「楽しい」と「ラク」
すっかり秋の気配です。
おでん、湯豆腐、鍋、ラーメン・・・・
温かいものが、とても美味しく感じられます。
やっぱり、「食欲の秋」ですよね!
「楽しい仕事」と「ラクな仕事」は別ですよね。
私は今の仕事を自分にとって「楽しい仕事」だとは思っていますが、
「ラクな仕事」だと思ったことは一度もありません。
きっと何の仕事でも同じだと思いますが、
長くやっていれば、必ずどこかで壁にぶつかります。
その壁を乗り越えていくには、精神的にも肉体的にも「苦しみ」が伴います。
でも、そういった「苦しみ」を全部ひっくるめたうえで、
いや、そういった「苦しみ」があるからこそ、
「楽しい仕事」だと実感できるのではないかと思います。
同様に、「楽しい勉強」と「ラクな勉強」も違います。
私は「楽しい勉強」を心がけているつもりですが、
「ラクな勉強」を教える気はまったくありません。
というより、「ラクな勉強」の存在自体を私は知りませんので、教えることは出来ません。
「ラクな勉強」を教えてもらえると思って、
塾や家庭教師を利用しようとする人がいらっしゃるようですが、
それは大きな間違いだと思います。
成績を上げるために利用するのはいいですが、
決して「ラクな勉強」で成績が上がることはありません。
成績を上げるためには、成績が上がるような勉強が必要です。
それは決して「ラクな勉強」ではなく、むしろ、「苦しい勉強」です。
そして、その「苦しい勉強」を自分で乗り越えて、
初めて「楽しい勉強」を実感できるのではないかと思います。
塾や家庭教師が勝手に乗り越えさせてくれるわけではありません。
乗り越えるのは、あくまで自分自身でしかありません。
「人は極端に何かをやれば、必ず好きになる性質を持っている」という言葉があります。
確かに、最初はイヤイヤやっていたものであっても、
一生懸命取り組んでいるうちに、いつの間にか好きになっていることってありますよね。
それは「好きだからやった」のではなく、「やったから好きになった」ということだと思います。
当然やっている間は、「ラク」ではありません。
「苦しみ」のほうが大きいことのほうが多いのではないかと思います。
でも、その「苦しみ」を自分で乗り越えたという実感が、
結果的に「楽しい」につながるのではないかと私は思っています。
ある程度「苦しむ」覚悟がなければ、
本当の意味で「楽しみ」を味わうことは出来ないのではないかと思います。
つまり、
「ラクな勉強」「ラクな仕事」ばかりを求めている人には、
「楽しい勉強」「楽しい仕事」も味わえないということです。
「ラクに成績を上げる方法」
「ラクに稼げる仕事」
そんなものがあるわけがありません。
そんなものを追い求めるよりは、
まずは目の前にあることを「極端にやってみる」ことのほうが、
よっぽど前進できるのではないかと思います。
さて、自分は今の仕事を極端にやっているかどうか・・・
う~ん、極端とまでは言い切れないかも・・・。
自分で書いておきながら、ちょっと凹み気味のサワダでございます。
by sawayoshi45
| 2006-09-07 02:43
| 勉強のこと
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