苦手教科はほどほどで

「夏期講習で一気に苦手克服!」

塾ではこういった言葉が飛び交う時期ですね。
確かに時間に余裕のある長期休暇の間に、
苦手克服というのは理にかなっていると思います。

でも現実的に考えてみれば、
今まで簡単に克服できなかったからこそ、
その子にとって苦手教科になっているわけで、
それをほんの数日間の短期講習だけで、
完全に克服というのはやはり無理がありますよね。

さらに苦手教科にこだわり過ぎて、
ますます勉強嫌いになってしまうのであれば、
むしろ逆効果とも言えます。

過去に教えていたある生徒は、
苦手教科を克服するために、
受験数か月前からほぼ毎日、
塾に通うことにしました。

教えてもらう教科は苦手教科の1教科のみ。
さすがに毎日教えてもらえば克服できるだろうと、
本人も親御さんも考えたようです。

でも実際の入試でのその教科の点数は、
塾に通う前とほとんど変わりませんでした。

基本的には真面目な生徒なので、
決してサボっていたとは思えませんし、
塾の先生と合わなかったわけでもないようです。

ただ、私から見ても、
その教科に対する興味と記憶力が、
かなり弱いという印象はありました。

ですから私としては、
苦手教科はこれ以上ひどくならない程度で良しとし、
その分を他の教科でカバーしようと考えましたが、
やはり受験を前にして、
本人も親御さんも焦ってしまったのだと思います。

何とか合格はしたものの本人の中には、
「これだけやったのに結局上がらなかった」
という思いが残り、
その後、勉強への意欲も失いかけました。

そこから気持ちを立て直すのが、
とても大変だったのを覚えています。

小学校までろくに本を読んだこともない私は、
中学校時代、国語がとても苦手でした。

そこから意識して本を読むようにして、
国語の問題集をたくさん解き、
何となくコツをつかめたかもと感じたのは、
それから数年後、大学受験直前でした。

もちろん個人差はあるでしょうが、
もともと国語の苦手な子が、
漢字を覚え、語彙力を身につけ、
さらに読解力を磨くまでには、
やはりそれなりの時間がかかります。

そう考えると、苦手教科の克服に、
あまりこだわり過ぎるのもどうかと思います。

誰にでも得意不得意があるのは当たり前。

子供に限らず大人でさえ、
不得意なものをやらされるのは、
それだけでモチベーションが下がりますよね。

無理に苦手を克服しようとするよりも、
その苦手をどうカバーするかを考えるほうが、
受験ではうまくいくような気もします。






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by sawayoshi45 | 2018-07-30 00:16 | 勉強のこと | Comments(0)


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