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結果の出し方

結果が欲しくてたまらない。

そう思いながらも、目の前の勉強が疎かになっている生徒は、
残念ながら、いつまでも結果を出すことは出来ません。

結果を出せないからイライラが募り、
イライラが募るから落ち着きがなくなり、
ますます目の前の勉強が疎かになっていきます。

「結果の出し方」がわからず困った彼らは、
「何か特別な方法」を求め始めます。

簡単な解き方ばかりを教えてくれる塾や先生を求めます。
試験問題を毎回的中させてくれる塾や先生を求めます。
自分は努力しなくても、ラクに成績を上げてくれる塾や先生を求めます。

でも残念ながら、そういった塾や先生が見つかることはありません。
元々ないものをいくら探したところで、見つからないのは当然のことです。

一方、結果にあまり捉われることなく、
日々のやるべきことにしっかり取り組んでいる生徒は、
自然に結果がついてくるようになります。

やるべきことをやるべきときにやって、
覚えるべきことをしっかり覚えていきさえすれば、
自然に結果が出るという当たり前のことに気づきます。

「結果の出し方」を自らの体験で学んだ彼らは、
当たり前のように、日々の勉強に取り組めるようになります。


覚えて確認、覚えて確認、
忘れたらまた覚え直して確認・・・

手っ取り早く結果が欲しいという生徒や親御さんにとっては、
まったく魅力のない方法かも知れませんが、
私はこれ以外の「結果の出し方」を知りません。

でも、この魅力のない地味な方法は、どんな「特別な方法」にも勝ります。
それは、普段の教え子たちの様子を見ていれば明らかなことです。

ちょっと逆説的な言い方になりますが、
「結果を出す」ための一番の近道、
それは「結果をあまり気にしないこと」だと思います。
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by sawayoshi45 | 2010-09-30 00:02 | 勉強のこと | Comments(0)

急かさない

ゆっくり時間をかけて根気よく教えていけば、
そのうち出来るようになったはずのものも、
周りが「早く早く!」と急かすから、
子供は集中力を失い、いつまでも出来なくなります。

1年かけてじっくり基礎力を養っていけば、
そのうち平均点にたどり着いたはずのものも、
周りがほんの数ヶ月で70点、80点を要求するから、
子供は自信を失い、いつまでも20点、30点をさまようことになります。

以前の記事でも書きましたが、
子供の脳の成長速度には、かなりの個人差があります。
ただ、個人差はあっても、
どの子の脳も成長していることだけは確かです。

「今出来ないこと」は「一生出来ないこと」ではありません。
急かさないで、じっくり取り組んでいけば、
半年後、1年後には出来るようになっているものもあるはずです。

「いつか出来るようになったこと」も、周りが急かすことによって、
「一生出来ないこと」に変わってしまいます。
それは、その子の可能性を私たちが潰しているということになります。

そんな危険を冒してまで、
今すぐその子に高得点を取らせる必要はあるんでしょうか?

子供が勉強できなくなるのは、
何も子供ばかりに問題があるわけではありません。

その周りにいる人たちの影響はかなり大きいはずです。

「早く早く!」と急かすのは簡単です。
でも、それで子供ができるようになるわけではありません。
というか、むしろ逆効果だと思います。

子供が勉強に取り組むには「忍耐力」が必要です。
でもそれは、子供に限ったことではありません。

子供の可能性を信じて、どれだけ我慢強く見守ることができるか、
私たち大人の「忍耐力」も試されているのだと思います。
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by sawayoshi45 | 2010-09-21 01:09 | 教育のこと | Comments(0)

