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何をしていいのかわからない

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高校受験生のみなさん、
私立入試、お疲れ様です。
公立入試まであと2週間!
気を抜かずに最後まで頑張りましょ!



毎日のように塾から大量の課題を与えてもらい、
それをこなすことを勉強だと思っていた子供たちが、
いざ自分でやらなければならない局面に立たされると、

「何をしていいのかわからない」。

そういった子供たちが、ここ最近増えてきたような気がします。

そのせいか、私も子供たちに対して、
「少しは自分で考えなさい!」
「そのくらい自分で決めなさい!」
と発する機会が増えてきました。

自分のやるべきことを自分で決められない。

言葉は悪いですが、
「塾に飼い馴らされた子供たち」といったところでしょうか。

テストが近づけば、テスト対策を手取り足取り、
模試が近づけば、模試対策を手取り足取り、
そして受験が近づけば、受験対策を手取り足取り・・・、

中には、テスト前になると朝から晩まで、いや深夜まで、
生徒を拘束して勉強させてくれる、とても親切(?)な塾もあるとかないとか。

今までは塾の指示通りにやっていれば、優等生でいられました。
自分でやるべきことを考える必要もありませんでした。
手取り足取り、勉強面の全てを塾が管理してくれていたからです。

そんな子供たちがいざ塾から離れたときに、
「何をしていいのか分からない」といった状態に陥る。
ある意味、当然のことかも知れません。

塾に通っている間は、表面上ある程度の成績を保てても、
自立心はまったく育っていなかったということですね。

私たちは子供の成績を伸ばすために、いろんな手を考えます。
子供のために「良かれ」と思って、あらゆる手を尽くします。

でも、そうやって尽くした手が、
本当に子供たちのためになっているのか、
それとも、ただ単に自己満足のためなのか、

自分のやっていることに常に疑問を抱く心も、
持ち合わせていなければならないと思います。

物事には必ずプラスマイナス両面があります。
一見プラスに見えるものであっても、
そこには必ずマイナス面もあることを忘れてはいけないと思います。

与えられた大量の課題をただこなすだけの勉強は、
得られるものよりも失うもののほうが多いのではないか、
そんな気がしてなりません。
# by sawayoshi45 | 2008-02-20 00:49 | 家庭教師のこと

捨ててもいい問題、捨ててはいけない問題

捨ててもいい問題、捨ててはいけない問題_f0015391_175652.jpg
寒い日が続きます。
風邪を引いている子もチラホラ。
特に受験生の生徒は、
体調には十分気をつけましょう!



どれだけ一生懸命勉強しても、
受験本番で満点を取るのは難しいものです。

というか、満点を取る必要はありません。
受験は満点を取らなければ、合格できないわけではありません。
自分が受験する学校の合格点に届けばいいだけのことです。

トップで入ってもビリで入っても、合格は合格。
その後のことは、入ってからの勝負です。

で、そう考えたときに必要になってくるのは、
「捨ててもいい問題」と「捨ててはいけない問題」の判断です。

どんなテストでも安定した成績を残せる生徒は、この判断能力に優れています。
「捨ててもいい問題」で余計な時間を割くことはせず、
「捨ててはいけない問題」では確実に得点してきます。

逆に、なかなか成績の安定しない生徒は、
「捨ててもいい問題」に余計な時間を使って、
「捨ててはいけない問題」でミスを連発したり時間切れになったり・・・。

そんな感じではないでしょうか。

「勉強する」という行為は、
もちろん点数を取るためであることは言うまでもありませんが、
もうひとつ、大きな目的があると私は思っています。

それは、自分の実力を客観的に把握できるようになるということです。

勉強すれば、
自分の得意なところ、不得意なところがはっきり分かってきます。

もちろん全部出来るに越したことはありませんが、
普通の生徒は、そういうわけにもいきませんよね。

多くの生徒にとっては、
「出来る問題」と「どうしても出来ない問題」というのが存在します。
これは私も同じです。

でも、それが分かるだけでも勉強した意味があるというもの。

本番では、「どうしても出来ない問題」はさっさと捨てて、
「出来る問題」でしっかり得点していけばいいだけのことですからね。

一方、普段あまり勉強していない生徒は、
「出来る問題」と「出来ない問題」の区別もつきません。

結果、「捨ててもいい問題」で無駄に労力を使い切ってしまい、
「捨ててはいけない問題」でミスをするということになります。

受験本番で一番恐いのは、ケアレスミスと時間配分のミス。

それを防ぐためにも、
「捨ててもいい問題」と「捨ててはいけない問題」の判断が重要。
そして、その判断能力を身につけるためには、
結局のところ、普段の勉強が必要だということですね。

う~ん、それにしても私の教え子たち、
「捨ててはいけない問題」を「捨ててもいい問題」と勝手に判断して、
さっさと諦めてしまう子が多いのは、どうしてでしょう?
やはり教えている人間に似てしまうということでしょうか?
# by sawayoshi45 | 2008-02-16 01:11 | 勉強のこと

基本問題、応用問題

基本問題、応用問題_f0015391_0241999.jpg
今週から私立高校の入試がスタート。
高校受験生はいよいよ本番ですね。
しっかり食べてしっかり寝てしっかり勉強して・・・、
健闘を祈ってます!



