カテゴリ:教育のこと( 183 )

育て方の問題?

兄弟姉妹や双子の生徒を、
同時に指導させて頂くことがあります。

他人から見れば見た目はそっくりですが、
その性格も能力も、
全く違うことが多いです。

もし親の育て方の問題だとしたら、
同じ親に同じように育てられた子は、
性格も能力も同じになって当然です。

でも実際はそうでないことは、
彼ら(彼女ら)が証明してくれています。

ちなみに私にも兄と姉がいますが、
もちろん性格も学校時代の成績も、
三者三様、全く違います。

学校の成績は私が一番の優等生でしたが、
社会に出てからは私が一番の劣等生です(笑)。

我が子が努力家で優秀な成績だとしたら、
自分の育て方を自慢するのではなく、
そういう子に育ってくれたことに、
感謝するべきだと思います。

逆に我が子の成績が悪かったとしても、
自分の育て方が悪かったと嘆くのではなく、
そういう子から学ぶ機会を得られたことに、
感謝するべきだと思います。

くれぐれも感情にまかせて、
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は出来たのに」
といった類の言葉をぶつけてはいけません。

我が子を全員東大に合格させる親は、
それはそれで確かに立派だと思いますが、
だからといって同じように育てれば、
誰もが東大に入れるわけではありません。

子供たちがみんな、
親や先生の望み通りに育つとしたら、
世の中はお医者さんと弁護士、
それと公務員だらけになってしまいますね(笑)。

子供たちはみんな個性的。
双子ですら同じ性格、同じ能力に、
育つことはありません。

「今の子供たちには個性がない」
と言われるようになって久しいですが、
個性的な子をわざわざ個性のない子に、
育てようと必死になっているのは、
実は私たち大人なのかもしれませんね。






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by sawayoshi45 | 2018-06-19 23:14 | 教育のこと | Comments(0)

勉強不足

子供たちがテストで点数が取れないのは、
子供たちの勉強不足が主な原因であることは、
否定することはできません。

でも、子供のことを理解しようとせず、
ただ自分の感情だけで子供に接するのは、
私たち大人の勉強不足です。

テストの点数を見て子供を叱る前に、
そのテストの中身に、
しっかり目を通していますか?

そのテスト問題、
あなたは簡単に解くことが出来ますか?

仮に「私には解ける」としても、
大人と子供の知識量と人生経験の差、
考えたことありますか?

言葉を覚えてまだ10年そこそこの子供と、
40年以上の人生経験を積んでいる自分を、
同じ土俵で比べてはいけません。

大人には考えられないミスをするのが、
子供たちの特徴ですし、
大人には考えられない発想をするのも、
子供たちの特徴です。

そういったことに思いを巡らすことなく、
ただ子供が思い通りにならないことにイライラし、
感情にまかせて子供を叱っているなら、
それは大人の勉強不足と言わざるを得ません。

私が子供だった頃に比べて、
今は脳の研究がずいぶんと進みました。

子供の成績の良し悪しが、
必ずしも努力量に比例しないことは、
今さら言うまでもないことですね。

記憶力に個人差があるのは当然ですし、
努力できる体質かそうでないかも、
遺伝子レベルである程度決まっているとか。

それは叱れば何とかなる、
といったレベルの問題ではありません。

また発達障害のことを理解できない先生が、
今どき学校や塾にはいないと思いきや、
実際はそうでもないようです。

『勉強が出来ないのは、
全てお宅のお子さんの努力不足』

『何か問題が起きると、
子供の言い分も聞かず、
全てお宅のお子さんの責任』

『生徒ばかりでなく先生からまで、
変わり者扱いされている』

そういう話を聞くたびに、
この温厚な私(?)でさえ、
強い憤りを覚えます。

子供の勉強不足を責める前に、
まずは自分の勉強不足を恥じるほうが、
先ではないかと思います。






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by sawayoshi45 | 2018-06-15 23:43 | 教育のこと | Comments(0)

奇麗な花を咲かせる土

奇麗な花があるとする。
その奇麗な花を咲かしているのは何だ。
それは土だろう。
奇麗な花よりもそれを咲かせている土になれ。
そういう人間になれ。

元プロ野球選手の松井秀喜氏が、
星稜高校時代の恩師である山下監督から教わった
「あるべき指導者の姿」だそうです。

自分の名誉と実績のために、
選手に反則行為まで命じるような、
どこかの大学の監督に聞かせたい言葉ですね(笑)。

成績が上がるのは生徒の頑張り。
成績が上がらないのは指導者の責任。

勉強を教えている多くの指導者はきっと、
普段はこのように語っているはずです。

でもその本心が真逆であることは、
合格実績をデカデカと載せている、
塾のチラシを見れば明らかですね。

もともと優秀な生徒をたくさん集めて、
難関校への合格者数を競っている。
そんな塾の姿勢からは、
「奇麗な花を咲かせる土」であろうという思いは、
あまり感じられません。

