ゲーム脳
昨日は駒大苫小牧、今日は青森山田。
北海道・東北勢が甲子園で頑張っております。
私にとっては、とても嬉しいことですが、
次の試合がなんと、駒大苫小牧VS青森山田。
青森出身、北海道在住の私としては、
ちょっと複雑な気分でございます。
最近はあまり聞かなくなりましたが、
何年か前、「ゲーム脳」という言葉が流行りました。
当時、この「ゲーム脳」についての話を、私の教え子たちにも話したところ、
子供たちの反応は、大きくふたつにわかれました。
ひとつは、
「う~ん、言われてみればそうかもしれない、ぼくも気をつけなくちゃ!」という反応。
遊び(趣味)と勉強、あるいは部活(スポーツ)と勉強を、
バランスよくこなしていると思われる生徒に多い反応でした。
そしてもうひとつは、
「そんなの嘘っぱちに決まっている、そんなことは絶対ない!」という反応。
「ゲーム大好きっ子」と思われる生徒に多い反応でした。
きっとゲーム好きの自分を否定されたような気になったのかもしれません。
(気持ちはわからないでもありませんが・・・)
私は医学的なことはよくわかりませんので、
ここで「ゲーム脳」の真偽について語るつもりはありません。
(というか、語れるほどの知識もありません)。
「ゲーム脳」どうこうということよりも、私が何よりも気になったのは、
自分に都合の悪い話を深く考えようともせず、
何の根拠もないのに、真っ先に否定するといった姿勢です。
誤解を招くような言い方かも知れませんが、
「勉強に向いている生徒」と「勉強に向かない生徒」が、もしいるとするならば、
もしかしたら、この姿勢の違いなのかなという気がします。
私から見て、学力がある程度高いと思われる生徒は、「素直さ」を持ち合わせています。
たとえ、自分にとって耳の痛い話であっても、
人の話にしっかり耳を傾ける心の余裕を持っています。
それでいて、何事にも「従順」というわけでもなく、自分の「芯」もしっかり持っています。
それに対して、自分に都合のいいものには異常に反応するのに、
都合の悪い話になると、とたんに耳を塞ぐ生徒。
または、一見聞いているようで、まったく聞いていない生徒。
「こうしたほうが、ミスもなくなるんじゃない?」といったアドバイスにも、
「今までこうしてきたから・・・」と、悪いクセを直そうとしない生徒。
こういった生徒は成績も伸び悩む傾向が強いような気がします。
「上がっていない」という結果が出ているにも関わらず、
今までの自分のやり方を一向に改めようとしない。
これでは、成績が上がるわけがありませんよね。
あっ、でもよく考えてみれば、子供に限らず、大人にも多いですよね。
褒められているうちは、どこまでも調子に乗るのに、
ちょっと批判されたり、自分と違った意見を言われたりすると、
とたんに攻撃的になったり、相手を見下そうとしたりする人。
今まで書いてきたことと矛盾するようですが、
こちらは逆に、高学歴の人に多かったりします。
「自分は人より頑張ってきた!」というヘンな自信やプライドが、
そうさせてしまうのかもしれません。
う~ん、こちらは「ゲーム脳」ならぬ「勉強脳」ってことになるんでしょうか?
まあ、「ゲーム脳」にも「勉強脳」にもならないよう、
何事もほどほどに、ケジメをつけてやることが大切かもしれませんね。
正しいか正しくないかは別として、
人の話には素直に耳を傾けられる心の余裕と謙虚さだけは、
常に持っていたいものでございます。
(自分への戒め)
by sawayoshi45
| 2006-08-12 00:13
| 勉強のこと
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