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過去問の意味

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本州はすごいことになっているようですが、
札幌は今のところ涼しい夏って感じですね。




どの問題が出るのか予め分かっているテストで、
子供に点数を取らせるのは、さほど難しいことではありません。

本試験で30点しか取れなかった生徒でも、
同じ問題が出るというのが分かっている追試では、
70点、80点は簡単に取ることが出来ます。

道理が分かっていなくても、答えや解き方さえ暗記してしまえば、
とりあえず点数に結びつけることは可能です。

でも、これって本当に「実力がついた」と言えるでしょうか?

ある親御さんから、こんな話を聞きました。

近所の塾では定期テストが近づくと、とにかく「過去問」だそうです。
そしてご親切にも、「過去問」から先生のクセを盗み、
予想問題まで準備してくれるそうです。

その過去問と予想問題を何度も解かせて、
問題と答えのパターンを覚えさせてしまう。
そのため、定期テストの塾の平均点は異常に高いそうです。

でもその割には、受験前に伸び悩む生徒が多く、
トップ校への合格率は思ったほどでもないそうです。

その親御さんの話はここまででしたが、
私の予想では、きっとその生徒たちは、
高校に行ってからも勉強で苦労している人が多いに違いない。
そんな気がしました。

まあ、そこの塾は中学生までが対象なので、文句を言ったところで、
「高校に行ってからの成績は私たちには関係ありません!」
と、なるでしょうけど・・・

私もさすがに受験間近ともなれば、
傾向を知ってもらうために「過去問」を解かせることはあります。
でも、それ以外のテストで「過去問」を解かせることはしません。

「先生はどこが出ると思いますか?」と生徒に聞かれても、
ひと言「知らん!」と答えるようにしています。(笑)

ここまで読んでくれた方なら、その理由、分かって頂けますよね。

「どうせ過去問をやればいいから」とか、
「先生が予想問題を作ってくれるから」と言って、
普段の勉強を疎かにされては、困りますからね。

今日出来ても、明日出来なければ意味がありません。
今日やったことは今日中に覚え、忘れたらまた覚え直す。
勉強はその繰り返しでしか身に付かないと思います。

そして覚えるべきは、答えや公式ではなく、その道理と使い方。
そこを徹底させていかないと、本当の学力を養うことは出来ません。

「『過去問』なんかに頼らず、どんな問題にも対処できる実力を養え!」

と、生徒たちには口を酸っぱくして言っておりますが、
でもやっぱり多くの生徒や親御さんにとっては、
手っ取り早く点数に結び付けてくれる先生のほうがありがたい存在なのかな?
なんて思ってもみたり・・・、う~ん、難しい問題です。(苦笑)
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by sawayoshi45 | 2008-07-29 00:39 | 勉強のこと | Comments(0)

自分のおかげ、他人のせい

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明日から夏期講習のため、
更新が滞りがちになるかも知れませんが、
どうかみなさま、
見捨てないでくださいませ。



何か物事がうまくいったときは、「自分のおかげ」、
そしてうまくいかなかったときは、「他人のせい」。

私も含めて、人間、どうしてもそう思いたくなる瞬間ってありますよね。

教え子の成績が上がったのは、「自分のおかげ」。
教え子の成績が伸びないのは、「生徒のせい」。

世の中には、そう思いたがる先生が多いのも事実のようです。
と、偉そうなことを書いておりますが、
実は私の中にも、そういった気持ちがあることは否定できません。

教え子の成績が大きく伸びると、
ついブログに書いて、自慢したい衝動に駆られます。

自分では、なるべく抑えているつもりではありますが、
読む人にとっては、ただの自慢話にしか聞こえませんよね。

気をつけなければとは思っているのですが、これがなかなか・・・、
人間としては、まだまだ未熟のようです。(苦笑)

楽天の野村監督の言葉に、
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
というのがありました。

偶然勝つことはあっても、偶然負けることはない。
負けには必ずその原因がある。

まあ、そういった意味の言葉だと思いますが、
勉強の指導においても、まったく同じことが言えると思います。

「成績が上がった」とか「合格した」という結果は、
必ずしも「指導者のおかげ」とは限りません。

もしかしたらその生徒は、
自分が教えていなくても、上がっていたかも知れません。

あるいは、その子がやる気になったタイミングと、
自分が受け持ったタイミングが、たまたま一致しただけも知れません。

それをいかにも「自分が上げてやった」とばかりにアピールするのは、
考えてみれば、とても恥ずかしい行為です。
(この業界では、それが当たり前にまかり通っているようですが・・・)

