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急がない、急がせない

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暑いんだか、
寒いんだか、
よくわからない天気です。
札幌も梅雨入り?



限られた時間の中で、
出来るだけたくさんのことを教えて、早く結果を出してあげたい。

教える立場になったことのある人なら、
きっと誰もがそういった思いを抱くと思います。

でも、その思いが強くなると、
どうしても「急いだ指導」になってしまいがち。

自分では気づかぬうちに、自然に早口になって、
生徒が本当に理解しているかどうか確認もせずに、
教えたいことを機関銃のようにしゃべりまくる。

でも皮肉なことに、そうやって「急いで」教えた内容は、
当の子供たちには、全く伝わっていないことがほとんど。

結局は、虚しい結果に終わることが多いですよね。

お恥ずかしい話ですが、
私も以前、この「病気(?)」にかかったことが何度もあります。

いや、今でも時々そうなりかけることがあって、
その度に、「急ぐな、急ぐな」と自分に言い聞かせるようにしています。

「中途半端に10個に手を付けるよりも、1つ1つを確実に」
それが私の10年間変わらぬ指導方針です。

ですから、たくさんの問題を解かせることよりも、
少ない良問を、頭に焼きつくまで何度も繰り返させるほうを私は好みます。

宿題の出し方についても、よく親御さんに聞かれることがありますが、
私の宿題の出し方はいたってシンプル。

「やったことをしっかり覚えてもらう」、ただそれだけです。

もちろん、そのために補足プリントなどを与えることはありますが、
一般の塾などに比べれば、量はかなり少ないほうだと思います。

「それじゃあ、足りないのでは・・・」という声が聞こえてきそうですが、
私は、決してそんなことはないと思います。

現にそれだけで、短期間に苦手教科を克服した生徒を何人も知っています。
もちろん、「しっかり覚える」という約束を守ってくれた生徒に限りますが・・・

成績が下がってしまう理由はただひとつ。

学校で教わったことや問題集などでやった問題を、
「覚えていないから」です。

早く先に進むばかりが、勉強ではありません。
宿題を多くすれば、成績が上がるわけでもありません。

いくら早く進もうが、何枚プリントをこなそうが、
やったことを覚えていなければ、何の意味もありませんよね。

「急がない、急がせない」

今後もこの言葉を肝に銘じて、指導にあたりたいと思います。
by sawayoshi45 | 2008-06-20 00:55 | 勉強のこと


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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