か出ていないから、そろそろ出るんじゃないかな?」
「△△は毎年出ているから、今年も絶対出るに違いない!」

そして、うまく「ヤマを張った」(つもりでいる)彼ら(彼女ら)は、
私にも意見を求めてきます。

「先生はどう思いますか?」と。

そういった質問に対する私の答えは、いつも決まっています。

「知らん!」


過去問はあくまで過去問、過去に出た問題に過ぎません。
似たような問題が出ることはあっても、
まったく同じ問題が出るわけがありません。
だからこそ、書店に行けば誰でも簡単に手に入れられるんです。

ある程度傾向をつかむために利用する分には有効ですが、
信頼しすぎるのは危険だと思います。

もしかしたら、今年から出題傾向が変わるかも知れません。
もしかしたら、問題レベルが急激に変わるかも知れません。

そういったことも想定したうえで、
あくまで参考として利用すべきものだと思います。

今年のセンター試験。
英語の出題形式がかなり変わりました。

受験生にとってはまさに「想定外」。
戸惑った生徒も多いかと思います。

でも、しっかりした基礎力を持っている受験生なら、
多少戸惑うことはあったとしても、
それなりに対応は出来たはずです。

出題傾向が変わったくらいでパニックになるというのは、
結局はそれだけの力しかなかったということであり、
過去問を信じすぎた結果だと言えるのではないかと思います。

つまり、「ヤマを張ってもムダ!」だということですね。

仮にヤマがたまたま当たって、それで合格できたとしても、
その合格にどれだけの価値があるんでしょうか? 

合格したまでは良くても、
その学校の授業についていけなかったとしたら、
その合格は本当に「ラッキー」と言えるんでしょうか?

私は定期テスト前であっても受験前であっても、
「ヤマを張る」ことは一切しません。

範囲のある定期テストは、その範囲を全部やればいいだけ。
受験も教科書の内容をしっかり理解していれば、ある程度は出来るはず。

「ヤマを張る」必要なんてどこにもありません。

一部の上位校を除けば、
合否を決めるのは、難しい問題が解けたかどうかではありません。
基本的な問題をどれだけ落とさなかったかだと思います。

自分にとって難しい問題は、他人にとっても難しいはず。
そんなのは気にする必要はありません。

「ヤマを張る」時間があったら、
ひとつでも多くの言葉を覚える。
ひとつでも多くの問題を解く。
そちらのほうに時間を使って欲しいものでございます。

受験生に必要なのは「ヤマを張る」能力ではありません。

過去問で一喜一憂するのもいいですが、
教科書の内容、どれだけ理解してるのかな?
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by sawayoshi45 | 2007-01-27 00:22 | 勉強のこと | Comments(4)

孤独の時間

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給食費未納の親が増加
ケータイやゲームを買ってあげたり、
塾に通わせるお金はあっても、
給食費だけは払えないってこと?



人間には、ひとりで乗り越えなければならない時期というのがあると思います。
その時期をひとりで乗り越えることで、その子は大きく成長することが出来ます。

そんな時期にまで、周りの大人が必要以上に手を貸そうとするのは、
その子がせっかく成長できるチャンスを奪っていることになります。

「キミにはぼくがついているからね!」
「苦しいときは、いつでも電話(メール)しろよ!」
「わからないことがあったら、何でも言って!」

いかにも親切な行為に見えますが、
「孤独に耐えられない人間」をわざわざ作り上げている、
そんな気がしないでもありません。

受験前は誰でも不安になります。
でも、その不安と向き合い付き合っていくのも、
その子に与えられた試練であり、ひとりで乗り越えるべき壁だと思います。
それを大人が先回りして、わざわざ不安をかき消してあげる必要はありません。

そして、受験で思い通りの結果が出なかったら、誰でも泣きたくなります。
それまで一生懸命努力してきた人間ほど、自暴自棄になりがちです。
でも、それもひとりで乗り越えなければならない試練だと思います。

第三者が、上辺だけの言葉で慰めたり励ましたり出来るものではないと思います。
その子が自分で考えて、自分で乗り越えていくしかありません。
私たちに出来るのは、最悪の事態にならない程度に見守る、ただそれくらいでしょうか。

子供がつまずく度に、周りの大人が手を差し伸べていたら、
その子はいつまでたっても、
ひとりで立ち上がることの出来ない人間になってしまいます。

「生徒のため」「子供のため」を口実にして、
子供を自分の手元に置いておこうとする。
そんな「生徒依存の先生」と「子供依存の親」が最近目立つように感じるのは、
私だけでしょうか?