一方、生徒が頑張っているのに成績が上がらない。

教える側は、そういった現実をどうしても隠そうとしますが、
もし教え子の中に、ひとりでもそういった子がいたとしたら、
それは100%「自分のせい」と受け止めなければいけないと思います。

「自分のおかげ」「他人のせい」ではなく、
「他人のおかげ」「自分のせい」と心底思えるようになることが、
本当の意味での「大人になる」ということかも知れませんね。

年齢的には、とっくに「大人」になっているはずですが、
精神的には、まだまだ「本当の大人」にほど遠い私です。(苦笑)
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by sawayoshi45 | 2008-07-23 01:40 | 人生のこと | Comments(0)

子供が伸びる瞬間

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う~ん、
今年の阪神は強過ぎます。
3位すら危うくなってきました。
がんばれ、ドラゴンズ!



勉強時間には、大きくわけて2つあります。

ひとつは「教えてもらう時間」
そしてもうひとつは「自分でやる時間」です。

「教えてもらう時間」を長くすれば、成績は上がりやすい。
世間では、そう思っている方が多いようですが、
毎日塾に通っている(通わされている?)生徒が、
みな成績優秀とは限らないという現実を考えれば、
必ずしもそうでないことは明らかですね。

まあ、「何もしないよりは幾分マシ」といった程度でしょうか。

「教えてもらう時間」は先生も生徒も、「勉強した気分」に浸れる時間です。
先生は教えた「つもり」なって、生徒は勉強した「つもり」になれます。
でも残念ながら、そこに「子供が伸びる瞬間」は存在しません。

「子供が伸びる瞬間」は、
「教えてもらう時間」ではなく、「自分でやる時間」に生まれます。

教えてもらったことを基にして、今度はそれを自分で使いこなす練習。
自分で考え、自分で苦しみ、脳にどんどん負荷をかけていく。
子供が本当に伸びるのは、この瞬間でしかないと私は思っています。

ですから、本当に成績を上げたければ、
「教えてもらう時間」よりも、
「自分でやる時間」を増やすことです。

そして、この瞬間を生み出しやすくするためには、

「わからなくても、すぐに聞かないこと」
「解説を読んで、じっくり考えること」

この2つのクセを身に付ける必要があります。

この夏休み、「じっくり考える時間」はたっぷりあるはず。

あちこちの塾をかけもちして、
「教えてもらう時間」を増やすのもいいですが、
「自分でやる時間」をどれだけ増やしていけるか。

それが2学期以降の成績、
あるいは受験勉強の効果に大きく影響するのではないかと思います。
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by sawayoshi45 | 2008-07-20 00:17 | 勉強のこと | Comments(0)

再生

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野茂選手引退。
同世代の「英雄」が消えていくのは、
何だか寂しいものですね。



「今度、学校祭で発表することになったので、聴いてもらえませんか?」
今日の彼は、ギターを抱えて部屋に入ってきました。

貴重な授業時間を使って、子供の趣味に付き合う。
私も指導料を頂いて授業をしている以上、
普通の生徒なら、そんなことは絶対にあり得ません。

でも、彼の場合は特別です。
今日は彼の「ミニコンサート」を楽しませてもらいました。

彼と出会ったのは昨年の秋。
その時の彼は、いじめが原因で不登校気味でした。

勇気を振り絞って学校に行っても、
クラスメイトからの陰湿ないじめに苦しめられ、
一時は死に場所を求めて、夜中にさ迷い歩いたこともあったそうです。

心療内科にも通い、投薬治療も行いました。
その薬の副作用で手が震えて、字が書けなくなったこともありました。

そんな彼の親御さんにとって、一番の悩みが進路先。
「普通の高校に行っても、またいじめにあったら・・・」
親御さんとしては、当然の悩みだったと思います。

結局悩んだ末、彼と親御さんが選んだのは通信制の高校。
受験があるわけではありませんでしたが、
私との授業はそのまま継続してくれました。

そして、そこから彼の「再生」が始まりました。

地獄の中学校から解放されたことで気持ちもラクになり、
入学早々、すぐに友達も出来たそうです。

趣味のギターにも熱中できるようになりました。
表情もずいぶんと明るくなりました。
学校祭での発表も、何と自分から立候補したそうです。

「今はもう、朝から晩までギターばっかりなんですよ~・・・」

ちょっと呆れ顔で、でも何だか嬉しそうにお母さんが教えてくれました。

彼の夢はギタリスト。

楽器音痴の私には、彼の腕前がどれだけのものかは正直よくわかりませんが、
元気がなかった頃の彼を知っているだけに、
ギターを弾いている今の彼の姿が、とても頼もしく感じられました。

