二極分化の時代

最近もっとも元気のある商売といえば、「高級店」か「激安店」ではないでしょうか。
富裕層の方たちは「高級店」へ、一般庶民の方たちは「激安店」へ、
まさに「二極分化の時代」です。

「適正価格」で売っている「町のお店屋さん」は、どんどん衰退しているようです。
私の家の近くにも、個人商店が集まるいわゆる「商店街」のようなものがありますが、
最近ではその多くの個人商店が撤退してしまい、
その跡地に大きいマンションなどが建つという、寂しい風景に変わりつつあります。

まあ、こんなことを書いている私も、いざ「モノ」を買うということになると、
なるべく「安いお店」を探してしまうところが情けない話ですが・・・。

テレビや雑誌をみると、「勝ち組」「負け組」という言葉が飛び交っています。
何を基準に分けているのかと思い、よく調べてみると、やはり「お金」のようですね。
この基準で分けられる限り、今の私は文句なく「負け組」に入ります。

でも人間の価値って、そんな単純なものではないですよね。
それにどんな人でも、人生の「浮き沈み」は必ずあるはずです。
ほんの一面だけを見て、人を「勝ち組」「負け組」に分ける発想って、どうなんでしょう?

いくら「お金」を持っていても、何かに追われて心が落ち着かない人がいます。
「お金」や「モノ」だけで、人を操ろうとする人たちがいます。

その一方で、「お金」「地位」「名誉」といったものをまったく持っていなくても、
近所の人たちと仲良く、平和に暮らしている人たちがいます。

あえて二つに分けるとすれば、私なら後者のほうが「勝ち組」に見えるんですが・・・、
これも「負け組の遠吠え」ってことになってしまうんでしょうかね。

そして恐ろしいことに、この「二極分化現象」が「教育の世界」でも起こりつつあります。
いや、もう起こっているといっても過言ではないでしょう。

子供の数は減っているのに、中学受験者の数は増えています。
みなさんご存知のように、中学受験は学校の勉強だけでは足りません。
受験者のほとんどは、塾に通ったり家庭教師をつけることになります。
塾や家庭教師にかかる費用は、庶民の感覚では決して安くありません。
結果、ある程度経済的余裕のある家庭の子供だけが、受験できるということになります。

中学受験を否定するつもりはありませんが、
最近は「高学歴」までも「お金」で買う時代なのかと思うと、
ちょっと腑に落ちないところがあります。

と言っても、私も「受験」を商売にしている人間のひとりです。
あまりエラそうなことを言える立場ではありません。
「お金」の有無に関わらず、もっと、いろんな立場の子供たちを集めて、
「サービス」を提供していきたいとは思っているのですが、
私も生活がかかっている以上、なかなかうまい案が見つかりません。
誰か、いい方法があれば、教えてください。

そういえば先日、見事、中学受験に合格した女の子2人が、
テレビのインタビューに答えているのを見ました。
「私たちは勝ち組です!!」と彼女らは誇らしげに言い放ちました。

まあ、子供の言うことにいちいち反応するのも野暮というものですが、
まだ12歳の子供に、こんなことを言わせる世の中に、不安を抱くのは私だけでしょうか?
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# by sawayoshi45 | 2006-02-06 00:37 | 世間のこと | Comments(4)

