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「心」は「コロコロ変わる」から「ココロ」、という話を聞いたことがあります。
たしかに「心」という漢字をよく見ると、点があっちを向いたりこっちを向いたり、
「コロコロ変わる」様子がよくわかりますよね。

そして私が接する小学校高学年から高校生という年代の生徒は、
その「心」の変化が特に激しいお年頃でございます。

昨日までは従順で素直だった子が、突然反抗し始めたり、
親の前ではおとなしい、いわゆる「良い子」が、
学校では陰湿ないじめの首謀者だったり、
と私たち大人からすれば全く理解できないような行動をとることがあります。

まあ、自分の「心」ですらよく解らないこともあるわけですから、
他人の「心」を理解するのは、それだけ難しいということなんでしょうね。

私は心理学者やカウンセラーといった、「心」の専門家ではありませんが、
勉強の成果を出すためには、
やはり「心」の問題は避けて通れないことだと思っています。

勉強は「心」が安定した状態でやって、はじめて効果を発揮するもの。
「心」がイライラした状態のまま、
無理やり勉強させたところで成果はほとんど期待できない、
私はそう考えています。

勉強に集中できない。
落ち着きがない。
宿題をやらない。
よく物を無くする。

そういった生徒の口から出てくる言葉は、周囲への不平不満がほとんどです。

「親がウザい」
「学校の先生がムカつく」
「クラスの○○がキモい」

まあ、そういう子供たちの気持ちもわからないわけではないのですが、
共通点は自分本位、つまり、ワガママといったところでしょうか。

そこには、
「親の気持ち」
「先生の気持ち」
「クラスメイトの気持ち」
を思いやる「心」はあまり感じられません。

もちろん私も中高生の頃は、「親がウザい」と思ったことはあります。
でも、その度に、
「今の自分は親に食べさせてもらっている身、文句があるなら一人前になってから・・・」
と自分に言い聞かせて、何とかそういった「心」を鎮めていました。

「学校の先生がムカつく」と思ったこともあります。
でも、「学校の先生がムカつく」ことと「勉強が出来ない」はまったく無関係です。
なぜなら、勉強は「教えられるもの」ではなく、「自分でやるもの」だからです。

「勉強大好き!」という人は別として、
きっと多くの生徒にとっては、勉強は「イヤなもの」だと思います。

「イヤなもの」と向き合っていくためには、忍耐力が必要です。
そして、忍耐力を培うためには、相手を思いやる「心」が必要だと思います。

親を思いやる「心」があるからこそ、
家の手伝いをしたり、親の言うことにも耳を傾けようという気になります。
家の手伝いをよくする子は、一般に成績も良いというデータもあるそうです。

先生を思いやる「心」があるからこそ、
授業をしっかり聴こうとか、宿題もちゃんとやろうという気になります。

クラスメイトを思いやる「心」があるからこそ、
人をバカにしたり悪口を言ったり、ということはしなくなります。
自然にいい友人関係にも恵まれ、「心」は安定します。

すべてに共通するのは、相手の気持ちを思いやる「心」です。

つまり、成績を上げるためには安定した「心」が必要不可欠であり、
安定した「心」を得るためには、相手を思いやる「心」が必要だということです。

もっとも、それは同時に私たち大人にも言えることだと思います。
子供の心を無視して、大人の都合だけで子供に不平不満をぶつけていないかどうか、
反省してみる必要がありそうですね。

まずは私たち大人が「心」を安定させること。
それが何よりも大切なことかも知れませんね。
by sawayoshi45 | 2006-12-15 23:07 | 教育のこと


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