そして、「生徒依存の先生」「子供依存の親」に育てられた子供たちは、
「先生依存の子供」「親依存の子供」になります。
本当に、これでいいんでしょうか?

ネットやケータイの普及で、今の子供たち(大人も?)から
「孤独の時間」がどんどん失われてきているような気がします。

「わからなかったら、先生に聞けばいい」
「苦しかったら、誰かに電話やメールで相談すればいい」

ある程度、学力の高い生徒のなかにも、
「勉強は塾でするもの」という意識が強く、
「ひとりで勉強する時間」をほとんど持たない子供たちもいます。

そんな子供たちには、
「まずは30分でいいから、ひとりで勉強する時間を持とうね!」
と私はよく言うようにしています。

「孤独の時間」は、心を落ち着かせる時間です。
「孤独の時間」は、自分を客観的にみつめる時間です。

「孤独の時間」に耐えることで人は大きく成長できる、
私はそう信じています。

いつでもどこでも誰とでも交流できる。
そんな時代だからこそ、
「孤独の時間」を意識して持つようにする必要があるんじゃないか、
そんな気がします。

ちなみに私の場合、緊急の場合は別として、
決められた訪問日以外に教え子たちと接することはまずありません。
電話もしなければ、メールのやりとりもしません。

わからない問題は、私が次に訪問する日までずっと考えていてもらいます。
「ひとりで考える時間」「ひとりで悩む時間」こそが、
子供たちにとって、最も貴重な時間だと思っています。

すぐに答えを教えるなんて、それこそ「MOTTAINAI」ではありませんか!
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by sawayoshi45 | 2007-01-25 00:06 | 教育のこと | Comments(2)

話半分

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センター試験終了。
良かった人、悪かった人、
さまざまだと思いますが、
まだ合否が決まったわけではありません。
最後まで諦めずに頑張りましょ!ネ!!




私はヒネクレ者(?)なので、
人づてに聞く、やたらと景気のいい話なんかは「話半分」で聞くようにしています。

特にマスコミの情報や企業の宣伝広告などは、
「話三分」、いや「話二分」ぐらいでちょうどいいと思っています。

納豆ダイエットのねつ造がどうのこうのと騒いでおります。
確かにねつ造したテレビ局が悪いのは当然のことですが、
テレビの情報を鵜呑みにして、
「騙された!」と怒る消費者もどうなのかな?って正直思います。

こんなのは氷山の一角。
世の中、間違った情報や嘘の情報はあちこちで飛び交っております。

そんな情報社会で生きていくためには、
簡単に騙されない判断力を養っておくことが大事。
これは子供たちの教科書にも載っていることです。

騙した相手を責めるより、簡単に騙された自分に非がなかったかどうか、
それを反省するほうが先ではないかと思います。

まあ、そんな私も昔はよく、
「行列の出来るラーメン屋さん」に引っかかったものですけどね。(笑)

仕事柄、どうしても塾や家庭教師のチラシや広告に目が行きます。

「申し込み殺到中!」
「わずか3ヵ月で○○点アップ!」
「90%以上の生徒が成績アップ!」
「塾生平均○○点以上!」

何だか景気のいい言葉がたくさん飛び交っています。

でも、「申し込み殺到中!」の塾が、
なぜわざわざ高いお金をかけて、大きなチラシを作る必要があるのか?

成績を上げてくれる塾がこんなにたくさんあって、
昔よりも通塾率が上がっているはずなのに、
なぜ子供たちの学力が年々低下しているのか?