自学力

小学生のうちに「自学力」をしっかり身につけてしまった子は、
中学校に行っても高校に行っても、
勉強でそれほど苦労することはありません。

一時的に気が緩んで、少し成績を落とすことはあるかもしれませんが、
そのうち自分で這い上がってくることが出来ます。

小学生のうちに塾任せの受け身の勉強を身につけてしまった子は、
中学校に行っても高校に行っても、
毎日塾通いをしないと、成績を保てなくなります。

毎日塾通いを強いられ、多大な時間とお金を塾に注ぎ込み、
その割にはたいした結果が得られないという悲劇が待っています。

そういった悲劇を迎えてしまった生徒を、
以前はよく受け持つ機会がありました。

彼らがなぜそうなってしまったのか。

本人からよくよく話を聞くと、
やはり先に書いたような原因が浮かび上がってきます。

以前はほとんど中高生ばかりを教えていましたが、
数年前からは小学生を教える機会が増えました。
今は19人の教え子のうち7人が小学生です。

小学生を教える際に私が最も重視しているのは、
難しい問題を解かせたり高得点を取らせたりすることではありません。

一度やったものを次までにしっかり覚えるという習慣と、
自分で勉強を進めていく「自学力」を鍛えてもらっています。

この「自学力」さえ身につけさせておけば、
塾に通わずとも、ある程度の成績を維持できることは、
今の私の教え子たちが証明してくれています。

「勉強は家でするものではなく塾でするもの」
「塾の自習室ならできるけど、家では勉強できない」

最近はそういった子供たちが増えてきたと聞きます。

彼らは高校に行っても、大学に行っても、社会に出ても、
勉強は塾のお世話になるつもりなんでしょうか。

塾の先生方には申し訳ありませんが、
「勉強は塾でするものではなく自分でするもの」
といった意識付けを早めにしておくことも大事ではないかと思います。
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by sawayoshi45 | 2010-09-16 00:47 | 教育のこと | Comments(0)

自分の限界を知る

高校入学当初の私の成績は450人中420番台でした。
中学時代、田舎の学校だったとはいえ一応トップをとってきた私にとって、
それはかなりショックな出来事でした。

でもそのおかげで、「上には上がいる」ことを知り、
同時に自分が「井の中の蛙」だったことも知りました。

その後何とか奮起し、
次の試験では350番まで上がり、1年終了時は250番。
それでも、校内ではまだまだ平均以下の成績です。

2年生になってからは、
160番、さらに60番台まで上がることができました。

このままトップクラスの仲間入りかと調子に乗っていましたが、
さすがにそこからは頭打ちになり、
その後100番前後をキープした状態で卒業を迎えることになりました。

「本当にそれが限界だったのか?」
「まだまだ頑張る余地はあったんじゃないか?」

今となっては、そういった思いが全くないわけではありませんが、
当時の私にとっては、多分それが「自分の限界」だったように思います。

いくら頑張っても、自分には乗り越えられない壁の存在を初めて知りました。

でも、
「自分の限界を知る」ことによって、
相手のすごさを素直に認められるようになりました。

「自分の限界を知る」ことによって、
結果よりも過程が大切だということを知りました。

「自分の限界を知る」ことによって、
身の程知らずの自分にもならずにすみました。

「自分の限界まで頑張った」という経験を持っている人だけが、
「自分の限界を知る」ことが出来ます。

どんな結果に終わったとしても、
そういった経験は、その人にとって大きな自信になるし、
後には充実感・満足感が残ります。

「自分の限界を知らない」人たちが、
他人をけなし、出来もしない目標を掲げ、結果ばかりを求める。
そして、世の中に不満を持ちながら生きている。

私にはそんな気がしてなりません。

世の中に自分より「すごい人」はたくさんいます。
若い頃は、自分もその「すごい人」の仲間入りをしようと誰もが思います。
でも、いくら望んでも誰もが「すごい人」になれるわけではありません。

「すごい人」にはなれなくても、
自分に出来ること、自分が好きなことを精一杯やって、
それが結果的に誰かの役に立てばいい。

今までそう思って、この仕事を続けてきましたし、
これからもそういう思いで、続けていけたらと思っています。
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by sawayoshi45 | 2010-09-13 14:27 | 自分のこと | Comments(0)

大人の脳、子供の脳

ほぼ出来上がってしまった「大人の脳」とは違って、
「子供の脳」はまだまだ成長過程にあります。

「大人の脳」にとっては、ごく当たり前のことであっても、
「子供の脳」にとっては、理解できないことはたくさんあります。
それは自分の子供時代のことを考えれば、誰でもわかることですよね。