まあ、そう言っている私自身も、
教え子が良い結果を出してくれた時は、
周りに知らしめたい気持ちになりますし、
逆に悪い結果になった時は、
つい言い訳したくなる気持ちにもなります。

そういった意味では、指導者として、
私もまだまだ未熟なんだなと思います。

指導者も感情を持った人間である以上、
なかなか「土」に徹するのは難しいものですが、
だからこそ心に刻んでおきたい言葉だなと思います。






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by sawayoshi45 | 2018-06-08 22:56 | 教育のこと | Comments(0)

裏切られてナンボ

「親は子供に裏切られて成長するもの」
以前、私の友人が語っていた言葉です。

この友人は先生でも教育者でもありませんが、
その言葉は私にとって「名言」に聞こえました。

私はその言葉を聞いて以来、
「先生は教え子に裏切られて成長するもの」
と、自分に言い聞かせて仕事をしています。

私の教え子には発達障害の生徒もいます。
また、診断は受けていないものの、
グレーゾーンと思われる生徒もいます。

彼ら(彼女ら)の多くは、
人の言うことを聞くことがとても苦手です。
もちろん私の言うことも聞いてくれません(笑)。

若い頃は、それに腹を立てて、
生徒とぶつかってしまうこともよくありました。

でもいつの頃からか、そういったことも含めて、
子供たちを受け入れられるようになりました。
そして子供たちのそういった行動を、
むしろ楽しめるようにもなりました。

自分で言うのも何ですが、経験を重ねることで、
先生として少しは成長できたのかなと自負しています。

親(先生)がいくら強く願っても、
その思いを簡単に裏切るのが子供です。

そして裏切ることで成長するのも子供ですし、
裏切られて成長するのも親だと言えます。

思い通りにいかない子供に対して、
イライラを募らせるだけで終わるか、
自分の成長の機会だと捉えるかで、
子供たちへの接し方は大きく変わるはずです。

「親は子供に裏切られて成長するもの」

みなさんも子供にイラっとしたときは、
是非この言葉を自分に投げかけてみては、
いかがでしょうか。






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by sawayoshi45 | 2018-06-01 23:57 | 教育のこと | Comments(0)

あら探しよりもいいとこ探し

子供の成績が下がった時でも、

あら探しをして責めるのではなく、

「ここはよく出来てたよね!」と、

いいとこ探しをしているお母さんがいます。


その子は決して勉強が得意というわけではありませんが、

私との授業も普段から楽しみにしてくれているようで、

これから先も勉強嫌いになる確率は低いなと思います。


子供が勉強嫌いになる理由。


その多くは「わからない」からだと思いますが、

それ以上に大きい理由は、

「出来なかったことを責められる」

からだと私は思っています。


出来なかったことに対しては、

本人が一番悔しさを感じているはず。

そこにわざわざあら探しまでして、

子供から余計にやる気を奪う必要、

どこにあるのでしょうか。


もちろん反省することは必要です。

でも大事なのは「次」ですよね。


あら探しをして子供を責めるだけでは、

親子の関係が悪化することはあっても、

事態が改善することはありません。


テストというのは健康診断と一緒です。


健康診断の結果が悪かったからといって、

「どうしてお前は不健康なんだ!」と、

責めたところで何の解決にもなりません。


精神的に追い詰められて、

ますます不健康になってしまいますよね。


でも似たようなこと、

私たちは子供たちにしているように思います。


中学校も高校も、もうすぐ定期試験が始まります。


もちろん良い結果を出して欲しいというのは、

親御さんの願いでもあり、私の思いです。


でも、こちらの期待通りの結果を、

必ずしも子供が出してくれるとは限りません。

期待が大きければ大きいほど、

失望感に襲われることもあるかと思います。


そんな時、つい感情的になって、

子供のあら探しをしたくなる気持ち、

私にも痛いほどわかります。


でも、大事なのはあら探しではなく、

「次」をどうするかですよね。


あら探しはなるべく控えめにして、

出来ればいいとこ探しをしてあげて、

「次」につながる接し方を、

私たちは考えるべきかもしれません。







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by sawayoshi45 | 2018-05-28 23:40 | 教育のこと | Comments(0)