私にはさっぱりわかりません。

他にも、「これさえすれば、誰でも大金持ち」といった類の言葉もよく聞きます。

本当に「ラクして儲かる」方法を知っているなら、なぜ他人に教えるんでしょう?
独り占めして、自分だけが儲けたほうがいいに決まっています。
わざわざ他人に教えたら、自分の取り分が少なくなるだけですよね。

誰かが儲けたら、誰かが損をする。
それが資本主義の世の中です。
「誰もが儲かる方法」なんて、物理的にあるわけがありません。

「出ます、出します、取らせます」
パチンコ屋さんの宣伝文句を鵜呑みにする人はいませんよね。
パチンコ屋さんは慈善事業ではありません。
そんな良心的なパチンコ屋さんがあれば、とっくに潰れているはずです。(笑)

世間にはびこっている情報なんて、これとさほど変わらないと思います。

冷静に考えれば当たり前のことなのに、
時として私たちは冷静な判断を失ってしまいがち。
気をつけなければいけないと思います。

まあ、景気のいい話は「話半分」で聞いているくらいでちょうどいい。
そんな感じですかね!

というわけで読者のみなさん、
私のこのブログも「話半分」で読んで頂けたら幸いでございます。

といっても、私の口から景気のいい話が出ることは滅多にありませんけど・・・(笑)
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by sawayoshi45 | 2007-01-23 00:20 | 世間のこと | Comments(2)

逆風を利用しよう!

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いよいよ明日がセンター試験。
頑張った人たちみんなに、
サクラサケ!!
頑張らなかった人たちには・・・



鳥は飛び立つ際、瞬時に風向きを感知し、
風が吹いてくる方向に向かって飛び立つそうです。

公園にいる鳩なんかが、一斉に同じ方向に飛び立つのもそのためです。
つまり、鳥は逆風を利用して飛び立つということです。

飛行機も、追い風よりも逆風のときのほうが早く飛び立つことが出来ます。
スキージャンプも、追い風よりも逆風のときのほうが、はるかに距離が伸びます。

人間もまた、同じです。

さすがに人間は、物理的に飛び立つことは出来ませんが、
精神的に飛躍(成長)できるときは、追い風のときではなく、逆風のときだと思います。

明日はセンター試験、1ヵ月後は高校入試ですね。

苦しいのは自分ばかりではありません。
みな同じ思いで頑張っています。

でも、苦しいときこそ、
自分が飛躍できるチャンスであることを忘れてはいけません。

逆風を利用して大きく飛躍できるか、
それとも逆風に押し戻されてしまうか、
それは結局のところ、自分の頑張り次第です。

というわけで、普段はのんびり屋(?)の私ですが、
このときばかりは、一転「がんばる教」の信者になります。

がんばれ、 受験生!!

あっ、でも、こんな時期に受験生がこの日記を読んでいるわけがありませんよね。
ってことは、私はいったい誰に向けて書いているんでしょう?(苦笑)
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by sawayoshi45 | 2007-01-19 23:03 | 人生のこと | Comments(2)

トップとビリ

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驕れる者も久しからず?
不二家の失墜。
正直者がバカを見る世の中にだけは、
なって欲しくないものでございます。



一部の私立を除けば、小学校・中学校は不特定多数の生徒の集団です。
ですから、個々の学力に多少のバラつきが出てくるのは、
仕方のないことかも知れません。

でも、高校は違いますよね。
高校に入学するためには、受験をしなければなりません。
そのため、ある程度は自分と同じ学力を持った人間の集団になります。

特に地域のトップ校ともなると、各中学校のトップクラスが集まってくる集団です。
さぞかし優秀な集団になるかと思いきや、
実際はそんな単純には、ことは運ばないようです。

当たり前のことですが、そんな集団のなかにも「トップとビリ」が出来上がります。
トップ校に通っているからといって、みんなが優秀というわけではありません。
彼ら(彼女ら)は、あくまで「優秀だった」生徒たちに過ぎません。

トップ校に合格したはいいけど、その後の成績が振るわなかった生徒は、
「この学校にいるからダメなだけで、他の学校だったらトップクラスだ」
と言い訳(勘違い)して、結局何もしないままに3年間を過ごしてしまう子もいます。