100%理論

世界一受けたい授業」という番組で、
ヤンキースの松井秀喜選手が、特別授業をやっていました。

彼が提唱したのは、ズバリ「100%理論」。

70%でもダメ、120%でもダメ。
あくまで、「100%」が大切だとか。

といっても、「完璧主義」でなければいけないということではありません。

まあ、簡単に言えば、
「自分に出来ること」と「自分に出来ないこと」を明らかにして、
「自分に出来ること」で100%の力を発揮することが大事ということです。

自分の力を過信し、
120%の力を出そうとしても、無理が生じるということですね。

「諦める」という言葉があります。
通常は、あまりいい意味で使われることはありませんよね。
一般には、「諦めない」ことがいいこととされてるようです。

でもこの言葉、仏教の世界では「明らめる」と書いて、
実はいい意味で使われるそうです。
つまり、自分の力を「明らかにする」という意味だそうです。

松井選手の授業を聞いて、ふと、このことを思い出しました。
「自分に出来ること」と「自分に出来ないこと」を明らかにする。
まさに「明らめる」ということですね。

なるほど、私も「今の自分に出来ること」を明らかにし、
「100%の力を出せる努力をしなければいけないな」
と改めて思いました。

授業の最後に、脳科学者の茂木健一郎先生がおっしゃっていました。
天才とは、努力の仕方を知っている人」だそうです。
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# by sawayoshi45 | 2006-02-05 00:00 | 人生のこと | Comments(2)

教えない教育

「教えること」を生業にしている私ですが、
実は、普段はなるべく「教えないこと」を心がけています。

もちろん、私が勉強において最も大切だと思っている、
「概念」の部分は、徹底的に教えます。
これだけは、絶対定着させるようにしています。

でも、ひとつひとつの問題に対して、
1から10まで、「解き方」を手取り足取り「教える」ことはありません。
ヒントを与えたり、「一緒に考えよう!」ということは、よくありますが・・・。

さすがに受験生やテスト前の生徒に対しては、時間的な問題もあり、
現実は、なかなかゆっくりはしていられません。
でも、あくまで私にとっての「理想の教育」は、「教えない教育」だと思っています

「わからないことは、何でも先生に聞きなさい!」という先生がいますが、
私は、あまり賛成できません。
「わからないことは誰かに聞けばいい!」という考え方、
何だか軽い感じがして、好きになれないんです。
そのような生徒は、何度教えても、だいたい同じ間違いを繰り返してくれます。
「考え」が足りないからだと思います。
せっかくの「考える機会」を子供たちから奪うのは、非常にもったいない話です。

「わからないことは、考えなさい! 考えてもわからないことは、調べなさい!
調べてもわからなければ、聞きなさい!」

私は、このように子供たちに話すよう心がけています。

ですから、私のやり方には「即効性」はありません。
ごくたまに、1か月か2か月で結果を出してくる生徒もいるにはいますが、
そういった生徒は、もともとある程度の力があった生徒だと思います。

仮に中1からお子さんをお預かりした場合、私は3年というスパンでものを考えます。
3年後の受験までに、その子が「ホンモノの学力」をつけてくれればいいと思って教えます。
「ホンモノの学力」は、一朝一夕で身につくものではありません。
「ニセモノの学力」なら、簡単につくかも知れませんが、簡単になくなります。
「ホンモノの学力」をつけるためには、やはりある程度の時間がかかると思います。

最初の1年は停滞するかもしれません。
場合によっては、2年間、停滞してしまうかも知れません。
でも、3年目で開いた花は、きっとその子の生き方に大きな影響を及ぼしてくれます。
私はそう信じて、これからも「教えない授業」をやっていこうと思っています。

以上、今日は「売れない(?)家庭教師」のちょっとした宣伝でした。
こんなんだから、なかなか売れないのかな~?
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# by sawayoshi45 | 2006-02-04 00:10 | 勉強のこと | Comments(6)

「当たり前」のことを「当たり前」に

私の授業のスタイルは、「当たり前のことを当たり前に教える」ことです。
「サワダメソッド」だとか「サワダ式」なるようなものは、まったく持ち合わせておりません。
「よくそれで務まるよな」と思われそうですが、これが不思議と何とかなるものなんです。
勉強とは「特別なこと」をすることではなく、
「当たり前」のことを「当たり前」にやりさえすれば、出来るようになる

というのが私の考えです。

私自身、子供のころ、塾や家庭教師のお世話になったことは一度もありません。
私の「先生」は、「学校の授業」と「教科書」と「問題集」だけでした。
大人になって、数年間、塾に勤めたことはありますが、
その塾では、わりと自由にやらせてもらっていたので、ほとんどが「自己流」です。
今でも、たまに本などを参考にすることはありますが、
私の教え方は、あくまで「教科書どおり」の教え方だと思っています。

でも、こんなことを書くと、手前味噌になりますが、
こんな私の教え方を、「わかりやすい」「おもしろい」と評価してくれる生徒がいます。
私にしてみれば、「特別なこと」をしている意識はないので、とても不思議なことです。
逆に言えば、
それだけ「当たり前」に教えてくれる先生が、少なくなったということでしょうか?

