人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゲーム脳

ゲーム脳_f0015391_012258.jpg
昨日は駒大苫小牧、今日は青森山田。
北海道・東北勢が甲子園で頑張っております。
私にとっては、とても嬉しいことですが、
次の試合がなんと、駒大苫小牧VS青森山田。
青森出身、北海道在住の私としては、
ちょっと複雑な気分でございます。




最近はあまり聞かなくなりましたが、
何年か前、「ゲーム脳」という言葉が流行りました。
当時、この「ゲーム脳」についての話を、私の教え子たちにも話したところ、
子供たちの反応は、大きくふたつにわかれました。

ひとつは、
「う~ん、言われてみればそうかもしれない、ぼくも気をつけなくちゃ!」という反応。
遊び(趣味)と勉強、あるいは部活(スポーツ)と勉強を、
バランスよくこなしていると思われる生徒に多い反応でした。

そしてもうひとつは、
「そんなの嘘っぱちに決まっている、そんなことは絶対ない!」という反応。
「ゲーム大好きっ子」と思われる生徒に多い反応でした。
きっとゲーム好きの自分を否定されたような気になったのかもしれません。
(気持ちはわからないでもありませんが・・・)

私は医学的なことはよくわかりませんので、
ここで「ゲーム脳」の真偽について語るつもりはありません。
(というか、語れるほどの知識もありません)。

「ゲーム脳」どうこうということよりも、私が何よりも気になったのは、
自分に都合の悪い話を深く考えようともせず、
何の根拠もないのに、真っ先に否定するといった姿勢です。

誤解を招くような言い方かも知れませんが、
「勉強に向いている生徒」と「勉強に向かない生徒」が、もしいるとするならば、
もしかしたら、この姿勢の違いなのかなという気がします。

私から見て、学力がある程度高いと思われる生徒は、「素直さ」を持ち合わせています。
たとえ、自分にとって耳の痛い話であっても、
人の話にしっかり耳を傾ける心の余裕を持っています。
それでいて、何事にも「従順」というわけでもなく、自分の「芯」もしっかり持っています。

それに対して、自分に都合のいいものには異常に反応するのに、
都合の悪い話になると、とたんに耳を塞ぐ生徒。
または、一見聞いているようで、まったく聞いていない生徒。
「こうしたほうが、ミスもなくなるんじゃない?」といったアドバイスにも、
「今までこうしてきたから・・・」と、悪いクセを直そうとしない生徒。

こういった生徒は成績も伸び悩む傾向が強いような気がします。
「上がっていない」という結果が出ているにも関わらず、
今までの自分のやり方を一向に改めようとしない。
これでは、成績が上がるわけがありませんよね。

あっ、でもよく考えてみれば、子供に限らず、大人にも多いですよね。

褒められているうちは、どこまでも調子に乗るのに、
ちょっと批判されたり、自分と違った意見を言われたりすると、
とたんに攻撃的になったり、相手を見下そうとしたりする人。

今まで書いてきたことと矛盾するようですが、
こちらは逆に、高学歴の人に多かったりします。
「自分は人より頑張ってきた!」というヘンな自信やプライドが、
そうさせてしまうのかもしれません。

う~ん、こちらは「ゲーム脳」ならぬ「勉強脳」ってことになるんでしょうか?

まあ、「ゲーム脳」にも「勉強脳」にもならないよう、
何事もほどほどに、ケジメをつけてやることが大切かもしれませんね。

正しいか正しくないかは別として、
人の話には素直に耳を傾けられる心の余裕と謙虚さだけは、
常に持っていたいものでございます。
(自分への戒め)
by sawayoshi45 | 2006-08-12 00:13 | 勉強のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


by sawayoshi45

札幌の家庭教師 学びの森

以前の記事

2019年 10月
2019年 03月
2019年 02月
more...

カテゴリ

家庭教師 学びの森
自己紹介
自分のこと
教育のこと
勉強のこと
人生のこと
世間のこと
家庭教師のこと
どうでもいいこと

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

北海道
受験・勉強