「暗記が苦手」という前に
発展途上国の子供たちのために、
100ドルパソコンというのが出来たそうな。
でも、
「途上国の子供たちに本当に必要なのは、パソコンなのかな?」
と、ちょっと思ってしまったサワダです。
多分みなさんも同じような経験があるかと思いますが、
古文や英語の授業で、教科書の文章を丸暗記して、
先生やクラスメイトの前で暗唱させられたこと、ありましたよね。
私はあれがひときわ苦手な子供でした。
数学のように理屈で考えて、「あぁ、わかった!」となる場合はいいのですが、
とにかく「暗記する」という作業は、他の人よりかなり遅かったほうだと思います。
ですから、その頃の私は、「暗記が苦手=自分は頭が悪い」と勝手に思い込んでいました。
子供によっては、こういったことで劣等感を持ってしまう子供も多いようですが、
少なくとも私にとっては、このことが逆に幸いしました。
単純な思考の持ち主である私は、
「自分は頭が悪いから、人の何倍も勉強しなければ人並にはなれない」と考えました。
他の人が5回で覚えるなら自分は10回やればいい。
10回で覚えられなければ、20回やればいい。
ただ、それだけのこと。
そう思って勉強しているうちに、成績も上がり、
それまでの「苦手意識」が自然に消えていったような気がします。
今まで教えてきた生徒の中にも、「自分は暗記が苦手」と言う子がけっこう多いです。
「なかなか覚えられないんだけど、どうしたらいいんでしょう?」と聞いてくる子もいます。
みんながそうだとは言いませんが、そういった子によく話を聞いてみると、
実は、それほどやっていないケースが多いです。
2回か3回教科書を読んでみたけど、なかなか覚えられない、
だから自分は「暗記が苦手」というわけです。
私に言わせれば、それだけで覚えられる人のほうが不思議でなりません。
2、3回素振りをしたから、野球がうまくなるわけではありません。
2、3回ボールを蹴ったから、サッカーがうまくなるわけではありません。
「暗記のコツ」は覚えるまでやる。
ただ、それだけのことです。
もちろん、「ただ覚える」よりは、「意味を知ったうえで覚える」ほうが、
覚えやすくなるのは、今さら言うまでもないことですよね。
そして、ある程度の「知識のつながり」が出来あがってくると、
どんどん覚えやすくなってくるし、忘れにくくなってくる。
最終的には、「暗記」は「暗記」ではなく、「当たり前」のことに感じてくる。
経験のある方には、きっとわかってもらえるんじゃないかと思います。
「暗記が苦手」という前に、
自分が実際どれだけ「覚えよう!」という気持ちで、覚えようとしているか、
再確認してみる必要があるのではないでしょうか。
by sawayoshi45
| 2006-05-22 23:55
| 勉強のこと
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