勉強面で子供の成長を見るのは、それはそれで嬉しいことですが、
このように、今まで辛い思いをしてきた子供たちの、
「再生」を間近に見られるというのは、また格別の思いです。

今のうちにサイン貰っておくことにします。(笑)
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by sawayoshi45 | 2008-07-18 00:56 | 家庭教師のこと | Comments(0)

基本、基本、基本

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魚を食べられなくなる日が、
いつかやってくるんでしょうか?
こうなったら、
自分で釣るしかありませんね。



「基本を大事にすること」
「何度も反復練習をすること」

言い方に多少の違いはあっても、
先生が子供たちに勉強のアドバイスをするとしたら、
おおよそこの2点に集約されるのではないでしょうか。

逆に言えば、勉強が苦手な生徒のほとんどが、
この2点を守っていないということです。

私の経験で言えば、
基本が出来ていない生徒ほど基本を飛ばそうとし、
反復練習を嫌う生徒ほど本番でミスが多い。

そんな印象を持っていますが、どんなもんでしょう?

私が生徒さんを受け持つ際は、
子供に2つの「約束事」をしてもらいます。

その2つとは、以前の記事にも書きましたが、

「どんなに簡単に見える問題でも絶対に手を抜かないこと」

「人に聞いた問題や答えを見て解いた問題は、
自分の手で出来るようになるまで何度も解き直すこと」

ということです。

この「約束事」をしっかり守ってくれた生徒で、
成績を伸ばせなかった生徒を私は知りません。

言い換えれば、成績が上がらないのは、
この2つのことをしっかり守っていないということです。

いつも同じことを書いているような気もしますが、
勉強に特別な能力やテクニックは必要ありません。

教科書や問題集で解いた問題をしっかり覚えていく。

ただ、それだけのことです。

基本をしっかり守ってさえいれば、大きく躓くことは絶対にありません。

「1ヵ月で○点アップ!」
「驚異のスピード記憶術!」
「成績アップのスペシャルテクニック公開!」

そういった「誇大広告」に惑わされることなく、基本をしっかり身に付けていく。

それが成績アップの一番の近道だと思います。
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by sawayoshi45 | 2008-07-15 23:56 | 勉強のこと | Comments(2)

「どうして?攻撃」はほどほどに・・・

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なるほど。
言われてみれば、
確かにその通りかも・・・
男はつらいね。→これ



受験のときは、
「ビリでもいいから引っかかってさえくれれば・・・」と誰もが願います。

そして、仮にビリで入ったとしても、合格さえすれば、
「よく頑張ったね」と周りの人に褒められます。

でも、入ってからのビリが認められることはほとんどありませんよね。

受験のときは、ビリでも褒められるのに、
入学後の子供は、「努力が足りない」「せめて平均点は・・・」と責められます。

でもこれって、何か変だと思いませんか?

もともとビリで合格したわけですから、
入ってからビリでも、何の不思議もありません。

それなのに、入ってからビリになると、
合格した時の親御さんの「天使の顔」は、一転「悪魔の顔」に変わります。

「前はあんなに頑張っていたのに、どうして今は出来ないの?」
「こんなに塾に行かせているのに、どうして上がらないの?」
「こんな点数で、どうして恥ずかしいと思わないの?」

「どうして? どうして? どうして?・・・」

ビリでいる限り、この「どうして?攻撃」が永遠に続きます。
でも、子供にしてみれば、こんな理不尽なことはありませんよね。

この「どうして?攻撃」に嫌気がさして、
完全にやる気を失ってしまう子も少なくないと思います。

ちょっと前の記事にも書きましたが、
点数や順位だけで、その子の頑張りを判断するのは大間違いです。

大事なのは点数や順位ではなく、
教科書の内容をどれだけ理解できているかではないでしょうか。

通っている学校のレベルが高ければ高いほど、
点数や順位が悪くなるのは当たり前のことです。

そして、そのことで一番苦しんでいるのは、子供自身です。

たとえビリであっても、気持ちを腐らせずにコツコツ頑張っていれば、
普通の国立大学なら狙えるかも知れません。

でも、「どうして?攻撃」でやる気を失わせてしまっては、
その望みさえ失うことになってしまいます。

順位や点数だけにとらわれるのではなく、
しっかりと中身を見てあげること。

そして、ただ一方的に子供を責めるばかりでなく、
子供の立場で、その苦しみを理解しようとする努力も、
私たちには必要ではないかと思います。

間違っても「どうして?攻撃」で、
子供のやる気を完全に奪ってしまうことだけは避けたいものですね。
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by sawayoshi45 | 2008-07-13 00:55 | 教育のこと | Comments(2)

予想点数と実際の点数

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サミット終了。
これで札幌も静かになる・・・かな?




