みんな似たりよったり
家庭教師を始めてまだ間もない頃の私は、
この時期になるとよくイライラしていました。
教え子を不合格にさせるわけにはいかない。
でも子供たちは思うようには動いてくれない。
同じ学校を受験する他の生徒は、
きっともっと頑張っている(はず)なのに、
この子は本当に大丈夫なんだろうか?
他人の私でさえそう思ってしまうわけですから、
受験生の子を持つ親御さんが我が子の様子を見て、
気が気でなくなるのも無理のないことですよね。
でも、これまで20年以上、
毎年受験生を教えてきたことで、
わかったことがひとつあります。
ダメだダメだと思っていた教え子が、
何だかんだ言いながらも何とか合格を果たし、
トップクラスとまではいかないまでも、
進学先の学校でそれなりの成績を収めている。
その事実を見る限り、
本当に頑張れるごく少数の生徒を除けば、
「みんな似たりよったり」であるということ。
つまり、「他の子はみんな頑張っている(はず)」
と思っていたのは自分の思い過ごしでしかなく、
多くの子供たちが、親や先生に文句を言われながら、
ぐだぐだ受験生活を送っているということです。
もちろん「だから安心してください!」
と言いたいわけではありません。
ただ、我が子だけが特別だらしないわけではなく、
どこのご家庭の親御さんも、同じ悩みを抱えている。
そう思えるだけでも、我が子に対するイライラを、
少しは軽減できるのはないでしょうか。
親御さんからすれば、我が子の姿が全て。
「他の子はもっと頑張っている(はず)」
といった妄想にとりつかれると、
どうしても我が子の欠点ばかりが目がつき、
イライラをぶつけてしまうこともあるでしょう。
でも受験において最も恐いのは、
子供が不合格になることではなく、
親のイライラが子供に伝わることで、
子供がさらにやる気を失ってしまうことです。
虐待や言葉の暴力を受けた子供の脳が、
萎縮してしまうことは、
今や科学的にも証明されています。
「自分が受験生の頃はあんなんじゃなかった」
そう思っているお父さん、お母さん。
その気持ち、私にもよくわかります。
でも多くの人間にとって、
自分の過去はかなり美化されるらしいので、
その分は差し引いてみてあげてくださいね。
一部の優秀な人を除けば、
人間、みんな似たりよったりですので(笑)
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by sawayoshi45
| 2018-11-12 23:39
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