人(子供)の行動にはワケがある

最初にあの映像を見たときは、
「なんて卑劣な選手だろう」
と、正直思いました。

でも謝罪会見に現れたその選手は、
意外にもとても真面目そうな好青年。
少なくとも私にはそう見えました。

会見の内容を聞いて、
本当に卑劣だったのは選手ではなく、
指導者側だったことが明らかになりました。

もうおわかりだと思いますが、
例の日大アメフト部問題です。

指導者側は、あくまで選手の単独行動、
という形にしたがっているようですが、
百歩譲って仮にそうだったとしても、
選手をそこまで精神的に追い込んだ罪は、
辞めて済む問題ではありませんよね。

以前、塾に勤めていた頃、
頻繁にカンニングをする子がいました。
その子は当時まだ小学生でした。

小学生の子がカンニングをしてまで、
「出来たフリ」をする理由。
大人の方ならだいたい予想がつきますよね。

私はその子を叱るのではなく、
あえて気付かないフリをしながら、
「間違うことは恥ずかしいことじゃないよ」
「間違ったらまたやり直せばいいだけ」
といったメッセージをその子に送り続けました。

多少時間はかかりましたが、
いつの間にかその子のカンニング癖は直り、
それまで一向に上がることのなかった成績も、
少しずつ上向きになっていったのを覚えています。

日大アメフト部の件もそうですが、
人間、特に子供の行動には、
必ず何らかの理由があります。

程度の差はあれ、指導を受ける側は、
指導する側からのプレッシャーを、
常に受けているのも確かだと思います。

子供がカンニングをした。
子供がウソをついた。
子供が反抗的な態度をとった。

こんな時、子供をただ叱り飛ばすだけでは、
何の解決にもなりませんよね。

大事なのは力ずくで解決することではなく、
その行動をとった理由に思いを馳せ、
その子にしっかり向き合うことだと思います。






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by sawayoshi45 | 2018-05-24 23:22 | 教育のこと | Comments(0)

五風十雨

「五風十雨(ごふうじゅうう)」
という言葉があります。

五日にいっぺん風が吹き、
十日にいっぺん雨が降る。
農作物が最も良く育つ気候条件だそうです。

一生何の苦労をすることもなく、
好きなことだけをして暮らせるなら、
それに越したことはありませんが、
長い人生、そういうわけにはいきませんよね。

生きていれば必ずどこかで、
「風」が吹くこともあれば、
「雨」が降ることもあります。

でもこの「風」や「雨」があるからこそ、
私たちも人間として成長することができる。
まあ、そんなところでしょうか。

私と生徒との関係も一緒です。

生徒を長い年月で見ていると、
最初から最後まで何事もなく、
うまくいくなんてことはまずありません。

どんなに真面目で優秀な子であっても、
途中で何らかの問題が出てくるのが普通です。

最初は物珍しさ(?)からやる気になって、
すぐに成績が上がることもありますが、
その後もずっとモチベーションを維持できる子は、
ほとんどいません。

子供の感情の起伏の激しさは天下一品。
必ずどこかで慣れというか、飽きがきます。

授業中に眠そうな態度を取り始めたり、
突然、宿題をサボるようになったり・・・。

こういったことが起きると、
多くの親御さんは焦り始めるようですが、
私にとってはある意味、日常茶飯事。
むしろここからが勝負だと思っています。

というのは「雨降って地固まる」の言葉通り、
この時期を我慢強く乗り越えることで、
さらによい関係が築けることを、
経験上、知っているからです。

思春期の子供たちの感情に、
「風」が吹いたり、
「雨」が降ったりするのは当たり前。

むしろ問題なのは、私たち大人が、
子供たちの「風」や「雨」に過剰に反応して、
無理やり押さえこもうとすることではないか。
私にはそんな気がします。






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by sawayoshi45 | 2018-05-12 22:55 | 教育のこと | Comments(0)

中学受験を失敗に終わらせないために

もし受験当日3日前に、
お子さんの第一志望校の受験問題が、
流出してお金で買えるとしたら、
あなたは欲しいと思いますか?

