恩返し
将棋の藤井聡太6段が、
師匠である杉本昌隆7段を破った、
というニュースが少し前に話題になりました。
将棋の世界では、弟子が師匠に勝つことを、
「恩返し」というそうです。
自分の教え子がどんどん力をつけて、
自分を超えていく。
まさに指導者冥利に尽きると思います。
そして先日、私の元にも、
「恩返し」の知らせが届きました。
かつて私自身が第一志望校として受験して、
結局不合格に終わってしまった大学に、
合格したという報告でした。
この子とは5年生からの長い付き合い。
その間に手を焼いた時期もあっただけに、
その子からの「恩返し」の知らせは、
私にとって、嬉しさもひとしおでした。
もしあの時どちらかが諦めていたら、
この喜びを味わうことは出来なかった。
そう考えると、諦めずにやり続けることが、
いかに大切かを学ばせてもらった気がします。
1人の生徒と長く付き合っていくと、
最初から最後まで順調にいくということは、
まずありません。
その間に必ずと言っていいほど、
何かしらの問題が生じます。
これは子供たちが精神的に不安定な成長期にあること。
そして人間のやる気は何年も続かないことを考えれば、
当たり前のことに過ぎないのですが、
私たちはついこのことを忘れて、
子供たちに多くを求めてしまいがちです。
特に教える側がこのことを理解していないと、
問題をさらに悪化させてしまうこともあります。
確かにある時期だけを切り取って見れば、
その子は「やる気がない子」に見えるかもしれません。
でも、これも当たり前のことですが、
子供たちは確実に成長していきます。
今は「やる気のない子」に見えても、
もしかしたら2年後、3年後は、
「やる気満々の子」になっているかもしれません。
そういった例を今までも何人か見てきました。
今教えている子供たちに対しても、
いつか「恩返し」してくれることを信じて、
諦めず粘り強く指導に当たりたいと思います。
by sawayoshi45
| 2018-03-12 23:30
| 教育のこと
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