勉強に限らず、教育、人生・・・、すべてにおいて、
「当たり前」のことを「当たり前」にやることが、一番大切なことではないか
と私は思っています。

「目先の利益(結果)」にばかりとらわれて、
「当たり前」のことを「当たり前」に出来ない人間、
大人も子供も、最近多くなってきているような気がするのは、私だけでしょうか?

以上、今日は「売れない(?)家庭教師」のちょっとした自慢話ということで。
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# by sawayoshi45 | 2006-02-03 00:23 | 勉強のこと | Comments(3)

学校成績保証制度?

北海道では最大手のひとつである某学習塾が、とんでもない方針を打ち出してきました。
チラシを見てビックリ!
なんと「学校成績保証制度」だとか。
具体的な内容は次のとおり。

入塾後2学期以内の学校の中間・期末テストで
・60点以下で入塾した場合→1科目で+20点以上を保証します。
・60点以上で入塾した場合→その科目が80点以上を保証します。

もし上記の基準をクリア出来ない場合は、
3学期の対象科目の授業料を全額免除し、
1学期間無料で「とことん」指導させていただきます。


塾としては「苦肉の策」だったんでしょうかね。

さて、なぜ私がこれを「とんでもない」と思ったか、
今思いつく限りで、理由を述べさせていただきます。

理由①
学校のテストというのは、その学校の先生がつくるものであり、
先生や、その時々によって、難易度が変化するはずです。
また、1回や2回の点数の上下だけで、
本当に実力がついたかどうかを判断するのは、非常に難しいと思います。
見かけの点数が上がらなかったとしても、力がついている場合もあれば、
逆に、力がついていないのに、たまたま点数が上がる場合も十分あり得ます。

理由②
講師の立場から考えてみます。
「どんな子でも、成績を上げる自身がある!」と断言できる講師は別として、
まず普通の講師なら、かなりのプレッシャーを感じてしまうのではないでしょうか?
せっかく子供たちといい関係が築けたとしても、
この制度のために、その関係が台無しになってしまうことも考えられます。
また、授業を通して、講師の「ストレス」が、
子供たちへの「ストレス」になってしまうこともあり得ますよね。

そういえばこの塾、求人広告でしょっちゅう講師の募集をしています。
それだけ「選別が厳しい」ということなのかも知れませんが、
今回の件で、何となくその理由がわかったような気がします。

理由③
親御さんの立場から考えてみます。
このチラシを見て、入塾を決めた親御さんであれば、
当然、その「結果」に期待しないわけがありません。
次のテストに対する子供への期待は、並々ならぬものになるでしょう。
その「過剰な期待」が、お子さんに伝わらないわけがありません。
当然、子供は相当な「ストレス」を抱えてしまうことが予想できます。

お金はもどってきても、
それ以上に失うものが大きくなる場合も考えられます。

理由④
最後に子供の立場から考えてみます。
理由②と理由③から、子供が、親や講師から受ける「プレッシャー」、
相当なものになるのではないでしょうか。
せっかく大好きな先生といい関係が築けても、
「自分がもし失敗したら、先生はクビになるかも知れない・・・」と思うと、
落ち着いて勉強に集中できなくなることも考えられます。

こう考えてくると、
結局、一番の「犠牲者」は「子供」ということにならないでしょうか?

お金をいただいて指導する以上、
「とことん結果にこだわる」という気持ちはよくわかります。

でも、「学力」には、
「目に見える学力」と「目に見えない学力」があることも忘れてはいけないと思います。
「目に見える学力」と「目に見えない学力」は必ずしも比例するとは限りません。
場合によっては、反比例する場合もあり得ます。


「点数を上げるためには、何でもする」という考え方、
「お金を儲けるためには、何でもする」といった、
最近、世間をにぎわせている方たちと、
あまり大差がないように感じるのは、私だけでしょうか?