一方、中学校の頃はあまり成績が振るわなかった生徒でも、
高校入学後、思いのほかトップになってしまったというケースもあります。
これで、やる気が出ないわけがありません。
そのトップの座を維持するために、その生徒は必死に頑張り始めます。

3年も経過すれば、トップ校に合格した生徒との立場が逆転していることは、
決して珍しいことではありません。

まさに、「鶏口となるも牛後となるなかれ」といったところでしょうか。

結局のところ、
どんな集団を作ったとしても、そこには必ず「トップとビリ」が存在します。

「ビリ」が邪魔だからといって、「ビリ」を切り捨てれば、
今度は「ビリから2番目」だった生徒が「ビリ」になります。

当然、「ビリから2番目」だった生徒は、心穏やかではいられません。
「今度は自分が切り捨てられるかも・・・」という恐怖感でいっぱいです。
これでは落ち着いて勉強できるわけがありませんよね。

指導者にとって、下を切り捨てる教育がいかに愚かなことか、
これだけでも、よくわかるのではないかと思います。

私はもともと「トップ」とか「ビリ」といった観念はあまり好きになれません。
集団が変われば、「トップ」も「ビリ」も簡単に入れ替わります。
そんな曖昧な判断基準に心を奪われること自体、ナンセンスです。

私にとって、同じ料金を払って授業を受けてくれる生徒は、
みな大事な「お客様」です。
そんな子供たちに順位をつけて、競わせる気にはとてもなれません。

「トップ」であろうと「ビリ」であろうと、
大事なのは、今の自分に出来る努力をし続けること。

そのことを子供たちに伝えていければいいんじゃないか、
私はそう思っています。
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by sawayoshi45 | 2007-01-17 00:17 | 教育のこと | Comments(2)

怠惰

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年賀はがき抽選。
例年通り、我が家は全敗。
くじ運の悪さはかなりの自信あり!(笑)
みなさん、どうでしたか?



勉強しなければ成績が上がらないことがわかっていながら、
それでも勉強しようとしない子供。
そんな子供たちを私たち大人は、「怠惰」だと責めます。

たしかに「怠惰」であることに違いはないのでしょうが、
さて、私たち大人はどうなんでしょうか?

たとえば温暖化問題。

もう10年も前から言われています。
子供たちのテストにも出ますし、受験問題としてもよく取り上げられています。
それだけ重要な問題であることに間違いはなさそうです。

でも、この問題に対して、
私たちは具体的にどんな対策をして、
どんな効果を上げてきたか、
まったく見えてきませんよね。

むしろ事態はどんどん悪化しているのが現実のようです。
この2,3年、世界中で異常気象が相次いでいるのはみなさんもご存知だと思います。

そんな私自身もこの10年間、
日常生活で特に意識して過ごしてきたわけではありませんので、
そういう意味では、私も「怠惰」な人間のひとりです。

昨日あるテレビ番組で、この「温暖化問題」が特集されていました。

この25年間で海水の温度が1℃上昇しているそうです。

1℃というと、何となくたいしたことのないような感じもしますが、
専門家によると、海水が1℃上昇するのは、実はものすごいことだそうです。

そのため、本来暖かい地域にしかいないはずの魚が、
どんどん北上しているということです。

海の中の生態系は確実に変わりつつあります。
これが近い将来、私たちに影響を及ぼさないわけがありません。

夏に冷房をガンガンきかせて、部屋の中では厚着。
冬に暖房をガンガンきかせて、部屋の中では薄着。

見てもいないテレビを朝から晩まで付けっぱなし。
10分で歩ける程度の場所に行くために、わざわざ車を利用。

後でとんでもない事態になることがわかっていながら、
こういった生活を続けるのは、
成績が上がらないことがわかっていながら、
勉強をしようとしない子供たちの「怠惰」とさほど変わらないような気がいたします。

でもやっぱり、一度贅沢な生活に慣れてしまうと、
人間、後戻りって難しいんでしょうね。
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by sawayoshi45 | 2007-01-15 00:54 | 世間のこと | Comments(0)

がんばる教?