「今回のテストの感触はどう?」
「めっちゃ、簡単でした! 90点はいったかな?」
「おおっ、それは楽しみだな!」

そして数日後・・・

「この前のテスト、どうだったの?」
「いや、それがですね~・・・意外とケアレスミスが多くてですね~・・・」
「あっ、そう、で、結局何点だったの?」
「65点でした・・・」

自分では出来たつもりになっていたものが、実は間違いだらけ。
「お調子者」の生徒に多いパターンです。
テストがある度に、何度か同じことを繰り返してくれます。
私のほうは、もう慣れましたけど・・・(苦笑)

本人は「ケアレスミス」と言い訳していますが、私からすれば単なる練習不足。
練習不足だから、自分のミスにも気づくことが出来ない。
まあ、そんな感じでしょうか。

ある程度の学力がついてくると、
自分が予想した点数と、実際の点数が一致してきます。

違ったとしてもせいぜい5点ぐらい。
10点以上の開きが出ることはほとんどありません。

なぜ、一致してくるか、
それは、出来たところと出来なかったところ、
あるいは、あやふやだったところが、
しっかりと意識されているからです。

そして、あやふやだったところを加点して予想することはありません。
良く見積もるのではなく、悪く見積もる。
ですから、予想点数よりも実際の点数が悪いということはあまりありません。

中学校も高校も、ほとんどの学校で定期テストが終了しました。

「思ったより良かった」
「思ったより悪かった」

いろいろ感想はあるかと思いますが、
自分が予想した点数と実際の点数に、
10点以上の開きがあった生徒は要注意。

「希望的観測」だけでものを見るのはそろそろ卒業して、
自分の練習不足だということに、早く気づいてくださいね!
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by sawayoshi45 | 2008-07-09 23:59 | 勉強のこと | Comments(0)

信じる力

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教員採用はカネとコネ次第
だそうです。
こんな「大人」には
なりたくないものでございます。



「えっ? ホントに私でもそんなに取れるようになれるんですか?」

「もちろん、ちゃんと授業を聴いて宿題もやってくれればの話だけど・・・」

「やります!やります! 絶対頑張ります!!」

昨年出会った中3のAさんは、中1の頃からずっと数学が苦手。
平均点以上を取ったことは、今まで一度もなかったそうです。

当然、1学期の期末試験も・・・・・
私には、とうとう最後まで点数は明かしてくれませんでした。(笑)

そんなAさんのお母さんからお問い合わせを頂いたのが、ちょうど昨年の今頃。
「とにかく数学を何とかして欲しい・・・」というご依頼でした。
そして、Aさんとの体験授業の際に交わされた会話が上のやりとりです。

その後、Aさんは、私の言葉を全面的に信じてくれました。

「どんなに簡単に見える問題でも絶対に手を抜かないこと」
「人に聞いた問題や答えを見て解いた問題は、
自分の手で出来るようになるまで何度も解き直すこと」

そういった私との約束事を彼女は忠実に守ってくれました。
そしてその効果は、早くも夏休みを過ぎた頃から、表れ始めました。

休み明けの単元テストで95点。
1学期の期末試験の点数は最後まで教えてくれませんでしたが、
2学期の期末試験の点数は家族全員に見せびらかすために、
しばらくの間、答案用紙を居間に飾っていたそうです。(笑)

2学期の通知表は、1学期の2から、
3を通り越して、一気に4まで上がりました。

手前味噌な言い方かも知れませんが、
彼女がここまで上がったのは、
私のことを信じてくれたからだと思います。

といっても、
私の指導が正しいということを言いたいわけではありません。

正しいか正しくないかは別として、
彼女が私を信じ、私も彼女を信じることで、
そこに大きなパワーが生まれたのだと私は信じています。

勉強をするうえで、
「信じる力」はとても重要な要素です。

「これをやって本当に上がるんだろうか?」
「どうせ自分には無理なんじゃないか?」
「この先生の言うことは本当に信じていいんだろうか?」

そういった疑問を持ちながらやっていれば、
残念ながら、結果はその疑問どおりになってしまいます。

逆に、
「自分に出来ないわけがない!」
「とりあえず先生の言うことを信じて頑張ってみよう!」

そう思って行動すれば、
全てとは言いませんが、たいていのことは出来るようになるものです。

まずは自分を信じ、そして相手(先生)を信じること。

それが成績向上への鍵かも知れませんね。
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by sawayoshi45 | 2008-07-08 01:21 | Comments(3)