以上、「成績が上がらなければお金は返します!」といった約束をしたら、
まず間違いなく破産することが予想される、「売れない(?)家庭教師」のたわ言でした。
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# by sawayoshi45 | 2006-02-02 00:29 | 家庭教師のこと | Comments(2)

今日から2月です。

今日から2月です。
1月はおかげさまで、皆勤賞(?)、毎日更新を果たすことが出来ました。
別に、毎日更新を自分に義務づけているわけではありませんが、
読んでくださる方が増えたこと、また、コメントやメールをくださる方のおかげで、
書き続けることが出来ました。

本当にありがとうございます。
これからも、出来る限り、書き続けていくつもりですので、よろしくお願い致します。

ところで2月といえば・・・・・、
やはり受験シーズンということになりますでしょうか。
首都圏では、中学受験が過熱しているようですね。
子供の数は減っているのに、中学受験者は年々増加の傾向にあるそうです。

「中学受験」を否定するつもりも肯定するつもりもありませんが、
受験に向けて今まで必死に頑張ってきた子供たちが、
受験後、いわゆる「燃え尽き症候群」にならないことを祈るばかりです。

幸か不幸か、北海道の中学受験はというと、まだそこまでの状態ではありません。
私の出る幕もほとんどありません。
というより、私にはそこまでの力がないので、
お呼びがかからないだけなのかも知れません。
ですから、私の場合はわりとのんびりやらせて頂いております。

といっても、高校受験を控えている生徒はいます。
教えている以上、やはり合格して欲しいと思っています。
中学受験ほどの過熱さはありませんが、
受験生には、最後の追い込み、頑張ってほしいですね。

ちなみに、私の受け持っている生徒のには、
「燃え尽き症候群」になる心配のある子は、いなそうです。

「最後の追い込み、頑張れよ!」と書いた私の年賀状のメッセージに対して、
「ひと息つくのも大切!」と返してくる生徒がいたぐらいですから・・・。
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# by sawayoshi45 | 2006-02-01 00:53 | 自分のこと | Comments(2)

お金がすべて

「ヒューザーの小嶋社長」「ライブドアの堀江元社長」、そして「東横インの西田社長」、
今、世間を最も騒がせている人と言えば、この3人といってもいいでしょう。
この3人の共通点と言えば、やはり

「お金がすべて」といった考え方、
つまり「拝金主義者」といったところではないでしょうか。

もちろん、私だってお金は欲しいですよ。
お金はあるに越したことはないと思っています。
でも、人を騙したり、不正を行ってまで、ということになると、
普通の人なら、多少「ブレーキ」をかけられるはずです。
それが「倫理観」といったものですよね。

では、なぜ今、この「倫理観」というものが、失われてきたのでしょうか?

最近のテレビ番組などを見ていると、
「年商何十億」といった社長や芸能人の方々の
「贅沢な暮らしぶり」をレポートする番組がやたらと多いような気がします。
「セレブ」だとか「ヒルズ族」といっては、はやしたて、
出演者も視聴者も、みんな、それに憧れるリアクションをとります。
まあ、たしかに番組的には盛り上がるのかも知れませんけど・・・。

「夢を与えている」といえば、それまでですが、
こういった番組を見て育った子供たち、
将来大人になって、働くようになったときに、
果たして、「月20万の給料」に満足して生活できるでしょうか?

昨今、「ニート」や「フリーター」の問題がよく取り上げられています。
もちろん、みんながそうとは言いませんが、
彼らの中には、このように言っている人たちもいます。
「自分は、もっとビッグになるはずの人間だけど、
今はまだ自分に合う仕事が見つからないだけ」と。
今は「自分さがし」の時間だとか・・・。

こういった人たちが増えてきたのも、
ある意味、マスコミの責任が大きいような気がします。

もちろん、責任はマスコミだけではありません。
それ以上に、「教育」の責任も大きいのではないかと思います。
こういった人たちを育てたのは、日本の「教育」といっても過言ではないと思います。

でも最近では、こういった「責任感」、
今の日本からはうすれつつあるように思います。
なんせ、あの「ホリエモン」を育てた教師が、
逮捕後、「恩師」として平気な顔してテレビに出てくるぐらいですからね。

私だったら、「自分は何を教えてきたんだろう・・・」とさいなまれて、
とてもテレビに出ようという気にはなれないと思うのですが・・・。
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# by sawayoshi45 | 2006-01-31 00:36 | 世間のこと | Comments(2)

学力と人間性は別!