我が子が取ってくる点数で激怒する親御さんがいる。
そういった話をたまに聞くことがありますが、
それは「大人の脳」と「子供の脳」の違いを理解していないから。

私からすれば、そういった親御さんのほうが、
子供以上に「不勉強」と言わざるを得ません。

良い点数を取り続けることがどれだけ大変なことか、
自らの体験からよく知っている親御さんなら、
決してそうはならないはずですから。

勉強のやり方、取り組み方で子供に注意するのはいいですが、
テストの結果だけで子供を叱るのは、絶対にやってはいけないこと。

「どうしてこんなのも出来なかったの?」

その言葉で、劣等感を募らせる子供は多いですが、
その言葉で、やる気になる子は皆無だと思います。

それは、「自分が言う立場ではなく言われる立場だったら・・・」
と考えれば明らかですよね。

私自身もよく経験してきましたが、
その時はどうしてもわからなかったものが、
後になって、自然にわかるようになることってよくあることです。

それは努力とかやる気とかの問題だけではなく、
脳の成長が、ようやくそのレベルに追いついてきた。
そんな感じではないかと思います。

特に子供の間は、脳の成長速度にものすごく個人差があります。

百メートルを最初から13秒で走れる子と、
どうしても20秒かかってしまう子。

どうしても20秒かかってしまうのは、
その子にやる気がないからでしょうか?
その子の努力が足りないからでしょうか?

「今わかるかわからないか」「今出来るか出来ないか」、
そういったことばかりを気にするあまり、
子供から勉強に対する興味を奪っていないでしょうか?
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by sawayoshi45 | 2010-09-08 15:14 | 教育のこと | Comments(0)

根を張る時期と伸びる時期

お父さんがどれだけ仕事を頑張ったとしても、
必ずしも会社の業績が右肩上がりに伸び続けるとは限りません。

それと同様、子どもがどれだけ頑張って勉強しても、
必ずしも成績が右肩上がりに上昇し続けるとは限りません。

自分で一生懸命勉強したことのある方であれば、
きっと誰もが経験しているのではないかと思うのですが、
自分ではそれなりに頑張っているつもりでも、
なかなか思うように結果が出せない「停滞期」というのが訪れます。
もちろん私にもありました。

そんなとき周囲の人たちは、

「やり方が悪いんじゃないの?」
「やっているフリして、本当はサボっているんじゃないの?」

と好き勝手なことを言ってきます。

でも、それで一番苦しんでいるのは当の本人。
自分が本当に苦しんでいる時に、そんなことを言われて、
やる気を持続できる子どもは、果たしてどれだけいるでしょうか?

過去に1年近く成績が停滞した生徒がいました。
でも私から見る限り、決して力がないわけでもないし、
勉強のやり方が間違っていたわけではありません。

私は彼女に言い続けました。
「時期が来れば必ず結果は出るから、心配せずに今のやり方を続けなさい」と。

彼女はその言葉を信じて頑張ってくれ、
約1年後、今では学年トップクラスの成績を維持できるようになりました。
そういった例は、実はそんなに珍しいことではありません。

教え子で停滞期に入っている生徒がいた場合、
私は「今は根を張っている時期」といった説明をするようにしています。

植物同様、人間にも「根を張る時期」と「伸びる時期」があると思います。

「根を張る時期」は目に見える結果はなかなか出てきませんが、
「伸びる時期」のための力を蓄えている時期です。

もちろん結果については、生徒によって個人差はありますが、
やり方さえ間違っていなければ、
どんな子にも、必ず「伸びる時期」は訪れます。

「根を張る時期」に結果が出ないからといって、
簡単に諦めたり、やり方を変えたりするのは、
せっかくの「伸びる時期」を自ら遅らせることになります。
とても勿体ないことだと思います。