サボりたくなったときは・・・

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朝からヘリコプターの音やら、
パトカーのサイレンやら・・・。
サミットって忙しいですね。
う~ん、それにしても暑い。



妻が先日読んでいた本に、面白い話が載っていましたので、
ぜひ、みなさんにも紹介したいと思います。
これは、引退しようとしているある大工さんの話です。

その大工は、もうそろそろ家を建てる仕事をやめて、
妻と一緒にのんびり暮らそうと思った。

雇い主は、個人的な願いとして「もう一軒だけ建ててくれないか」と頼んだ。

大工は承諾したが、真剣に仕事をする気はなかった。
粗悪な材料を使い、手を抜いた。
キャリアを積んだ優秀な職人の幕引きにしては、残念な仕事だった。

家は完成した。
点検にやってきた雇い主は、玄関のカギを大工に渡していった。

「この家はあなたの家です。私からのプレゼントです」

大工は大ショックを受けた。
ひどく恥ずかしかった。
自分の家を建てているとわかっていたら・・・たぶんもっと頑張っただろう。 

この大工さんを自分に置き換えて考えてみると、とても耳の痛い話です。
もしかしたら私もこの大工さんと同じようなこと、
今まで何度もやってきたかも知れません。(反省)

私たちは、「人生」という「家」を毎日建てています。
今日の生活、今日の頑張りがすべてその「家(人生)」の材料になります。

私たちは、その「家(人生)」に一生住み続けなければいけません。
粗悪な材料で作れば、粗悪な「家(人生)」しか建てられません。

そう考えれば、
「今日一日をしっかり生きること」
「今日一日をしっかり頑張ること」が、
どれだけ大切なことか、身に沁みます。

「今日一日くらいサボっても・・・」

つい、そんな誘惑に負けそうになる時って、誰でもありますよね。
(もちろん私も、毎日がその誘惑との闘いです・・・苦笑)

そんな時はぜひ、この話を思い出してみてはいかがでしょうか。
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by sawayoshi45 | 2008-07-06 01:09 | 人生のこと | Comments(0)

当たり前に

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氷川きよしの札幌コンサート。
義母にとっては、年に1度のお楽しみ。
これでまた1年、頑張れるそうな。
明日も行くらしい・・・。



「自分は個性的で、ユーモアのセンスがある」

自分でそう言っている人の中に、
本当に個性的でユーモアのセンスを持っている人はいないと言います。

本当に個性的でユーモアのセンスを持っている人は、
自分がそうであることにすら気づいていないもの。

自分が普段「当たり前に」やっていることが、
世間の人からは、なぜか「個性的で面白い」と言われてしまう。
まあ、そんなところではないでしょうか。

勉強についても、同じことが言えると思います。

「自分は勉強家だ」「努力家だ」と言っている人の中に、
本当の勉強家や努力家は少ないのではないでしょうか。

本当の勉強家や努力家は、
自分が勉強家や努力家であることにすら気づいていないものです。

なぜなら、そういう人にとって、「勉強すること」「努力すること」は、
決して「特別なこと」ではなく「当たり前のこと」に過ぎないからです。

「当たり前に」やっていることを、
いちいち世間にアピールする必要なんかありませんよね。

テストが終わると、子供たちはよく言います。

「あんなに頑張ったのに・・・」と。

その気持ちはわからないでもありません。
でも、彼らの数倍も頑張っている生徒の存在を知っている私からすれば、
正直、その言葉を100%受け入れる気持ちにはなれません。

彼らにとっては、自分の頑張りが全てです。

でも、テスト前は他の生徒も同じように、
いや、それ以上に頑張っている生徒がたくさんいます。

成績の良い生徒と悪い生徒。
その差は、テスト前の頑張りで決まるわけではありません。

普段の勉強の取り組み方によって、
テスト前の数日間では到底埋めきれないほどの差が、
既についているということに気づかなければいけません。

どれだけテスト前に頑張ろうが、
普段の勉強を「当たり前に」こなしている生徒に、
絶対にかなうわけ、ありませんよね。

そう言えば、大人の中にも、
やたらと自分の忙しさをアピールしたがる人がいますよね。

本当に忙しいかどうかはわかりませんが、
そういう人ほど、普段は相当の怠け者に違いない。
私はそう睨んでおります。

本当に有能な人ほど、言葉は少なく、
「当たり前に」坦々と仕事(勉強)をこなしていくはず。

私はそういったイメージを持っていますが、いかがなもんでしょう?
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by sawayoshi45 | 2008-07-03 01:28 | 勉強のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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