スポーツの得意な人が人間的に優れているとは限らないのと同様、
学力の高い人が必ずしも人間的に優れているとは限りません。
これはみなさんもご存知のことだと思います。

学力は学力、人間性は人間性として、わけて考えなければなりません。
当然、その評価もわけるべきではないかと思います。

なのに、子供たちの通知表(特に中学校)をみると、
なんだかそのあたりが「ゴチャマゼ」になっているような気がしてなりません。
まあ、これは学校システムの問題でしょうから、
ここで私がひとり騒いだところでどうなるものでもないのですが、
それでもやっぱり気になってしまうのです。

過去に受け持った生徒のお話です。
その子は、私からみて数学の力がとても高いように思えました。
「じっくり考える」こともでき、論理的思考力も優れていました。
学校の試験でも80点、90点台の高得点を取っていました。
学力だけでみれば、5段階で「5」とは言わないまでも、「4」の力は十分あったと思います。

ただ、ちょっと性格が大人びているというか生意気というか・・・、
先生受けはあまりよくなかったようです。
怠け者のところもあって、提出物もサボリ気味だったと思います。
そういったところが影響したんでしょう。
彼の数学の成績は、「2」と「3」を行き来するだけでした。

あまりに納得がいかず、学校に抗議に行こうかと思いましたが、
彼の学校生活に影響があるといけないと思い、そこは思いとどまりました。

でも、これってやっぱり変だと思いませんか?

数学の評価は、あくまで「数学の力」だけを評価して欲しいと思うのは、
私だけでしょうか?


たしかに、彼の素行には多少問題があったかも知れませんが、
それと「数学」の評価は別物として評価してもらいたいものです。

彼とは逆に、あまり力がなくても、
「ノートがきれい」「提出物はきちんと出す」「授業中に発言が多い」・・・といった理由で、
実力以上に評価されてしまう生徒もいます。
こういった子は、はたして自分の力を客観的に把握できているのでしょうか?

今まで多くの子供たちと接してきて、
長年、疑問に思っていることを今回書いてみました。

「学力」はあくまで「学力」としての評価、「人間性」はあくまで「人間性」としての評価

何とか学校でもこの区別、出来ないものでしょうかね。
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# by sawayoshi45 | 2006-01-30 01:57 | 教育のこと | Comments(6)

人は迷惑をかけながら生きている

「人様に迷惑をかけることだけはやめなさい!」

親が子供に向かって言う代表的な言葉です。
でもこの言葉、私は正直言って、あまり好きになれません。
この言葉、裏を返せば、

「人に迷惑さえかけなければ、何をやってもいい!」と聞こえてしまうのです。

「電車のなかで化粧をしてもいいじゃないか、だって人に迷惑かけてるわけじゃないし」。
「地べたに座っておしゃべりしてもいいじゃないか、だって人に迷惑かけてるわけじゃないし」。
「援助交際したっていいじゃないか、だって人に迷惑かけてるわけじゃないし」。

さらには、

「自殺したっていいじゃないか、だって人に迷惑かけるわけじゃないし」という人までいます。

でも、そもそも私たちは、本当に人に迷惑をかけずに生きていくことって出来るのでしょうか?