その場しのぎの付け焼刃の勉強を続けてきた生徒は、
学年が上がっていけば成績は下降していきます。

でも、しっかり根を張った勉強を続けてきた生徒は、
学年が上がっていくごとに頭角を表してきます。

停滞期を子ども自身がどう過ごすか。
そして停滞期に入っている子どもを周りがどう見守っていけるか。

たった1回のテストが悪かったからといって子どもを叱りつける。
これは我が子の「伸びる時期」をお母さん自ら潰していることになります。

もっと長い目で、子どもを見てあげることが大切ではないでしょうか。
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by sawayoshi45 | 2010-09-06 13:29 | 教育のこと | Comments(0)

正攻法

「何かずるい手」を使ってお金儲けをしようとする。
たしかに一時はうまくいくこともあるかもしれません。
でも、それが決して長くは続かないことは、ニュースを見れば明らかです。

同様に、「何かずるい手」を使って受験を乗り越えようとする。
たしかに運良く(?)合格してしまうこともあるかもしれません。
でも、その後の学校生活で悲惨な成績になってしまうことも明らかです。

夏休みが終わり、受験までのカウントダウンが始まりました。
中学受験まで4ヶ月、高校受験まで6ヶ月。

焦る気持ちはよくわかります。
でも、だからといって「何かずるい手」を考えようとしてはいけません。
(これは子供というよりは、親御さんへのメッセージでもあります)

解らないものをひとつひとつ解るようにしていく。
解らないものをひとつひとつ減らしていき、
解って出来るものをひとつひとつ増やしていく。

これが勉強の「正攻法」です。

今年も中学受験生と高校受験生を数人受け持っておりますが、
私は彼ら(彼女ら)を上位で合格させるつもりで指導はしておりません。

上位で合格させることよりも、
入ってから上位を狙える力をじっくり養っておくこと。
そちらに重点を置いて指導しているつもりです。

合格の喜びは「一瞬の夢」ですが、
その後の学校生活は数年続きます。

成績の悪い状態が続く学校生活は、
決して楽しいものにはなりませんよね。

その後の学校生活を楽しく送ってもらうためにも、
「何かずるい手」を使って合格させるのではなく、
「正攻法」の勉強の仕方をしっかり身につけさせておくことが、
今の私の仕事だと思っています。
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by sawayoshi45 | 2010-09-02 23:31 | 家庭教師のこと | Comments(0)

試験対策

ある程度のレベルに達している生徒に対しては、
テストが近づいても「試験対策」なるものはほとんど行っていません。

試験があろうがなかろうが、
いつも通りのペースで授業を進め、
いつも通りの課題を与えるようにしています。

「学校の宿題で忙しかったから・・・」
「試験勉強で忙しかったから・・・」

彼ら(彼女ら)はそんな言い訳を一切することなく、
当たり前のように私の課題をこなし、
当たり前のように試験でも高得点を取ってきます。

まだまだ数は少ないですが、
そういった子をひとりでも多く育てたいというのが、
私の指導目標のひとつです。

仮に今、学校の試験で8割、9割の点数を取っていたとしても、
こちらが「試験対策」をしてあげなければ取れないようであれば、
それは本当の実力とは言えません。

そういった勉強の仕方は、
学年が上がっていけば、どこかで行き詰まります。

こちらが何も言わなくても、自分で「試験対策」を進められる。
そんな状態になって、
初めて実力が身についたと言えるのではないかと思います。

「ウチの子は言わないとやらないから・・・」

そう言って、今までうるさく言い続けてきた結果、
言ってもやらない子を育てていると言えないでしょうか。

「ウチの子はひとりでは何も出来ないから・・・」

そう言って、手取り足取り何でもしてあげた結果、
「試験対策」すらひとりで出来ない子を育てていると言えないでしょうか。

「試験対策は何をしたらいいんですか?」
「過去問はやってくれないんですか?」
「これはテストに出るんですか?」

そんなことを言っているうちはまだまだ。

そういった子どもたちにとって本当に必要なのは、
「試験対策」よりも「自学力」ではないかと思います。
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by sawayoshi45 | 2010-09-01 00:08 | 教育のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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