もし買ってでも欲しいと思ったなら、
あなたは受験生の親として失格。
子供に中学受験はさせるべきではない。

以前、こんな記事を読んで、
なるほどそうかもしれない、
と思ったことがあります。

実は東京に住む私の親戚の中にも、
中学受験で失敗した人がいます。

といっても、ここでいう失敗というのは、
不合格ということではありません。

第一志望校に合格はしました。
ただ、合格までの過程が間違っていたため、
合格後、子供は全く勉強しなくなりました。

私の叔母は、自分の息子に、
「合格さえしたら、ゲームを好きなだけやってもいいから」
と約束して、受験勉強をさせていたそうです。

子供は合格後、
その約束を忠実に守りました(笑)。
今でこそ笑い話となっていますが、
当時の親子バトルは凄まじかったそうです。

大学受験や高校受験の場合は、
ある意味、本人次第という所もありますが、
中学受験は子供がまだ幼いために、
親子の共同作業といった側面が強いですよね。

それだけに親が「合格」にこだわり過ぎると、
親子ともに間違った方向に進んでしまうことも、
少なくないようです。

中学受験を通して、
子供に何を学ばせるのか。

ただ受からせるだけが目的なのか。
子供に学ばせることが目的なのか。

親がその目的を見誤りさえしまければ、
たとえ結果が不合格だったとしても、
その経験は子供にとって、
大きな「学び」になるのではないでしょうか。






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by sawayoshi45 | 2018-05-07 23:09 | 教育のこと | Comments(0)

恩返し

将棋の藤井聡太6段が、
師匠である杉本昌隆7段を破った、
というニュースが少し前に話題になりました。

将棋の世界では、弟子が師匠に勝つことを、
「恩返し」というそうです。

自分の教え子がどんどん力をつけて、
自分を超えていく。
まさに指導者冥利に尽きると思います。

そして先日、私の元にも、
「恩返し」の知らせが届きました。

かつて私自身が第一志望校として受験して、
結局不合格に終わってしまった大学に、
合格したという報告でした。

この子とは5年生からの長い付き合い。
その間に手を焼いた時期もあっただけに、
その子からの「恩返し」の知らせは、
私にとって、嬉しさもひとしおでした。

もしあの時どちらかが諦めていたら、
この喜びを味わうことは出来なかった。
そう考えると、諦めずにやり続けることが、
いかに大切かを学ばせてもらった気がします。

1人の生徒と長く付き合っていくと、
最初から最後まで順調にいくということは、
まずありません。

その間に必ずと言っていいほど、
何かしらの問題が生じます。

これは子供たちが精神的に不安定な成長期にあること。
そして人間のやる気は何年も続かないことを考えれば、
当たり前のことに過ぎないのですが、
私たちはついこのことを忘れて、
子供たちに多くを求めてしまいがちです。

特に教える側がこのことを理解していないと、
問題をさらに悪化させてしまうこともあります。

確かにある時期だけを切り取って見れば、
その子は「やる気がない子」に見えるかもしれません。

でも、これも当たり前のことですが、
子供たちは確実に成長していきます。

今は「やる気のない子」に見えても、
もしかしたら2年後、3年後は、
「やる気満々の子」になっているかもしれません。

そういった例を今までも何人か見てきました。

今教えている子供たちに対しても、
いつか「恩返し」してくれることを信じて、
諦めず粘り強く指導に当たりたいと思います。






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by sawayoshi45 | 2018-03-12 23:30 | 教育のこと | Comments(0)

心理的リアクタンス

東大生の多くが親から、
「勉強しなさい」
と言われたことがないそうです。

東大生には遠く及びませんが、
私も親からそう言われた記憶はありません。

私はあまのじゃくな性格なので、
もし子供の頃に言われていたら、
絶対に勉強しなかった自信があります(笑)。

自分には人並外れた運動神経もなければ、
楽器も弾けないし芸術的才能もない。
でも勉強なら努力さえすれば、
1番になれるかもしれない。

そう思ったことが、
私が勉強に目覚めたきっかけでした。

決して誰かに「勉強しなさい」と言われて、
やる気になったわけではありません。

人は誰もが、
「自分のことは自分で決めたい」
という欲求を持っているそうです。

ですから人に指図されればされるほど、
逆に反抗しようという気持ちが強くなります。

これを「心理的リアクタンス」というそうですが、
きっと皆さんにも覚えがあるのではないでしょうか。

子供に対して、
「勉強して欲しい」「やる気になって欲しい」
と思うのは、紛れもない親心だと思います。

でもだからといって、
「勉強しろ」「やる気になれ」
と言い続けるのは逆効果ですね。

「これなら勉強してやってもいいか」
と子供に思わせる環境を自然に作ってあげることが、
私たち大人の役割かもしれませんね。






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by sawayoshi45 | 2018-03-06 00:10 | 教育のこと | Comments(0)


【札幌の家庭教師 学びの森】   サワダと申します。


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