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今週で冬休みが終了ですが、
寒い日が続いております。
受験はすぐそこ。
みなさん、風邪にはご注意を!



「いい高校に入れるようにがんばれ!」
「いい大学に入れるようにがんばれ!」
「いい会社に入れるようにがんばれ!」

「会社で出世できるようにがんばれ!」
「もっとお金を稼げるようにがんばれ!」
「もっと偉くなれるようにがんばれ!」

もっともっともっともっと・・・・・

いったい、どこまでがんばれば認めてもらえるんでしょうか?
まるで「がんばる教」という宗教の布教活動です。(笑)

なかには、自分はさほどがんばってもいないのに、
相手(子供)にだけは、
がんばることを強制するタチの悪い信者も少なくないようです。

もちろん「がんばる」ことを否定したいわけではありません。
人間には、「がんばる時期」もときには必要だと思います。

でも、ときどき思うんです。

がんばって、
がんばって、
がんばって、
がんばって、

がんばり続けたその先に、いったい何が待っているんだろうか?・・・と。
幸せって、そんな遠くにしかないものなんだろうか?・・・と。

もしそうだとしたら、
世の中のほんの一握りの人たちしか、
幸せになれないということになってしまいます。
そんなこと、ありませんよね。

幸せの形は人それぞれだし、
もっと身近なところに幸せはいっぱいあるはず。
要はそれに気づけるか気づけないかの問題でしかありません。

「がんばる教」の信者になってしまうと、
現状に満足することが出来なくなります。

ひとつの目標を達成しても、
休む間もなく、次の目標に突き進まなければいけません。

「がんばる教」の教祖様(?)にとって、
「がんばっていない(ように見える)人」は虫けら同然。
「人間のクズ」です。

そのため、信者は教祖様に嫌われないために、
「がんばっている」ことを常にアピールし続けなければなりません。
これでは、いつか心が疲れきってしまうのは当然のことです。

まるでブレーキもきかず、バックも出来ない車を運転しているかのようです。
私なら、そんな恐ろしい車にとても乗りたいとは思いません。(笑)

人生にも車にも、ブレーキが必要です。
休憩も必要です。
ときには後戻りすることもあるかも知れません。

でも、そのおかげで、大きな事故に遭わずに済むこともあります。

「がんばる」ことはもちろん大切です。
ただ、毎日毎日がんばり続けられるほど、普通の人間は強くないと思います。
私自身も、そんな弱い人間のひとりです。

そんな私が、子供たちだけに「がんばる」ことを強要することは出来ません。

たとえ遅い歩みであっても、途中の風景を楽しみながら、
一歩一歩前に進んでくれさえすれば、それでいいと思っています。
その子なりに少しでも前進してくれれば、それでいいと思っています。

速度はさほど問題ではありません。
人間の脳の成長、心の成長の速さは一律ではありませんからね。


う~ん、ただ私の場合は、途中の風景を楽しみ過ぎたせいか、
教え子たちにはずいぶんと追い越されていった気もいたしますが・・・(笑)

あっ、でも受験を控えたこの時期にこんな記事を書くのは、
ちょっとマズかったかなあ・・・?(苦笑)
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by sawayoshi45 | 2007-01-12 23:12 | 人生のこと | Comments(0)

お母さん、約束は守りましょう!

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ついに来た。
今まで溜まっていた分が、
一気に来た感じ。
ドカ雪でございます。



「今頑張って合格さえすれば、あとはラクしてもいいから・・・」

そう言って、子供を毎日塾に通わせ、中学受験をさせたお母さんがいました。
その子は、親のその言葉を信じて頑張り、母親の望む中学に見事合格しました。

お母さんと子供は大喜びです。
でも、同じ喜びでも、お母さんと子供では喜びの中身が違いました。

お母さんは、「これで我が子も有名中学の生徒の一員になれる」という喜び。
子供は、「ようやく苦しみから解放された、これでラクが出来る!」という喜びです。

子供は、お母さんとの約束どおり(?)、
合格したとたんに勉強をやめ、ゲーム三昧の日々を送りました。
当然、成績は下降の一途です。

見るに見かねたお母さんが言いました。
「あんた、この成績でどうすんの? 少しは勉強してよ!」

その言葉を受けて、子供は言い返しました。
「『合格さえすればあとはラクしてもいい』って、お母さん言ったじゃん!」と。

このお母さん、
「あんなにお金をかけたのに、どうしてこんなことに・・・」と、
しきりに嘆く毎日が続きましたとさ・・・。

さて、この場合、勉強しなくなった子供が悪いんでしょうか?
それとも、その場しのぎの約束をしてしまったお母さんが悪いんでしょうか?

