押してダメなら引いてみよう

小学校5年生の途中から教えてきて、
中1の終わり頃に大きくぶつかってしまった生徒がいました。

中学受験を目指して勉強していて、
小学生の時はとても優秀な成績を収めていました。

ただ、軽い発達障害を抱えていて、
感情のコントロールがとても苦手な子でした。

中学受験は何とか無事に乗り越えましたが、
そこからはお決まりの燃え尽き症候群。
目標を失ってしまったことでやる気も低下。
私の宿題なども手を抜くようになりました。

でもそのことを指摘しても、本人は絶対に認めません。

「自分は頑張っている!」
「頑張っているのになんで叱られるの?」

その一点張りで、一旦パニックになると、
親御さんでも手を付けられない状態になってしまいます。

当時、発達障害について勉強不足だった私は、
そういった状態に疲れてしまい、
「いったんお休みしたほうがいいのでは」
と親御さんに提案しました。

でもその子は不安だったらしく、
「出来れば続けたい」という返事が返ってきました。

ただ、今まで通り授業を行っても、
また同じことの繰り返しになってしまうと思い、
私もその子への接し方を変えてみることにしました。

やらなかったことを責めるのではなく、
その子の言い分をしっかり聞いて、
どんな理不尽な言い訳であっても、
いったんは受け入れることにしました。

そうすると不思議とその子の心も落ち着き、
私もイライラすることが少なくなり、
割とスムーズに授業を進められるようになりました。

その子はその子なりに、
私の思いをいろいろ考えてくれたようです。

「雨降って地固まる」という諺通り、
その後はお互いに良い関係を築くことができ、
結局、高校3年生までの長い付き合いとなりました。

特に中学生のお子さんを持つご家庭においては、
子供が反抗期に差し掛かってくると、
毎日親子バトルが絶えない時期がやってきます。

お互い押し合って、イライラしているだけでは、
そのバトルが終わることはありません。
バトルを終わらせるためには、
どちらかが引かなければなりません。

ではどちらが引くべきか。

もちろん言うまでもありませんよね。
子供が自ら引くことはまずありません。

押してダメなら引いてみよう。

よく聞く言葉ではありますが、
私たちはつい押すことばかりを考え、
引くことを忘れがちです。

教育においてとても大事なことを、
この生徒は教えてくれたように思います。






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by sawayoshi45 | 2017-12-09 00:04 | 教育のこと | Comments(0)


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