基本問題は、簡単な問題。
応用問題は、難しい問題。

きっと多くの方は、このようなイメージを持っているのではないかと思います。
私も学生の頃は、同じように思っていました。

でも今は、子供たちに次のように言っています。

基本問題は、基本がわかっているかどうかを確かめる問題。
応用問題は、基本を使いこなせるかどうかを確かめる問題。
と。

「簡単だ」とか「難しい」といった判断基準ではなく、
「全ては基本に通じている」ということ強く意識するだけでも、
見える景色はずいぶんと変わってくると思うからです。

大工さんの仕事に例えると、
基本問題とは、ノコギリやカンナの使い方を覚えること。
応用問題とは、その道具を使って実際に家を建てること。
まあ、そんな感じでしょうか。

ときどき基本問題を飛ばして、
応用問題ばかりをやろうとする生徒がいます。

彼らの言い分は、
「どうせテストには出ないから・・・」

基本をしっかり分かったうえで取り組んでいるのなら問題ありませんが、
残念ながら私の見る限りでは、そういった生徒ほど、
基本が疎かになっているケースが多いような気がします。

ノコギリやカンナの使い方も分からない人が、
無理やり大きな家を建てようとしている。
私にはそんな印象を受けます。

そんな家に誰も住みたくはありませんよね。(笑)

基本が出来ていなければ、応用問題は解けるようになりません。
逆に言えば、
応用問題が解けないということは、基本が出来ていないということでもあります。

どんなに難しく見える応用問題も、一つ一つひも解いてみれば、
そのほとんどは基本の組み合わせでしかありません。
まずはそのことに気づくことが大切だと思います。

私の教え子たちの中でも、順調に成績を伸ばしてきた生徒は、
ひとりの例外もなく、基本をしっかり身に付けた生徒たちです。

勉強に特別なノウハウやテクニックは必要ありません。
覚えるべきことをしっかり覚えさえすれば、
自然に点数は取れるようになります。

テストに出るか出ないか、そんなことを気にするよりも、
まずは基本をしっかり体に覚えこませること。

それが学力向上への第一歩だと思います。
# by sawayoshi45 | 2008-02-12 00:33 | 勉強のこと

さっぽろ雪まつり

今回はさっぽろ雪まつりの雪像をちょっとだけ紹介しま~す。(←ネタつなぎ)
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こっから下は、すすきの氷まつりの氷像です。
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# by sawayoshi45 | 2008-02-09 23:09 | どうでもいいこと

ラクになんかならない!

ラクになんかならない!_f0015391_074951.jpg
札幌では雪まつりが始まりました。
暇人(?)の妻が行ってきたところ、
今年はこんなのを見つけたそうな。
でも、そんなの関係ね~♪





合格するまではものすごく頑張っていたのに、
合格した途端に一気にやる気を失ってしまう。

いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれる生徒たちですが、
私立中学や進学校には必ず何人か存在するようです。
私も今まで何人かそういった生徒たちに出会ってきました。

彼らの話を聴いていると、ある共通点が浮かび上がってきます。
それは、「今さえ頑張ればラクになる」
そう信じて、受験勉強に励んできたということです。
中には、親や塾の先生にそう言われ続けてきたという生徒もいます。

でも残念ながら、
「今さえ頑張ればラクになる」というのは幻想に過ぎません。

合格気分で浮かれていられるのもほんの数ヶ月。
多くの子供たちは、ラクになるどころか、
むしろ今まで以上に厳しい現実とぶつかることになります。

クラスメイトはみな自分と同等か自分以上の学力の持ち主。
その中である程度の成績を保っていくためには、
今まで以上の努力が必要であることは言うまでもないこと。

考えてみれば、当たり前のことですが、
「今さえ頑張ればラクになる」
と信じてきた子供たちがその現実を受け入れるには、
それなりの時間がかかるようです。

上を目指して頑張ることは、とても価値のあることだと思います。

でもそれは、決してラクになるためのものではありません。
厳しい環境に身を置いて、さらなる困難に立ち向かうためです。
その覚悟がなければ、上を目指すべきではありません。

ひとつのハードルを乗り越えれば、さらに高いハードルが迫ってきます。
そのハードルは学校を卒業した後も、一生付きまといます。

学校も仕事も、上に行けば行くほど、
乗り越えなければならないハードルは高くなります。

受験というたったひとつのハードルを乗り越えたぐらいで、
ラクが出来るなんて思ってはいけません。

「今さえ頑張ればラクになる」

こういった安易な言葉がけは、
子供を一時的にやる気にさせるには手っ取り早い方法かもしれませんが、
後で必ずツケが回ってくることを覚悟しなければいけませんね。
# by sawayoshi45 | 2008-02-08 00:22 | 教育のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

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