何だか身内の恥をさらすようで、気が引けたんですが、
実はこれ、東京に住む私の叔母の家であった実話でございます。
お母さんというのは私の叔母、子供というのは私の従弟ということになります。

この話を聞いた私の母は、
「それはヘンな約束をしたアンタが悪い!諦めなさい!」と一笑に付しました。

いつも母とぶつかってばかりの私も、
この時ばかりは珍しく母と意見が一致しました。(笑)

もし、どうしても子供に勉強して欲しいと思うなら、
自分の過ちを認めて、子供に謝る必要があります。
それがイヤだったら、諦めるしかありません。
自分で蒔いた種は、自分で刈り取るしかありませんから・・・。

自分の過ちを認めず、
さらに子供に勉強を強要するというのは筋違いというものです。

勝手にお金をつぎ込んでおいて、勝手に失望。
これも子供にしてみれば、いい迷惑ですよね。

この場合、何よりもスタートの段階で間違っていると思います。

人生において、「これこれをしたら、ラクが出来る」ということは、まずあり得ません。
ひとつのハードルを乗り越えると、さらに高いハードルが待ち受けています。
受験は、そのハードルのひとつに過ぎません。

受験さえ乗り越えればラクが出来る人生なんて、あるわけがありません。
大人には、それを子供に教える義務があると思います。

3年間も子供を預かっておいて、
子供たちに、そんな当たり前のことも教えてこなかった塾にも、
私はちょっと腹が立ちました。

さらにちょっと気になったので、私は叔母に尋ねてみました。
「そもそもなんで受験させたの?」と。

そのとき返ってきた言葉は、
「だってこの辺はみんな受験するんだから・・・」でした。
たしかに受験過熱地区ではあったようですが・・・
やはりスタートの段階で、間違っていたとしか思わざるを得ません。

中学受験を否定したい気持ちはまったくありません。
でも、その目的を見誤ってはいけないし、守れない約束はするべきではありません。

「どうせ子供だから・・・」と、その場しのぎの約束で安易に子供を操ろうとするのは、
あとで、とんでもない悲劇をもたらす可能性も高いと思います。

人間は、自分にとって都合の悪いことはすぐに忘れますが、
自分にとって都合のいいことは、いつまでも覚えているものですからね・・・(笑)

ちなみにこの叔母、普段は決して「教育ママ」ではありません。

私が大学受験に向けて勉強をしているときは、
「そんなに勉強してどうすんの? 勉強だけが人生じゃないよ!」と諭してくれたし、
私が第一志望の大学に落ちたときは、
「大学なんて、どこに行っても同じだよ!」と励ましてもくれました。

今となっては、その叔母も、
「あのときの私はどうかしてたんだよね」と、笑い話になっていますが、
そんな人でも、やはり我が子のこと、そして周りの環境によっては、
冷静な判断力を失ってしまうこともあるということなんでしょうね、きっと。

環境って恐ろしいものですね。

まあ私の場合は、北海道でのんびり教えているほうが性に合っている、
そんな気がいたします。(笑)


(追記)
この叔母、私にとっては、とってもいい叔母さんであり、
もちろん今も仲良くさせてもらっております。
だからこそ、自分の過ちを包み隠さず話してくれたんだと思うし、
私もこうやって書くことが出来ました。

ですから今回の記事は、
決して叔母に対する悪意でもって書いたわけではありませんし、
中学受験を否定したいわけでもございません。
みなさん、誤解しないでくださいね!
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by sawayoshi45 | 2007-01-10 00:00 | 教育のこと | Comments(2)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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