ここでちょっと、私の仕事を例にとってみます。
一応、「子供のため」「教育のため」とエラそうに大義名分を抱えてやっておりますが、
報酬を頂いている以上、
その親御さんのお財布に「迷惑をかけている」ということにもなります。

これはお医者さんでも弁護士さんでも「ボランティア」でやっているわけでない限り、
同じことが言えるのではないでしょうか。

さらに極端な話をさせていただくと、
私たちは、ただ「生きている」というだけで、
地球や自然に「迷惑をかけている」ということになるのではないでしょうか。

普段の生活で、二酸化炭素もゴミも排出していますよね。
これが「地球温暖化」の原因なわけですから、
やっぱり地球に「迷惑をかける」ということになり、
結果、地球上に住む他の人たちに「迷惑をかけて生きている」ということになりそうです。

ちょっと話が大げさになりましたが、結局何が言いたいかというと、

「人様に迷惑をかけるな!」と子供に説教するよりも、

私たちは「普段から人様に迷惑をかけながら生きている」ということを自覚し、
「いろんな人たちに支えられて生きている」ということに感謝できる気持ちをもつことこそが、
大事なのではないかということです。

「私は誰にも迷惑をかけたことはありません!」と平気で言える人ほど、
「迷惑な人」が多いように感じる今日この頃でございます。
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# by sawayoshi45 | 2006-01-29 00:55 | 人生のこと | Comments(0)

悪いモノは魅力的?

「ホリエモン」の次は、「一夫多妻男が世間をにぎわせております。
いやはや、世の中いろんな人がいるものです。

詳しいことはよくわかりませんが、
何だか「催眠術」を使って女の人をあやつっていたそうで・・・。
「催眠術」って恐ろしいものですね。
いいほうに使えば、とても役に立つものなんでしょうけど・・・。

私も「催眠術」を使って、
「どんな子でも、勉強を大好きにさせる」ことが出来れば、
これほどラクなことはないんですが・・・。
まあ、はっきり言って私のような凡人には無理でしょうし、興味もありません。

それにしても、この「一夫多妻男」にしても、
かつての「オウム真理教の教祖様」にしても、
良い悪いは別として、これだけの人をひきつけてしまうということは、
よっぽど「オーラ」が強いということになるんでしょうか。

傍からみれば理解に苦しむところですが、
きっと当事者にとっては、とても「魅力的な人」ということになるんでしょうね。
もしかしたら、こういう人が目の前に現れれば、私もひっかかってしまうのかも知れません。
こういう人には近づかないに限ります。

といっても、私のところになんて、向こうが近づいてこないでしょうけど。
何の得もありませんから・・・。

そういえば以前、「オーラの泉」で美輪明宏さんがおっしゃっていました。
「悪いモノは魅力的」だそうです。

う~ん、確かにそういわれて見ればそのような気がしますね。
食べ物ひとつとっても、「コーラ」「カップラーメン」「ハンバーガー」・・・・・などなど、
私のような庶民が「魅力」を感じるモノって、
あまり体には良くないモノが多いような気がします。

子供が、「不良」や「暴走族」といったモノに「魅力」を感じてしまうのもそうでしょう。
最近では、「自殺」にまで「魅力」を感じてしまう人もいるそうで・・・。
こう考えると、何だか恐ろしくなってきます。

一方、「良いモノ」って最初はなかなか認められないものが多いような気がします。
「大器晩成」という言葉も、そういったところからくるのかも知れません。
「悪いウワサ」はあっという間に広がりますが、
「良いウワサ」が広まるには時間がかかります。
そのことに耐えられずに、途中で悪い方向に行ってしまう人もいるようです。
「ホリエモン」もそのひとりといっても、いいのではないでしょうか。

さて、こう考えてくると、

「魅力的なモノ」に対しては、
私たちは多少「ブレーキ」をかけることを覚えなければならないと思います。
世間で「これは良い!」と言われているモノには、
それが本当に「良いモノ」かどうかを見極める目をもつことが必要ではないでしょうか。


自分の身を守るためにも、ぜひ子供たちにも伝えておきたいことだと思います。

ん? ということは、私のブログが人気がないのは、
少なくとも「悪いモノ」ではないと受け取っていいのかな? 
と思ってちょっと安心していたところに妻からのひとこと。
「相手にされてないだけじゃないの?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おやすみなさい。
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# by sawayoshi45 | 2006-01-28 01:40 | 世間のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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